549物語   作:チイチイノファン

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荒れるチイチイ

『なんで返信してくれないんですか?』

と書かれていた。

 

「授業中だったから開けなかったんだよ。お願いだから大人しくしてておくれよ」

黒也んは返信。

 

その隙に凛は逃げ出した。

 

「あ、おい!畜生アイツ先公にチクるつもりか?いやエミナーの能力で読心してやりゃいいかそれっ!」

黒也んは読心で凛の思惑を覗いた。

 

『ヒカルンはどこなの?どこにいるの?それよりどうして黒也んがチート能力を手にしているの?モブなのにそんなの絶対おかしいよ!』

 

「チッ今の俺はモブじゃねえんだよチイチイの加護がついてっからな。しかしチイチイと付き合うのは疲れてくるぜ…」

 

黒也んはチイチイに疲れ始めていた。

 

黒也んはギルドに帰る。するとギルドは荒れ果てていてギルメン達が怪我を負っていた。

 

「どうしたどうした!?」

「チイチイがいきなり暴れだして…」

「畜生またか…」

黒也んはチイチイを宥めに行った。

 

「うぎゃあぁぃうべへええぇぐひいいぃぐひおいひひひひふふふぎゃぎゃぎゃっ!!!」

 

ドカーンドカーンドカーン!!

 

チイチイが暴れ出した影響で街周辺の天候が変わり雷雨、暴風を巻き起こす。

 

「「うわーーーあんチイチイが暴れ出したーー!!」」

街から悲鳴が轟いた所で黒也んがやってくる。

 

「おいアンタチイチイの恋人だろあの暴れ馬を止めてくれ!」

 

街の人が黒也んに責任をなすりつけてくる。

 

「あぁん!?テメーら大の男が一人の美少女を止められんのか??ジルハラードの連中てのはひ弱だなっ!!」

 

チイチイの噂は町中で広がっていた。

一見可憐で可愛らしいが機嫌を損ねると凄まじい勢いで暴れ出し街一体をたちまち荒らしまわると。

 

「アンタが付き合ってるんだろ?俺達は関係ない!」

「畜生救いの鍵の少年がいたらなあ…」

 

ほとほと困る街の人と黒也。

 

「畜生救いの鍵救いの鍵って…何の事だかわかんねえよ!だったらこの俺が救いの鍵になってやんよ!」

黒也はチイチイの暴走を止めに走った。

 

「畜生エブリスタまたメンテかよーー!!頻繁に頻繁にメンテすんなやーーー!!」

 

チイチイの怒号が響いてきた。

 

「あぁんもうなんでエブの都合で八つ当たりしてんだよ止めるこっちの身にもなれっての!」

 

黒也んはチイチイに向けて手を突きかざした。

 

「メッダーソーメッダーソー…うわっ!」

逆に黒也んが宙に放り投げられてしまう。

 

「どうなってんだーーーいてっ!」

電信柱に頭をぶつける黒也ん。

 

チイチイは地球上の竜巻や突風にひけを取らないくらい暴風を巻き起こしそれからそれから稲妻が降り注がれる。

 

ビカーンビカーンビカーン!!

 

「あぢぢぢぢぢっ!!」

稲妻に打たれて黒焦げになる黒也ん。

 

「くっそー菊谷って奴並の防御力を体得しているから良かったものの生身の人間なら間違いなく死んでいたぜ…」

黒也んは早速身体中傷だらけになっていた。

 

更に更に、チイチイから出る爆風が襲う。

 

「ぎゃーーーーーぁ許してええええぇ!!僕はこれからヒカルンの事もいじめないし良い子になるからあああぁ!!!」

 

黒也んは泣きながらチイチイには聞こえもしない命乞いをしだす。

 

マベアク能力を得た黒也んもチイチイの本気の怒りの前ではか弱い少年に成り下がってしまっていた。

 

その時空間から歪みが現れそこから二人の人影が現れる。

 

「僕が行く!」

そして勇ましい声とともに現れる美少年と長身の美青年。

 

現れたのはマスターとノフィンだった。

 

「これだけの黒い魔力があんな小さな女の子からっ!??」

「それがチイチイさ!チイチイの怒りを止められるのは今の所僕とアレンしかいない!」

 

マスターは足を踏ん張るのもやっとの状態。

ノフィンも慣れてるようではあったがある物に掴まり飛ばされるのを防いでいる状況であった。

 

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