ポケモンSPECIAL―グーパンでポケモンマスター―   作:YEX

12 / 16
伝説vs伝説~マサラの危機

レッド達は、次なる島『グレン島』に向けて、海を渡っていた....

 

「あれがグレン島か....ん?なんだありゃあ!?」

「....火事?」タタタッ....

 

レッド達が見かけたのは、崖の上から炎が立ち上っていたのところだった。

 

「ライム、見に行ってみようぜ」

「うん」タタタッ...

 

そう言い、レッド達は崖の上に何があるのか確認しに行き、覗いてみるのであった。

 

「よいしょっ.....と」

「....っ!ロケット団だ」

 

「いたぞ!カツラのウインディとギャロップだ!!やれぃ!」

 

ゴォォォッ!!

 

如何やら、あの炎はウインディたちのせいだったらしい..だが、そのポケモンのトレーナーらしき人物が見えない。何処にいるかと探してみると、ほのおがこっちに来る。

 

「うわちちっ!?」

「!だれかいるぞ!」

「カツラだ!引きずり出せ!!」

(しまった....うおっ!?)

 

熱くて思わず口を開いたレッドに急に何か引っ張られる....その先には、崖の横に空間があった。如何やらレッドを引っ張ったのは、ライムであった。

 

「お、おい。このくぼみって....」

「うん、レッドの声でバレた時、今さっき作った」

「作った」

「うん。崖の壁をくりぬいて」

「.....すげぇ」

 

レッドはライムのごり押しの姿にそれしか言葉が出なかった。

 

「ところで、これからどうするんだライム?」

「とりあえず.....邪魔なロケット団は奇襲をしかけるか

「奇襲....そうだな、どうせなら()()()()から使うか」

「賛成」

 

「...くそ、いない!どこに隠れている....」

「―――ん?」

 

ドコォォン!!

 

『うわぁぁぁ!?』

「な、なにぃ!?」

 

突如、地面からサイドンが現れ、その場にいたロケット団を吹き飛ばす。

 

「っ!」バッ

「な、地面から人が―――」

かくとう技(ファイターウェポン)―――『まわしげり』!!」ドガガガッ!!

『ぎゃあああっ!?』

「いけ、フッシー!『つるのむち』!」

「フシー!!」ビュンビュンッ!

『うわぁぁぁっ!』

 

その隙に二人は周りに飛び散った岩を技を使って、ロケット団に当て、全員崖の外へ吹き飛ばした。

 

「これで、ロケット団はいなくなったね」

「だな!」

「君たち....」

『!!』

 

二人は後ろを振り向くと、そこにはサングラスと鼻髭をしたはげたおじさんが立っていた。

 

「えっとあなたは?」

「私の名はカツラだ。君達は?」

「レッド」

「ライムです」

「そうか.....まずはお礼を言った方がいいかな?―――ありがとう助かった、実は私はわけあってロケット団に追われていたのだ」

「なんで追われてたんですか?」

「ああ...私は元ロケット団の科学者だ」

『っ!?』

 

カツラはなんと、元ロケット団の科学者だった....そのことに二人は驚きの表情を見せる。

 

「もしかして...団を抜けたから追われていたんですか?」

「うむ...っ!どうやら...敵はあれだけじゃないらしい」

「?...おっ」

「な、なんだあ!?」

 

すると、ライム達の周りには炎の塊が現れる。そして、その炎は段々と鳥の姿に形が変わっていく....

 

「こ...これは...!この姿は!!――――伝説の鳥ポケモン...『ファイヤー』!!

「!」

「なんだって!?」

 

ライム達の目の前に、伝説の鳥ポケモンの一人『ファイヤー』が現れる。

 

「ふっ...ふふふ...カツラめ....我々を裏切ったことを後悔させてやるぞぉ....いつつ....セキエイで捕獲したあの伝説のファイヤー!一度狙った相手は全て燃やし尽くすまで攻撃するのをやめんぞ!!」

 

「ギャロップ!『ほのおのうず』!!いけーっ!」

「ヒヒンッ!」ボォォォッ!

 

カツラのギャロップがほのおで出来た渦をファイヤーに向けるが....簡単に破壊される。

 

「くっ...」

「なら、ニョロ!『なみのり』!」

「っ!」ドドドドドドド

「~♪」スカッ

 

ニョロボンの波の水で攻撃するが、ファイヤーの素早さで回避される。

 

「は、はやい!」

「っ!」コォォォォッ――ドドドド!!

『!』

 

今度はファイヤーの火炎攻撃がライム達を襲う。

 

ドガガガッ!!

