ミユと似たとこありますね?足音といい影の薄さといい...ただ性格は割と前向きなのでそこは真逆ですね。ただ自己認識はちょっと似ていると思います。
成功体験があるから、忘れないでって懇願するんじゃなくて忘れられないようにしよう!ってタイプになってる。
...SRTか。悪くないな?
改めて言いますが私は目を見ることで人の感情が分かるんです。それっていい事だって思う人居ると思いますが、感情が分かるとですね?その人をどれだけ知ってるかにはなりますが、思ってることが何となく分かるようになってくるんですね。
気配の薄さですでに不気味なのに、心まで読めちゃったらね?お化けでも見るような目で見られてしまいまして...長らく友人が居ませんでした。一番デカい要因は気配の薄さでしょうけど。
そんな中であったのが久田イズナちゃんです!彼女と友達になり、関わっていくうちに私の気配の薄さの原因が掴めまして、結果!遂に人に避けられないようになりました!
──やったね!
さて...人と関わりが増えて気付いたことがあります。それは...?
人はギャップにすごく影響されるということを!
そうなんです...例えばとてもしっかりしている人間がふざけているところを見るとそれを素だと思うように。とても怠けている人間が急に真面目になったらそれが本当の姿だと思うように。
幽霊として見られていた私は、イズナさんを見て学んだ愛嬌を見せてみたところ?まぁ見事に認識が180度変わりましたね?手の平ドリルかよ
はい。愚痴はさておき、何が言いたいかっていうと私が能力を使いたいと思ったときに普段と違う姿を見せたらこの時は使っているんだな普段は使っていないんだなって思われるってことです。
つまり演技で誤魔化せば、これを人の為に良い事に使えるのでは?と思いまして?私は考えました。
──人というのは
と、どこかでそんな感じのを見たのを思い出した私はこの力で助けることができるのでは?って気付いたわけですよ。しかもそれを助けれたら同じく辛い思いをしてる人も間接的に助けられるはずって。
私にしかできないことで誰かを助ける!それってとてもかっこよくない?そうと決まれば練習だ!
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「っと思ってたんだよイズナちゃん...」
「すごく立派だと思いますが、何かあったんです?」
もうすぐ二年生になろうとしている私、心目サリは今、イズナちゃんに慰めてもらってます...。めっちゃモフモフ癒される~ここに住みたいなぁ...
え?何があったって?いやぁ
共感力と能力の弊害ですね?どれだけ辛いかっていうのが分かってしまうのが問題でして...話してくれるようになるまではスムーズなんですがそっから先はゴリゴリ石臼で挽かれるように痛みが伝わってきて...とてもつらい。
「イズナちゃん~溜め込んじゃダメだよ? 限界まで溜め込んでるとすごく苦しいのが分かるから...」
「はい...なんというか大変ですね?」
「うん...イズナちゃんの事好きだからこんな思いさせたくないしいつでも相談してね?」
「ふぇ!?」
「...?」
何か間違ったこと言ったかな?顔が赤くなっちゃったや...恥ずかしがってるね?でもなんか嬉しそうだし大丈夫かな
「そういえば、同級生に高校生の姉が居るんだけど、なんかその人にママって呼ばれたよ...」
「ママですか?! 何をしたのですか!」
「別に...? 役割でしっかりしないといけないのが苦痛だったらしいから慰めるためによしよしと...」
「サリちゃん...」
「え?何?」
あっなんかすっごいジト目で見られた...え?なんか問題あったかな?
「それ毎回やっているのですか?」
「毎回じゃないけど...時々?」
「イズナはサリちゃんの将来が心配になってきました...」
「なんで!?」
イズナちゃんに心配されちゃった...練習目的で手あたり次第やってたけど、こうなるならやる人間は絞った方がよさそうだね?でも頼られるのは気分がいいから...自分の存在価値が上がっている気がしてとっても。
ただその姿を求められるのはミイラ取りがミイラになっちゃう気がするから私の直感でやる人を決めていく感じでいいかな?
「そういえばイズナちゃんってさ?尻尾とかモフモフしても嫌がらないんだね?今更気にするの?って話だけど」
「たしかに今更ですね? ...サリちゃんだったら大丈夫です。」
「やった~!いっぱいモフモフするもんね~!」
「......」
わぁ~最高だぁ~私の特権ってことでしょ?嬉しい~~!──ん?なんかイズナちゃん怒ってる?え?なんで相反する二つの感情が入り乱れてるの?え?怖い...ごめんって止めるよ。
「イズナちゃん? 怒ってる?」
「満足しましたか?」
「うん」
「なら良かったです」
イズナちゃんが凄いむすっとした表情になってる。え?そんなに嫌だったの?え?もしかして嫌われちゃった?あわわ...あわ...あわ...
私があわあわしてるとイズナちゃんがクスッと笑いだした。
「そんなに慌てないでください!サリちゃん!」
「ふぇ?嫌いになってない?」
「ならないですよ!何があっても絶対に」
「よっ、良かったぁ...」
嫌われたと思って涙目になってた私をいつもの満面の笑みで落ち着かせてくれたイズナちゃん。何か隠してそうな気配もなくて本心で言ってることが分かってるのでホントに安心したよぉ...。
なんならめっちゃうれしそうなんだけど?もしかしてやり返した感じ?心臓に悪いからやめて欲しい...私が悪いんだろうけど?
てか聞こえなかったけどなんか小声で言った?
「さぁ! 今日も修業の時間です! 今日こそは習得しますよ?」
「う、うん! だいぶ上達はしてるからあと少しだよ! がんばろう!」
さっきのドタバタはどこへやら?今日も一日忍者になるための修業をし始めたイズナとそれを手伝うサリ。忍び足を習得できるのはいつになるんだろうか?
──もしかしたらそれは割とすぐなのかもしれない。
あとがき
「悩み相談の苦しみは実体験...自己嫌悪に陥るとこだったからね」
はい。作者です。
クラスの中でもチビっ子で可愛いサリちゃんがイズナちゃんのような愛嬌を手に入れたらどうなる?
正解は、クラスの愛玩動物になる。今までの認識は記憶を曲解させて恥ずかしがり屋過ぎて隠れてた子と認識しました。人は信じたいものを信じるとても身勝手な生き物なのでね。だから数年後大変なことになるんだよ。
サリちゃんの感情把握について不思議に思っている人の為に言いますが、プルチックの感情の輪を調べてみてください。それを認識していると思ってください。