ニセコイ・モウソウ   作:ぬめり

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ここから本編ですな。今回も短く思いついたのを適当に。


第二話

 僕の名前は佐藤悠也。中学で一条達と出会って、その後なんとか凡矢理高校に入学できた。後々で知ったがマジでギリギリ合格点だったらしい。普通に中学レベルの学力でも馬鹿にならんことが分かった。というより僕が馬鹿なのか?普通に2度目の人生だぞ?

 

 まぁ、受かったから良いか…。クラスも皆んなと同じだったし。

 

 当の凡矢理高校生活だが、なんだかぬるっと月日が過ぎ、何で他のクラスには行かねぇんだよというツッコミを思わずしたくなるほどに1-C

には転校生が来た。というか一回ツッコんだ。そして何でウチのクラスは転校生を受け入れられる程に席が空いてんだよ。3人だぞ3人?しかも全員美少女である。

 いつの間にか一条にホの字の桐崎さん。その2の鶇さん。つい先日来た、元から惚れてた橘さん。因みに前世からの推しは鶇さんであり、鶇さんを見ると鼓動が尋常じゃないことになり血反吐が出そうなので毎回奥歯を噛み締めている毎日。そしてそんな鶇さんに惚れられている一条を見て血涙が流れる毎日である。多分鶇さんのことが好きなのは舞子にバレている。

 

 休日、妹が受験勉強の息抜きにちょっとブラブラしたいというので、保護者代わりについていった。一応学区外だと、保護者同伴という形でないと先生に見つかった時面倒らしい。両親は2人とも仕事で家にいなかったから仕方なくだが、自分もジャンプの新刊を買いに街の本屋へ行くつもりだったので都合が合ったのもある。

 

「んじゃ、私ここで買い物してるから終わったら連絡するね。その間適当にほっつき歩いててよ」

 

「んー、分かった。…ほっつき歩いててよ…?まあ良いや」

 

 実際ジャンプを買った後ほっつき歩いてた。自分でもびっくりした。こんなほっつき歩けるものかと(?)

 

 ふと目を向けると、前から橘さんとデート中の一条が来ていた。

 

「よっす一条地獄に堕ちろ。橘さんもどうも。デート中とは羨ましいなこの野郎地獄に堕ちろ」

 

「あぁ…よぉ、悠也。これはデートっていうか、いやまぁデートなんだが…え?今じご」

 

「そうです!デートです!えーと…佐藤さん、でしたっけ」

 

「へぇそうです。んじゃあな一条、デート楽しめよ地獄に堕ちろ」

 

「お、おう。…なぁお前さっきからじご」

 

「じゃあな!お二人さん!!」

 

「お、おう…?」

 

 ふぅ。美女達を侍らす羨ましさに思わず語尾が「地獄に堕ちろ」になってしまった。危ない危ない。…ちょっと面白そうだから白々しい顔して後ろ着いて行ってやろ。口笛でも吹いて…

 

「ふ、ふすぅーふすぅー」

 

 出ねぇや。

 

「ん…?」

 

 何人か2人をつけているのがいるな。はうあっ!あ、あれは…っ!ごばぁはっ(血反吐)、女装した鶇誠士郎!いや元々女性なんだから正装なのか?いや正装ではないか。何て言うんだ。そんなことより可愛すぎる。周りにちょっと人が集まっているが、それも頷ける。どう見たってモデルの人にしか思えないくらいだ。

 …あ、道訊いたらそのまま通り過ぎた。一条も橘さんも気づかない。明らかに鶇さんなんだが。軽く挨拶でもしとくか。ありがたや。

 

「鶇さんどうも」

 

「…あぁ、佐藤悠也か…えっ」

 

 すぅーっ、会話できた…(できてない)。いやぁ、世界が輝いて美しいんだなぁ。推しに面と向かって挨拶できるとか最高かよ。

 

「ところでそこのお二人さん」

 

「「ギクゥッ!?」

 

「普通にバレバレだからね?」

 

 歩道の植え込みからガサっと姿を現したのは宮本さんと小野寺さんだった。絶妙に似合ってない口髭をつけ、なぜか探偵の格好をしている。

 

「ば、馬鹿なっ、私たちの変装と隠密行動は完璧な筈…っ」

 

「やっぱり無理があったんだよ、るりちゃん!」

 

「まぁまぁ、あっこの2人は…少なくとも一条は確実に気づいてなさそうだから大丈夫じゃない?」

 

「む…そのようね、早く追わないと。ところで…私達が何をしているのかは訊かないの?」

 

「何となく察せる。じゃあまた学校で」

 

「そう。じゃあね佐藤くん。サササササ」

 

「ちょっとるりちゃん…!あ、じゃ、じゃあね」

 

 ゆーて2人も美人だなぁ、あの2人とも役得な経験するんだろ一条は。本当に羨ま死ね。

 

 ポケットに入れていたガラケーの着信音が鳴った。

 ガラケーだぞガラケー。この青色のガラケーもいい加減使い慣れてきたころだが、着メロ含めて未だ懐かしさを感じる。着信画面を見ると妹だった。

 

「へいもしもし」

 

『買い物終わったからー。駅前の喫茶店で集合ねー』

 

「へーい」

 

『そうだ、なんか不審者が出没してるらしいよ、全身黒ずくめでフードにマスク、あとサングラスしてるんだって。警察の人が言ってた。まぁ多分大丈夫だろうけど』

 

「ふーん、まぁ一応気をつけとくわ。また後でなー…っと」

 

 電話を切って、待ち合わせの場所へと向かう。もう少し後をつけて事の顛末を楽しみたかったもんだが仕方ない。しっかし不審者かぁ。世の中物騒なことも…

 

「…あ、不審者」

 

「誰が不審者よっ!…ハッ…しーっ、しーっ!バレちゃうでしょーが!」

 

 いや「しーっ」て、先にデカい声出したのはあなたなんですよ。

 

「まさかその声桐崎さん」

 

「ちょっとぉ…!」

 

「何でそんなカッコ…」

 

 尾行だからって怪しすぎるんだよなぁ。そりゃ警察に目つけられるわな。どっからどう見ても犯罪者じみてる。

 

「えーと…アレよ。野暮用ってやつよ。気にしないでねホント、じゃっ!!」

 

 バビュンと音を立てて、疾走していった。向かって行ったのは一条と橘さんの所。いや、野暮用でストーキングするやつがいるか。気にしないとか無理だろ、メチャクチャ気になるわ。

 気になるが…妹を待たせる訳にはいかん。拗ねた時は面倒くさいのだ。名残惜しさを感じつつも、一条達とは逆の方向に向かった。

 

 

 

 




流石にメインキャラ全然出さないのはね。時系列的に出ないヒロインがいるけれども。ん?それでも1人忘れてる気がする。まぁ良いや。こっから本格的にどうしよう。続きは思いついたらです。
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