549物語   作:チイチイノファン

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戦えない勇者達

「ラナルート!!」

マードンの呪文によって時空が歪められ、昼頃だったのが夜の22時となってしまう。

 

「うっ私はこれ以上戦えないおやすみ…」

「僕もだぐうぐう…」

 

アイランとトンヌラが眠りこけた。

 

「アイラン!トンヌラ!くそっ」

モョモトは2人を助けようと雪崩れ込む魔物を撃ち払いながらめがける。

 

「僕の力もだんだん弱くなってきた!!」

マスターも伝わる威力が激減してしまう。

 

それは5人の乙女が次々に眠っていってしまったからだった。

 

「スー…なんだか眠くなっちゃった…」

さっきまで一心不乱に踊っていたスフレも眠気に勝てず眠りこける。

 

「スフレそんな格好で寝たら風邪引くわよ全くもう!」

起きているのは比較的夜に強いロザリーだけで、すっかり寝てしまったスフレにはパジャマに着替えさせベッドに預けた。

 

「このままじゃ負けてしまうわ…」

ロザリーは歯を軋ませる。

 

さっきまで押していたのが押され始めるマスター。

 

「これだけ動いてたから疲れてきたか!弱くなってるぜ!!」

「ふふふみんなでいじめてやろうぜ!!」

 

魔物達が一斉にマスターを喰らおうとする。

 

「ぐっ来るな来るな!クソゥ弾幕が発動しない!」

そんな時颯爽とモョモトが助けに入り出した。

 

「マスターに手は出させん叢雲《ムラクモ》と大蛇《オロチ》二連撃!!」

 

モョモトの攻撃で魔物達が崩れ去る。

 

そこでちょうどロザリーが息を切らせながらマスターに知らせてきた。

 

「大変よ私以外の乙女がみんな眠っちゃった!」

 

「何っ!」とマスターは動揺する。

「どうした?」「僕は5人の乙女の力で動いてるんだ。1人でも欠けてしまうと僕の弾幕は弱くなってしまう…」

 

「あとは私がなんとかする…!」

モョモトがマスター達を守りながら魔物達と戦闘。

 

「モョモトさん!私に出来る事はない?」とロザリーが聞く。

 

「ガルトとリュウを呼んできてくれ!僕の頼れる仲間だ!」

「わかったわ!」

そしてロザリーは2人を呼んでくる。

 

「マスターはロザリーちゃんについていてやるんだ!」

「わかった!」

マスターはロザリーについて行きボディガードに務めた。

 

「この俺こそが城だ!!簡単には通しはしないぞ!!」

 

モョモトは二つの剣を構えて大威嚇を展開させた。

 

ビリビリ…!気迫に押されかける魔物達。

 

その間にロザリー達は青年魔法剣士「ガルト」と龍のような男「リュウ」を呼んできた。

 

「お前ともあろうものが苦戦してるじゃないの?」

「こんな弱そうな子達に守られるなんて落ちたものだなー」

 

イヤミを言う2人。

 

「弱そうって…」「実際そうじゃない」

マスターは弱そうと言われ引っかかる。

 

男なら弱そうって言われて引っかかるのも当然ですよね?瞬一さん…

 

とマスターは思った。

 

そしてモョモト、ガルト、リュウの活躍によってアキルンダロゥ帝国の襲撃を食い止める事が出来た。

 

「ありがとう君のおかげでローラシアは無事で済んだ」

モョモトがマスター達を労う。

 

「ありがとう、でも僕は途中からろくに活躍出来なかった…」

マスターはこう言って肩を落とす。

声からしても無力さを痛感している様子だ。

 

「活躍出来なかった事でクヨクヨするんじゃありません!!」

そんな時アイランが強くマスターを叱責。

 

「僕なんて眠っちゃったし、そんなもんですよ」

とマスターを慰めるトンヌラ。

 

「そうよマスター、あなたの「マァムの剣」はまだ完全な強さになっていない。マァムちゃんも育ててあげなきゃ」

 

とラナンがマスターをフォロー。

 

確かにだ。右手に持つマァムの魂が宿った剣はまだまだ弱い。

 

だからもっと強くなるために使い魔の力を得る必要がある。

 

「うんそうだな、僕は現実に戻ろう。やる事が沢山あるからね」

 

そしてマスターは現実に戻る。

 

銀行のアプリが使えなくなった、今着ているものでは防寒できないから新調しないといけない。とやる事は山積みだ。

 

たまにフィクションで『日々が退屈でつまらないからスリルのある生活を味わいたい』なんて言うキャラクターがいるが本当に日々が平和で羨ましいねと言ってあげたい。

 

「こっちは毎日いそがしいのよ。でも二刀流使えるようになったのは嬉しいな。ブルアカはできなくなったけど…」

 

新しいスマホに新調してからブルアカが出来なくなったのだ。

 

それが心残りで仕方無いが今は549と小説の更新を頑張ろう。

 

あ、絵も描かないとな。

 

とマスターはこれからも549と厳しい現実と戦いの日々を過ごす。

 

そしてギルドバトル。

 

「さあ行こう!」マスターが二刀流を放つ。

 

ギルドの階級はSが最も高くEがもっとも低いがランクが高ければ高いほど敵も強力になるのだが、Aランクの壁というものがあり、そこは非常に難易度が高い。

 

「貴様っそれ!!」

「ふふふ俺の使っているのは三刀流!二刀流などヒヨッコも同然!」

 

世界は広いと言うのか、三つの弾幕を放つ者まで現れだす。

 

それがAランクの現実…

僕のギルドは開拓を頑張り、バトルは楽しむ程度に嗜んだ方が良いようだ。

 

現実は災難続き。障害者にはなって以降楽にはなったがマスターが上手く生きるにはまだまだ課題が多い。

 

マスターの怪我の功名?ーーー完

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