549物語   作:チイチイノファン

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ノフィンの暴走

「レインボーエッジ!」

ノフィンの放った剣撃から虹色の線が舞い敵を圧倒、翻弄する。

その後斬られた魔物は次々と裂かれていった。

「神聖ハイパーレーザー!!」

マスターも大きなレーザー状の弾幕を放ち魔物を焼き尽くす。

 

魔物達は次々と藻屑となって消えていった。

 

「マスター君良いぞこの調子だ!」

「ありがとうございますノフィンさん!」

 

ノフィンは爽やかにマスターを労う。

 

マスターは思った。

(ノフィンさんは本当に尊敬出来るお人だ!さっきはキザな人だと思って遠ざけてしまったけどそれでもそれでもノフィンさんは僕に良くしてくれる。魔法乙女達も憧れるはずだよ!)

 

マスターはノフィンに嫉妬しわざと邪魔をした自分が恥ずかしく思った。

 

ノフィンは美しくそして強い。そして優しい。

 

チイチイが何故ノフィンに見向きしなくなったのか。

 

それはそれはメイド隊員達も、そして間近で見ていたトーマも疑問に思うところであった。

 

やがてアジトが見えだす。

 

「あれがチイチイの捕らえられているギルドだ!気を引き締めよう!」

「はいノフィンさん!」

 

そしてそしてマスター達はギルドに乗り込んだ。

ギルドの中にも無数の使い魔が通せんぼをしていた。

 

『ふはははボスの元には行かせんぞ!!』

「ここを通せ僕はそのボスに会わなければならないんだ!」

 

マスター達と使い魔は攻防を繰り広げた。

 

「ディバインスラッシュ!!」

「烈風リオン!」

ノフィンとマスターの連携攻撃は功を奏し並いる魔物を次々と撃破。

 

とそこでチイチイの捕らえられているその場所にたどり着いたマスター達。

 

周りはカビた感じの所々古く整備もされていないような、災害でも起こった後かのような散らかった空間だったが1箇所だけ違った空間がその場では広がっていた。

 

「なっ!」

ノフィンの顔色が変わった。

 

なんとそこには黒也がいて、なんとチイチイが黒也に体を寄せ合っている姿が見えたのだ。

 

「な、なんでチイチイが黒也んごときと…」

ノフィンはワナワナさせていた。

 

「おや来たか、随分と早いね君達」

黒也んが勝ち誇ったような目でノフィン達を見る。

 

「黒也〜んウチだけを見て〜♪」

「ふっふっふ我儘だなあチイチイは♪」

チイチイと黒也はかなり仲睦まじく、恋仲のようになっていた。

 

ノフィンは仲睦まじく抱き合っている黒也んとチイチイを見て冷静さを失っていた。

 

「チイチイ!何故だ!何故チイチイが黒也んに懐いている!??」

 

「チイチイはお前なんかより俺の方が良いんだとさ♪」

黒也んが澄ました目でノフィンを睨む。

 

「なんだと!?」

ノフィンの顔色に焦りが顕《あらわ》れる。

 

「黒也〜ん愛してんで〜♪」

「僕も愛してるよチイチイ〜♪」

黒也んとチイチイがキスしあう。

 

「くっそー許さんぞ黒也ーーーっ!!」

ノフィンは滅多に見せない激昂を見せた。

 

細身の剣でノフィンが斬りかかる。

 

するとすると黒也んは両手を広げて呪文を唱え始めた。

 

「メッダーソーメッダーソー…」

黒也んの両手から淡いオーラが出始めた。

 

「な、なんだなんだ!?」

なんとノフィンが宙に浮き上がる。

 

「ノフィンが宙に!?何をしたんだ黒也ん!?」

マスターも息を呑む。

 

 

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