鏡の中から影が現れドミトリを見据えた。
『我を呼んだかドミトリ!我を使いこなす力がお前にはあるのか!!』
「ある!!!だからだから今度こそ現れろ!!何回ガチャ回したと思ってるんだ!!」
とドミトリが吼える。
『態度がやたら不敬だどうやらお前には我を使いこなす事が出来ぬ』
使い魔はこう言って鏡の中に潜っていった。
「うおおぉい!!!」
ドミトリは嘆いた。
「みてみい!あんさんみたいな奴に使い魔は味方してくれんのや!!」
チイチイが飛び込む。
「畜生こうなったら再び課金してやる!!」
ドミトリはやけになって1万をつぎ込んだ。
「ドミトリがまたお金使いちまったぞ…」
「5万はもう使ってるな…」
囁きあうギルメン達。
「もう天井突き破っても構わん!俺は史上最強のギルマスになってやるのだ!!」
ドミトリは血走った表情でガチャを回しまくった。
ドドーーーーン!!
地面が割れる程の地鳴りが起こる。
「うわっとと!」
マドルトに殴りかかろうとしたチイチイだったがその地鳴りにバランスを崩す。
「フハハハ!ついに俺は狙っていた使い魔を召喚したのだ!!」
ドミトリは高らかに笑う。
そのドミトリに召喚された使い魔はマドルトを見るや彼を片手で握り顔の目前に持ってきた。
「な、なんのつもりだ?相手はそこの美少女だ俺じゃない!」
そうドミトリは慌てながら言ったが使い魔はマドルトの必死の弁明も虚しく彼を食いちぎってしまった。
「ぎゃあああぁ!!!」
ドミトリは使い魔に食われてしまった。
「なんて事やなんて事や…」
流石のチイチイも度肝を抜かれる。
その時ギルメンの一人が「くくく…」と静かに笑い出した。
「わははははははははははははは!!」
そんな時そんな時奥側にいた男が笑い出した。
その本人はドミトリのギルドの一員であった。
「どうした黒也?恐怖で気が触れたのか?」
他のギルメンが息を呑む。
「フハハハ!ドミトリは前々から邪魔だったんだいつも偉そうで!これでこれで目の上のタンコブが取れたぜ!」
黒也はこう言った。
「あんさん気は確かか?」とチイチイ。
「確かだよ?俺はドミトリにお金を注ぎ込ませ破綻させるのを狙っていたのさ!そしてそしてドミトリがいなくなった今この俺が新しいギルドマスターだ!」
そしてそして他のギルメンの反応はと言うと…。
「流石は黒也、策士だ…」
「俺はこの人についていくぞ!」
他のギルメンからも支持を得た。
「こんな性格最悪の男についていくなんてどうかしとるわ…」
チイチイはこう言う。
「なんとでも言えそこに痺れる憧れるんだ」
と他のギルメン。
「これよりこのギルドは『黒也ファミリー』と名を改める!そしてそして俺が新しいマスターだ!」
黒也は宣言した。
黒也の静かな革命でドミトリは命を落とす。
新たにギルマスに君臨した黒也。
そしてそして黒也は使い魔をチイチイに向けた。
「さあチイチイも黒也ファミリーに加われ幸いこのギルドは開拓はいっぱい進んでいる!経験値もメダルも、そしてそしてお宝もたんまりだぞ?」
「嫌や嫌や嫌や!ウチはリアル重視や。ゲームにハマって落伍者になったアンタらのギルドになんか入ってやるものか!」
チイチイは反発。
「多くのユーザーを敵に回したな?どのみちお前は我々からは逃れられぬ!」
黒也は使い魔を差し向けた。
「551ボンバー!!」
チイチイは抵抗しまくる。
ジルバラードに波乱が巻き起こった。
「うわあ黒い魔力がーーー!!」
「救いの鍵の少年を呼べーーー!!」
騒ぐ人々。
「救いの鍵とは誰や?」
「我々の事だよ!」
チイチイの疑問に含み笑いで答えるギルメン達。
「嘘言えアンタらが救いの鍵なわけあるかい!浪速ガトリング」
チイチイは無数の拳で使い魔達を撃破していく。
「使い魔は倒せても我々には届かんぞ?」
使い魔が沢山邪魔をしてきて堕少年達の元までは辿り着けない。
「畜生アンタら多くの使い魔を駒にするなや!使い魔にも命があるんやぞ!」
「何をおっしゃる兎さん。その使い魔達をお前は沢山殺しているでは無いか?」
「相手が本気でかかったら殺すしかないやろっうわぁ!」
使い魔の攻撃でチイチイが押し倒される。
「畜生油断したわ…」
とチイチイは歯軋りする。
「チイチイを捕えろ我々のギルドの一員に加える儀式を行うのだ!」
チイチイは捕らえられギルド本拠地に連れていかれた。
街の人はざわつく。
「あのチイチイ様がやられるなんて…」
「黒也ファミリーはやばい組織だ…スイーツ隊にお知らせしないと…」
街の住民はスイーツ隊に連絡を入れる。
スイーツ隊とはスイーツランドに構える城にいるメイド、執事からなる団体で代表にチイチイがいる。
そしてチイチイが攫われたと連絡を受けてノフィンが助けに来たわけだ。