ポケモン最強トレーナー・サトシ、バレンタインで好感度が限界突破している件 作:寝て起きたら異世界じゃなくて会議室だった
体育祭のメインイベントは、トレーナー二人が協力して戦うタッグバトルだ。
「この競技は、クラスメイトとの協調性が試されます!」
オレが組むことになったパートナーは、セレナだった。
「サトシ! カロスでの旅を思い出すね。頑張ろうね!」
セレナはオレの手を握ってきた。
(セレナは、オレとまたタッグバトルができるのが、よっぽど嬉しいんだろうな!)
その光景を射殺すような目で見ているのが、カスミだ。
「なによあれ! あんなにデレデレして! タッグバトルっていうのは、長年の信頼関係が重要でしょ!」
カスミのパートナーは、皮肉にもタケシだった。
タケシは既に、ジャック先生にアピールするための特製栄養ドリンクを準備している。
競技が始まった。オレとセレナは、ピカチュウとマフォクシーで挑む。
カロスでの経験があるからか、オレたちの連携は悪くなかった。
ほのおとでんきの複合技が炸裂する。
「すごいよ、サトシ! 息ぴったりだね!」
セレナは嬉しそうに声を弾ませた。
オレとセレナは、カスミとタケシのペアとのバトルを含め、順調に勝ち進んだ。
決勝戦。
オレたちは、シゲルとシンジのペアと対峙することになった。
「フッ、サトシ。お前は相変わらず女に囲まれて楽しそうだな。だが、バトルは遊びじゃない」
シゲルはニヤリと笑う。
「時間の無駄だ。私情をバトルに持ち込むな」
シンジは冷酷な目で、オレとセレナを見た。
最強のライバルペア、シゲルとシンジとの対戦が始まった。
オレとセレナは力を合わせたが、シゲルとシンジのコンビネーションは冷徹で、少しの隙も与えない。
二人の戦いは、まさに「理論と情熱」の激突だった。
そして、オレたちは敗北した。
セレナは悔しそうに涙ぐんだ。
「ごめんね、サトシ……私のせいで……」
「そんなことないさ、セレナ。最高のバトルだった!」
オレは精一杯の笑顔でセレナを励ました。
(セレナは悔しがっているが、こんなに熱くなれる仲間がいるのは最高だ!)
その時、スタンドからヒカリの声が響いた。
「サトシ、セレナ! 今の連携、キマってたよ!」
ヒカリだ。
ヒカリは満面の笑顔で、オレの手に強くハイタッチを返してきた。
ヒカリは顔を赤くしたが、すぐに笑顔に戻った。
「次は私と、タッグバトルね! 約束だよ!」
(ヒカリは、オレとセレナの連携を、自分のコンテストの特訓が役に立ったと喜んでくれているんだ。本当に最高の仲間だ!)
また観客席から大きな声が響いた。
「サトシ! 今の勝負、熱かったぜ! 次はオレと本気で勝負しろ!」
テツヤだ。
ホウエンリーグで俺を負かしたライバル。
熱血漢のテツヤは、オレのバトルへの情熱を評価してくれている。
「おう! テツヤ、次は必ずやろうぜ!」
タケシは結局、ジャック先生に作った栄養ドリンクをジャッジに間違えて渡してしまい、活躍はできなかった。
オレの高校生活、バトルだけじゃなくて、こうしてみんなとタッグバトルで連携をとるのも、最高に面白い!