ウマれるべきではなかったウマ娘(?)系オリ主が話すだけ 作:俺は面のいいメロい女が好きだ
原作:ウマ娘プリティーダービー
タグ:R-15 ガールズラブ オリ主 転生 性転換 オリウマ娘 架空馬 史実改変 ファッション気狂い ループ 時系列ぐちゃぐちゃ GLタグは保険
なおしっかりと転生者特有の愛され具合と才能を持っているものとする。
→会話がたまにぶっ飛ぶだけで愉快な後輩だよな
叩けば叩くほど味がするサンドバッグみたいなウマ娘←
ぽかぽか陽気が心地良い4月のある日、"日本ウマ娘トレーニングセンター学園"通称トレセン学園にて一つの物語が始まろうとしていた。
「…つーわけでよ、トレーニングに使うって名目でプール借りれたからダイラタンシーの実験しよーぜ」
「とても正気とは思えねーな、流石のゴルシちゃんもドン引きだぜ」
「正気じゃない奴筆頭に正気じゃないって言われちゃった、そもそもプールでトレーニングするって騙して連れてきたのになんで登山するような格好してんだよ」
特にこれといって変わったことがない穏やかな午後の風景、トレセン学園の設備の一つである室内プールに2人のウマ娘がいた。1人は肩ほどまで伸ばしたいっとう美しい芦毛を持つジャージ姿のウマ娘でもう1人の芦毛で長身のウマ娘は何故かこれから登山でもするような格好?*1をしていた。
「お前が山を憎む気持ちもわかるよスティ…でも憎むだけじゃ何も変わらねえんだ、山ってやつはでかいだけの木偶の坊じゃないんだぜ?あれでも海より広い心を持ってるんだ、いつか真正面からぶつかってみるといいぜ」
「俺にそんな過去は存在しねーよ、なんでただでさえ泳げねーのに余計に沈むような格好してんだって聞いてんだよ。 クソ…やっぱ"無理"、"無茶"、"無謀"、"ゴールドシップ"の"無"四天王の一角なだけあるな、話が噛み合わねえぜ」
「あんだとー!?おっかさんにもらったアタシの名前をバカにしようってかーっ!? しくしく…ゴールドシップ生まれて初めてそんなこと言われたわ…!アタシ感激!」
「そう…(無関心)」
何処かから取り出したクソでか高圧洗浄機*2を芦毛のウマ娘、『ゴールドシップ』に向けて発射するジャージ姿のウマ娘『デスティゴールド』。
的確に装備の薄いところを狙われたゴールドシップは天井近くまで吹き飛び5秒ほど滞空した後、何故か登山グッズ一式が弾け飛びジャージに早着替えをして体操選手顔負けの着地を披露した。ワザマエ!
「で、実はもう既にプールの水に混ぜ始めてるんだけど…この粉スゲーぞゴルシ。わかめなんて比じゃない勢いで増えやがる」
「おお…!これはなかなかななかなかだな」
「よく噛まずに言えるねそれ」
プールサイドにはデスティゴールドが用意した「タキオン特製ハイパー片栗粉」がパンパンに詰められたドラム缶が6本用意されていた…が使用されたのはドラム缶一本の半分程度だった。
このドラム缶は一本につき200Lまで入るがその半分、100L分の片栗粉だけで50mプールに入っていた水が今では立派な片栗粉水になっていた。デスティゴールドは後に「なんか脳が揺さぶられる味がした、クセになりそう」と語ったそうな。
「ところでよ、こんな小学生の実験なんかしてどうするつもりなんだ?そっちの粉が凄えのは分かったけどよ」
「…?こんなバカみたいなことして意味なんかあるわけないだろ、偶々粉をもらって閃いたからやっただけだけど。でも俺としては1人でやっても
「面白いもん見たさにってことか……じゃあ仕方ねえよなぁ…」
「このままだとふざけただけで終わって風紀委員とかまめちんにバレたらまた追いかけ回されるだろうし…怒られないためにこの状態でトレーニングとかしてみようぜ、ずっと夢だったんだよ水の上走ったりするの」
「混ぜ物した水の上走ってそれガチンコじゃなくねぇ?それに水の上を走るったって
「うるせえ!憧れちまったんだ、夢見ちまったんだよぉおおぉぉぉ!」
ズダダダッと音を立ててプールに飛び込むデスティゴールド、水面に足をつけた一瞬は沈みそうになるがすぐに押し返され地上と変わらない走りを見せている。
「おお…!俺は今全人類の夢を叶えた、水の上を走るというヒトでは叶えられない夢を…!ありがとう地球、ありがとう火星、ありがとうでん○ろう先生」
「スティ〜オセロ持ってきたから足腰鍛えつつ賢さトレーニングしようぜぃ〜、負けた方が後片付けな」
それからしばらくの間デスティゴールドはプールに沈まぬように小刻みに足を動かしながら床に直置きのオセロ盤でゴールドシップと接戦を繰り広げ見事勝利を掴んだ。
が、後片付けをしているゴルシを眺めているところを生徒会の1人に見つかり風紀委員を呼ばれたことで二時間のお説教とプールの掃除+反省文五十枚の提出を義務付けられたのだった。
ちゃんちゃん。
─☆─☆─☆─☆─☆─
「「あ」」
反省文を提出した帰り、まだ昼休みも時間があるのでもう一食くらいいけるかな〜と思い購買に向かっていたところゴルシとばったり出会した。
「元気そうだね裏切り者のゴールドシップ、これから昼食かい?」
「おう、アタシを囮にして逃げれなかったマヌケのデスティゴールドも一緒にどうだ?」
「ふう…運が良かったな、今日が金曜日じゃなかったら今頃お前は床の味が病みつきになってただろう」
「今日火曜だけどな」
「正解!くたばりゃあーッ!!!」
ゴルシに飛びつきハグで動きを封じてから裏へ回りジャーマンスープレックスをぶち込もうとした……が、こいつデカいし足が長ェ!!