 

「うわぁぁぁっ!!」

「~♪.....!?」

「―――っ」ギロッ

 

爆発が起こり、煙が晴れると...そこにはフリーザーがライム達を庇った。

 

「ふ、フリーザー!」

「なんと...君達、あのフリーザーを仲間にしたのか!?」

「助かったよ」

「...」コクッ

「よし...ここから反撃するよ。レッド、フリーザーに乗って」

「おう!...頼むぜフリーザー!」

「―――キェェェッ!!」バサッ!

 

フリーザーは雄たけびをあげ、背中にレッドとピカチュウを乗せ、ファイヤーへ突っ込む。ライムもジャンプして、一緒に突っ込んだ。

 

「なんと!待て、ライム!丸腰のままで一体何を―――」

「....」バタバタバタバタ.....

(と、飛んでる!?)

「ギャオ―ス!!」コォォォォッ―――ドドドド!

「スゥゥ―――」

 

ファイヤーの火炎攻撃にライムは息を吸い込む。

 

「息を吸い込んでなにを...」

(ノーマル(ウェポン)―――『ふきとばす』っ!!)

 

ブォォォォッ!!

 

「!?―――ギャース!?」ドガガガッ!

「な、なんと!たった一息であのファイヤーの攻撃を押し返して返り討ちにしたじゃと!?―――いや、そうはならんじゃろ!?

「よし、いまだ!ライムが作ったチャンスを無駄にするな!ピカ、『10万ボルト』!!」

「ピーカー....ヂュゥゥゥっ!!」バリリリッ!

「キェェェェェ!!」ビィィィィムッ!

 

ファイヤーの攻撃をライムのごり押しで隙ができ、レッドは一気に畳みかけ、ピカチュウは『10万ボルト』、フリーザーは『れいとうビーム』でファイヤーを攻撃する。

 

「ギャオース!?」ドバババッ!!

「ま、マズい...一時退却だ!もどれファイヤー!!」

「あ!」

 

状況が不利と思ったか、ロケット団はファイヤーをボールに戻し、退却した。

 

「あ...あいつら....」

「よせ、レッド、ライム深追いはやめたほうがいい....クッ...」

「大丈夫ですか、カツラさん?」

「ああ、大丈夫だ...ありがとう。だが、私には使()()があるのだ...!」

「使命?」

「そうだ。私が作り出してしまった、あの()()()()()()()に、この手で止めをささなければ....たとえ裏切り者と呼ばれようと....」

「...カツラさん」

「....あっやべ、何か落ちた」

 

カツラの決意にライムは見つめていると、ふと、レッドのポッケからおじさんからもらった石が落ちる。カツラはそれを拾い上げると、驚きの表情を見せる。

 

「む.....!?こ、これは!―――『ひみつのこはく』!

「ひみつの...」

「こはくだってぇ?」

「これは、ポケモンの化石じゃ....丁度いい、私の秘密の研究所に化石を復元できる装置がある...これで元の姿に戻せる」

「ふむふむ...化石を復元ですと」

「ほ、本当かおじさん!」

「ああ、早速試してみる価値はある」

 

そう言い、ライム達はカツラの秘密の研究所へ向かい、化石を復元するのだった。

 

ウィーン....

 

コポコポ....

 

シュゥゥゥッ....

 

「ギャオ―!!」

 

「きょ、恐竜!?すげぇ!!」

「これは『プテラ』じゃ...この子は君達にとって戦力になるだろう―――さて、この水道をぬければ、マサラタウンだ。ここでお別れだレッド、ライム」

「うん....カツラさんも気をつけてね」

「うむ」

 

そうして、ライム達はこの場を去るカツラの姿を眺めた後、マサラタウンへ向かうのであった。

 

「カツラを捕まえることはできなかったか....ミュウツー計画がついえた今、我々の切り札があと一つ....だが、()()を完成すれば.....フフフ....」

 

―――

 

――

 

 

8番道路 ヤマブキシティ 西側通用門

 

そこでは、ブルーと係官がなにやら揉めていた...如何やら中に入りたいが通行禁止だという...

 

「ここは通り抜け禁止だ!出て行け!」

「えーっ、そんなこと言わないで通してよ~ねぇ、お・ね・が・い♡」

「......ダメだ!」

 

と、ブルーの色仕掛けでも無理だった。

 

「ちょねちょっと。やーん、け、ケチー!イーだ!!....ここもだめ...か」

 

南側でも、如何やらグリーンも中に入りたかったが無理だったもよう...

