「ふう描き終えた!」
マスターは見事同人誌を描き終えた。
「久々に549でも開くかな?」
マスターは549を開いた。
そして次はロザリーイベントがやっていた。
「ロザリーがイベントに出るんだね見に行こう見に行こう♪」
マスターはロザリーイベントに出かけた。
スフレはその様子をじっと見ていた。
「お兄ちゃんスーのイベントは見に来てくれなかったのに他の人のイベントには見に行くんだ…」
スフレは怒りが沸々と湧いてきた。
悔しくて悔しくて、せっかく必死で頑張った劇をマスターが見に行かなかった事でスーの心に闇が覆った。
スフレはマスターの描いた同人誌に目を映す。
「マスターがスーのイベント見に来てくれなかった理由はこれなんだ…」
スフレの瞳には光を失い顔半分は闇に覆われていた。
そしてそして黒い魔力がスフレを覆う。
(燃ヤセ燃ヤセソノカミヲ燃ヤセ…)
黒い魔力がスフレに訴えかけてきた。
ーーー劇場。
マスターはロザリーのやってる劇場に夢中になっていた。
他にはアンジーが共演していた。
「ロザリー先輩今助けに行きます!シュパパパ!!」
アンジーが猛る。
アンジーは学園乙女でくノ一の一族の少女だ。
白銀の髪を揺らし素早い動きでロザリーを助けに行く。
「なんとかしなきゃここから脱出しなきゃ!」
ロザリーは真剣に演技をする。
なんか、いつもツンデレで生真面目なロザリーなんだが、か弱い中に芯の強さが見えてマスターには新鮮に感じた。
「ロザリー頑張れ頑張れ!」
マスターは手に汗を握りロザリーを応援する。
そしてそしてアンジーが華麗に動く。
空中回転をし華麗にクナイを飛ばしとらえられたロザリーの拘束を解いていく。
「アンジーの動きも見事だ!」
目を輝かせるマスター。
そして救い出されるロザリー。
「大丈夫ですかロザリー先輩!」
「ええ一緒に魔物を倒すわよ!」
ロザリーとアンジーは見事魔物を撃破。
「わおやったやった!」
マスターは手をパチパチさせて喜んだ。
「お疲れ様でしたなロザリー先輩!」
「お疲れアンジー。アンタもカッコよかったわよ」
「いやいやそんなー♪」
と仲睦まじく語らう中マスターが姿を見せた。
皺ひとつなく微かに日に光るタキシードを着て綺麗な花束を持っている。
「カッコよかったよロザリー」
マスターはにこやかに言う。
「行きましょうアンジー」
ロザリーはマスターには目もくれず横切ってスタスタと歩いていった。
「あ、マスター殿の事は良いんですか?」
「良いの良いの」
アンジーはマスターをチラッと伺っていたがロザリーが早歩き気味で遠ざかっていくため慌ててロザリーを追いかけていった。
「あら………怒ってるのかなロザリーどうしてなのかな?」
マスターはロザリーの背中を目で追ったまま途方に暮れていた。
「マスターを無視してどうしたんですか?」
「あの人には神経を疑うわ。スーのイベントには見に来てくれなかったのよ」
ロザリーは激おこだった。
「確かにスー先輩は気の毒でしたが…」
「とにかくとにかく、スーの事を考えたらマスターには怒って当然だと思うの!」
「そうですなそうですな」
しかし帰ると更に大変な事になっていた。
「僕ロザリーに何かしたのかな?イベントには見に来たのだから歓迎して良いはずなのにな」
マスターはそう考えながら帰宅した。
そして同人誌を売ろうとしたがその原稿が無いのに気づく。
「どうしたんだどうしたんだ?」
マスターは必死に探すがその原稿が無い。
(あれは命の次に大事なのに!!)
マスターは気が動転した。
(悪魔が隠したのか?悪魔の仕業なのか?)
マスターは必死に気を探る。
探ってもわからずマスターは乙女達に助けを求める事にした。
「みんな僕の原稿が無くなった一緒に探してくれないか!?」
「「えぇっ!?」」
慌てて振り向く乙女達。
スーはビクッと跳ねた。
スーの挙動をロザリーは見逃さなかった。
「スーアンタひょっとして…」とロザリー。
「お兄ちゃんが悪いんだもんスーのイベントを見に来てくれなかったから…」
ボソリとスーが呟いた直後マスターの目の色が変わった。
「なんて事するんだ僕の原稿を!」
「マスター落ち着いて落ち着いて!」
他の乙女が止めるがマスターの怒りは収まらない。
「あんな面白くもないもの見る価値ないもの!!」
スーが言い返す。
ベチンッ!
マスターの手が出てしまった。
「うわあぁん馬鹿あぁ!」
うっかり手が出てしまったがもう遅し、スーは泣き出して走って行ってしまった。
「マスタースーを許してあげて!」
「そうですよスー様はまだ幼い女の子。子供なのですわ!」
ラナとカトレアが必死にマスターを説得。
「もう一生許してやるもんか!」
マスターは怒っていた。
そしてそして布団の中で泣きじゃくるスーを宥めるのはプルプルとロザリー。
「あらまあなんて事でしょう…」
「マスターもどうかしてるわ!」
スーに同調しマスターに怒るロザリー。
「お二人とも落ち着いてください」
プルプルはスーどころかロザリーまで慰める始末となった。