仕方なくおんぶをしてもらいこいつのウマ耳を操縦桿に見立てて握りしめたところで購買に向かうことにした。
「おい、ずり落ちないように支えるのはいいが尻をさするな。かゆくなる」
「ぐへへいい体してんじゃんお嬢ちゃん、アタシとこれから空を目指して夕陽に向かって走らないか」
「あ、このカツサンド美味しいやつじゃん。貰うわ」
ゴルシの話を無視して紙袋を漁ると最近美味すぎてハマってるカツサンドをいただいた。
カツサンドのカツはちょっぴりしなぁ…ってしてるやつが好きなんだよね、サクサクのやつも好きだけどキャベツの水分がいい感じに柔らかくしてるのが好き。セクハラをした罰として先に一口もらっておこう。
「あぐあぐあぐあぐ…ンまい、ゴルシも一口いる?」
「元々アタシのだけどな、んぐ…」
「ちょあー!?一口デカすぎ!」
「
「こら!喋るか食べるかどっちかにしなさい!」
「はぐはぐはぐ」
こいつ…!パンだけ器用に残して全部食いやがった!
これじゃあちょっとソースの染み込んだパンとキャベツじゃん、泣く泣く残されたパンを食べゴルシから降りる。敗北の味は思っていたよりいいものだった。
「あんま乗り心地良くなかった、そんなんじゃあ地区予選敗退ってとこかな」
「はぁー?今日が水曜日だったから本気の2%も出せてないだけなんだからなー!?」
「今日は火曜だけどな」
「間違ってることを間違ってると言えるのはいい事だぜスティ、撫でてやるよ」
「あばばばばばばば」
ちょ!?首が!首がぁ!せっかく超スーパー美少女ぼでーに転生できたのにこのままじゃこいつに殺されるぅ!
ええい!トレセンのウマ娘は化け物か!走りで負けるつもりはないがもし急にバトル路線に舵を切ったら俺は勝てんぜ、見てくれよこの体格差。これ相手に挑むのは勇気とはいえないって誰かが言ってた。
「うごご……っとそうだゴルシ、話は変わるがおめでとう。この間のレースの中継見たよ」
「ん?おう、あの日はゴルゴル星と月の距離から気温湿度何から何までパーフェクトだったからな!だが勝ったのはゴルシちゃんの実力あってこそよ!」
「私も中〜長距離に自信のある方だけどお前と私は走り方が根っから違うんだなーって再確認できたわ」
そうなのだ、未だに名前と毛色…この世界では髪色だが、その程度の情報しか出ていないこのゴールドシップとかいうウマ娘、こんなにおちゃらけてて実はめちゃくちゃ強いウマなのだ。
正直ウマ娘として十年以上この世界で生きてきた俺だが未だにどのレースが何月に〜とか全く理解してない。
しかし俺だからこそこいつの異常性を1番理解できていると自負している。
『時に数奇で時に輝かしい歴史をうんたらかんたら』みたいな話を本で読んだ事があったがこいつに関しては我が道を行く生き様すぎてそれも当てにならないと思う。
ゴールドシップといえばの美しいロングの銀髪も「芦毛は走らない」なんて言われてて初めは誰も期待してなかったのにみーんなゴールドシップの走りに魅せられて手のひらくるくるさせるんだもんに。本人?本ウマ?のイカれっぷりも一部のファンから大ウケだしな。
前世ウマ娘ライトユーザーだった俺でもゲームを始める前からこいつを知ってたんだからそれくらい強いのは当たり前なのかもしれない。というか名前も聞いたことない、ビジュもパッとしない所謂モブウマ娘でもナメてかかったらボコボコにされるくらい強くて前世のアプリの記憶が当てになんねーって嘆いてたのにネームド相手なんかそりゃもっとヤバいよな。
しかもこいつ全周回で行動がバラバラだけどチームに所属どころかトレーナーがついてるだけでほぼ毎回クラシック三冠勝ち取るしマジでヤバい。
トレーナーがつかなかった時はトレーナー無しで出場できるレース総なめしてくるしマジで理解できない。
