マスターはありったけのEPを溜め込み、意気揚々と声を上げた。
「今度こそEP交換所で褒美をもらうぞ!」
「お供いたしますぞ」
マスターとロロイは探索マップ交換所に行き、褒美を貰いにきた。
「強盗だーーー!!」
またもEPを盗みに来る強盗が現れた。
「ぐふふ俺は仕事も何もかも失敗した堕少年。引きこもり歴6年のベテラン堕少年よ」
堕少年が身を乗り出した。
「さあEPをよこしな!さもなくばこことテメェらを蜂の巣にしてやるぞ!!煉獄怒首領蜂《れんごくどどんぱち》!!」
堕少年は弾幕を撃ち放った。
ズドドドドドド!!
「キャーキャー!!」
弾幕の轟音と悲鳴が響き建物に無数の風穴が開けられる。
「ふっはっはEPがありゃどうでも良いやー!俺は無敵の人だからなー!!」
無敵の堕少年。真少年も恐れる相手だ。
そこにマスターとロロイも隠れていた。
「なんで奴がまたここに…」
「隙を伺って相手を捕らえるのですぞ」
「やるしかないか、わかった」
少しずつ近づくマスターとロロイ。
ふとマスターは仕事の事を考えてしまう。
(あ、そう言えばゴミ捨ててなかったっけどうしよう…来たら『マスターさん、ゴミ捨ててなかったですよね?』と詰め寄られたりでもしたら…)
他所の事をつい考えてしまいそれが粗相を招く。
ガタンとマスターは小物を転がしてしまったのだ。
ゴトン、ゴロゴロゴロ…。
玉のゴロゴロと言う音が騒音のように聞こえてしまう。
「そこに誰かいるなぁ!!?」
堕少年はトリガーを弾いた。
「マスター!!」ドンッ!
ロロイがマスターを突き飛ばし難を逃れる。
「ちい外したか…」
堕少年は弾切れのようだったので装填をする。
「何しているのですマスター!」
「ごめんロロイ」
マスターのADHDの悪い所がまた発揮された。
「二匹とも蜂の巣にしてやる!怒首領蜂!!」
弾幕を二人に向けて放つ堕少年。
「くっ、烈風アサルトカッター!!」
ロロイは弾幕を弾幕によって撃ち返した。
「ちいやるな!しかししかし俺には切り札がある!」
堕少年は魔物化した。
「しまった魔物化してしまったか!」と難色を示すロロイ。
ドラゴンババーン!!ロロイはぶっ飛ばされてしまった。
「ロロイしっかりしろ!」
「来るなマスター!其方は堕少年を捕らえる事だけに集中しろ!!」
怒号するロロイ。
マスターはロロイの言う通り堕少年に集中。
対象の堕少年はマスターを煽ってきた。
「お前のような青二才に何が出来る!俺の怒首領蜂の餌食となるが良いわ!」
「僕は負けないフェアリーテール!」
マスターと堕少年の弾幕の押し合いが始まった。
「うわあっ!」
マスターが弾幕を喰らいまくる。
「ふふふ…」「ここまで…なのか?」
とマスターは諦めかけるがカチンカチンと何かがマスターを知らせてきた。
(あ、剣だ僕は二つ剣を持ってたんだった忘れてた)
忘れっぽいマスターはここで二刀流の秘奥義を持っていた事を思い出した。
「負けてたまるかツイストスピア!」
「こしゃくな!」
堕少年はマスターを投げ飛ばすもマスターは華麗に着地。
彼の手には剣が二つ握られていた。
「二刀流だと生意気な!」
「今度こそアンタを仕留める!」
マスターは堕少年に向かい二つの刀剣で撃ちそえようとした。
しかし堕少年はそれを躱し弾幕を撃ち放つ。
「ビッグバン甘いわ!!」
「畜生っ!」
マスターの苦戦は続く。
『マスター!』
「君はマァム!」
そんな時そんな時、マスターの目の前がキラキラに覆われたかと思うとブレザー姿の少女が姿を現した。
その少女こそがマスターの分身であり、今は剣となっている真少女マァムである。
『絵が完成したわ。その子を使って!』
「うんわかった!」
マスターはマァムから紙を受け取り、現実に戻る。
ーーー
マスターはロロイと共に縄で拘束されていた。
「ふふふ最初からそう大人しくすれば良いのさ」
そして堕少年はその場から離れようとする。
『お姉ちゃんをいじめる奴は僕が許さないよ!』
そんな時マスターの持っている紙からボーイソプラノの効いた声が堕少年の耳に入った。
「お姉ちゃんだぁ?」
と後ろを向く男。
そこには一人のショタ娘が仁王立ちをして堕少年を睨んでいた。
あれは誰だ?誰だ?誰だ?