 

「ここからでも入れないか....ヤマブキは東西南北に道が通じた町だが、どこからも入ることができない。後はこの町だけなんだが....仕方ない、上空から見てみるか」

 

そう言い、グリーンはリザードンを出し、上空から観察することにした。

 

「町に異常はないようだが....ん?」

「...あら♡いい男発見♡―――こんにちはーっ、デートしない!?」

「な、なんだあの女!?....無視だ無視!」

 

と、途中シルクスコープをかぶったブルーを見つけたグリーンは無視しつつ、Uターンするが....

 

「っ!あわてちゃ駄目よー!バリアがあるわ!」

「何!?」ガガガ!!

 

と、グリーンは見えない壁に激突してしまう。

 

「オイ!おまえ!それならそうとはやく....」

「!.....このバリア....エスパー系のポケモンが発生させたものだわ」

「!!」

「でも、町全体をおおってるなんてただ事じゃない....」

「....リザードン!」

 

と、リザードンのかえんほうしゃを放つが...全然歯が立たない。

 

(だめか...)

「ねぇ、あなた!どうしてもヤマブキに入りたいか、知らないけど、ここはアタシと手を組まない?」

(おじいちゃんなら、何か知っているかもしれないな)

「.....」

 

と、ブルーの言葉を無視し、グリーンは一度マサラタウンへ戻る。

 

一方そのころ...ライム達はマサラタウンへ戻ってきたが、静かだった。

 

「?...誰もいない」

「おかしいな....昼間なのに」

「とりあえず、僕はメメ姉さんに会いに行くから、後で合流しよう」

「ああ!おれは博士のところへ行くぜ!」

 

そう言い、ライムとレッドは一旦別れ、ライムはメメのところへ戻っていく。

 

ガチャ....

 

「メメ姉さん?ただいまー」

 

そこは、誰もいない静かな空間が支配していた....

 

「....?どっかに出かけてるのかな?」

「....もしかして、ライムなの?」

「っ!メメ姉さん?どこ?」

「ここよ」ウネウネ...

 

と、メメは椅子に化けていて、人間体へ姿を変える。

 

「メメ姉さん、なんで椅子に化けて?」

「...いいかい、ライム。時間がないから手短に話すわ....まず、町中の住人がロケット団にさらわれてしまったわ!

「!?」

「それに、オーキドさんもロケット団に連れて行かれてしまったわ...私はメタモンだったから、変身して何とか隠れたけど....」

「だから町が静かだったんだ....ハッ!?レッドが危ない!」

「ライム!?」

「メメ姉さんはその場で待ってて!」

 

ライムは急いで、家から飛び出し、レッドが向かっているオーキドの家に向かう。

 

「....っ!レッド!」

「う...うう...」

 

ライムが全速力でオーキドの家に着くと、そこにはレッドが倒れていたのを見つける。

 

「大丈夫、レッド?」

「うう....すまねぇ、油断してしまった....クソッブイが...ブイがロケット団の幹部に連れ攫われてしまった!

「!!」

「あいつ、町の人間を救いたきゃヤマブキに来いって....ごめん、ライム...俺がいたばっかりに....」

「.....」

 

ライムは無言で何も言わない....そして、レッドに心配がないように声をかけた。

 

「大丈夫....ここから取り返せばいいだけ。そして、それ以上にボコボコに撃ちのめしてあげますよ

「ライム....っ!」

「おっ」

 

すると、上空からグリーンが降りてくる。

 

「もしかしたらと思っていたが....やっぱりな...」

「グリーン!ま、マサラタウンが大変なんだ!」

「ああ、知っている。これを見ろ」

 

そう言い、グリーンは当る一枚の写真をレッド達にみせる。

 

「これって....」

「ロケット団!?」

「上空からとったヤマブキの写真だ。シティ全体にバリアがはられていて、上空からの侵入も不可能。ここがやつらの本拠地ってことだ」

「つまり、ヤマブキに来いっていうのは....」

「その通りだ....やつらと俺たちの最終戦が始まるってことなんだよ!」

「っ....」

「ゴクリ...」

 

グリーンの一言でより、一層空気が緊迫な状態になる。




次回、シリアス数分も経たず死す!デュエルスタンバイ!

ライムのヒロインにいいのは?

  • メイン(予定)のTSレッド
  • カスミ
  • イエロー
  • ブルー
  • ナツメ
  • シロナ
  • カルネ
  • サナ
  • コルニ
  • カガリ
  • エリカ
  • その他(コメント)
  • 穴場のTSグリーン(!?)
  • いっそ皆で一緒に暮らす
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。