というかゴルシに限った話じゃないが俺がループとかいう特大級のズルして経験値稼ぎまくってるのにこいつら全員才能とそれを腐らせないだけの努力してきてるからマージで強い、ループが初めて発生した時はもっとこう…転生して俺ツエーみたいなのになるんだと思ってた。
何周かループした後にはもう全員に圧勝して「はーやれやれそろそろ勝つのにも飽きたしループを止める方法でも探すかなやれやれ」みたいになると思ってた時期が俺にもあったよ。
全然甘かった、こいつらウマじゃねえよ人の皮被った車だよ。
「そんでさ、可愛い後輩へのお祝いって事で今度焼肉でも行こう。 …あ、それとお前のトレーナーとも話してみたいし呼べよな」
「あいさー」
「とか言ってこの間わざとトレーナーのこと置いてってたの知ってるからな、なんだよ〜そんなに私と2人っきりでご飯が食べたかったんか〜?ん?」
とは言ってもこいつらがどんなバケモノ級ウマ娘でもレース以外なら可愛い後輩だからな。後輩だけが増え続けてくけど可愛くない後輩なんていないよ、だからみんなにアドバイスするしご飯も奢っちゃう。
俺はね…何年経ってもこいつらが可愛くて可愛くて仕方がないんだ、ゴルシも普段から俺と一緒にバ鹿やってくれるくらいには懐いてくれてるし…
ほんのちょっぴり破天荒で会話が通じなくてコミュニケーションをとるにはこちらもハジケなきゃいけないくらいでこいつ自体はスッゲーいい子なんだよ。
「スティと2人ってこと自体が珍しいからな、それにあいつとならいつでも一緒にいけるし…これでもスティってゴルシちゃんのお気に入りの先輩なんだぜ?」
「はいはい照れ隠し照れ隠し、気に入ってるじゃなくて素直に「私といると楽しい」くらい言えよな意地っ張り〜」
とはいえ最近のゴルシはなんかこう…真正面から少し曲がった好意を投げつけられるのが悩みどころさん。
俺としては嬉しいのは間違いないんだけどなんかこう…時折正の感情に混じってドロッとした感じの…端的に言うとマジで命の危機を感じる時がある。普通
いやゴルシはいいんだよ、こいつめちゃくちゃやるけど純粋に私を慕ってくれてるようなオーラが見えっから。 ただトレセンの生徒はおろか私のファン相手でもたまにビンビンに感じる時あるからな、怖くて仕方ねえよ。
「はぁ…じゃあ今回は呼ばなくてもいいけど今度別で飯なりなんなりでトレーナーのこと引っ張ってこいよ?」
「おうよ!アタシに二言はねえ!」
「ん、それじゃあ──『キーンコーンカーンコーン』…あ」
「いい加減購買に行こう」と言おうとしたところで予鈴がなってしまった。結局俺は空きっ腹抱えたまま午後の授業をゴルシ共々受けることになってしまったのであった。
・デスティゴールド
本作の主人公であり架空馬。アプリのデビュー前 〜 URA決勝orエピローグをずっと繰り返している。
ただ稀にモブ以外のウマ娘、いわゆるネームドキャラにトレーナーが付いててクッソ強化されてたりアニメ時空に行ったりするので精神的に余裕がある。それに後輩がどんどん増えていくのでその度に世界が少しずつ変わるから発狂とかは多分ない。
ヒトソウルとウマソウルが混じった結果「走るのも勝つのも楽しいけど、別にそれが全てじゃないよね」と割と無敵メンタルを獲得しているので余計発狂√が遠ざかっている。
愛称の「スティ」はもともと「デスティ」だったが一度死を経験した者として
現在の口調やキャラが迷子な理由は転生直後と一周目終了から二周目開始のショックが強すぎて色々おかしくなりかけた時の名残、当初は自分を保つための苦し紛れの策だったが今はほぼ諦めているので面白おかしくいるために必死にハジケようとしているからああ振る舞っている。
見る人によっては滑稽に思えるかもしれない。
最近ショックだったのはゴルシに「周りに人がいると一人称変わるけど似合ってないよ(意訳)」と言われたこと。
最近ウマ娘を始めたミリしらなうえに主人公の設定を全く練っていないんだからこんなもの続くかどうかはわからない。