ポケモンSPECIAL―グーパンでポケモンマスター― 作:YEX
とある平原で一人の少女が、凶悪なポケモンと対峙していた....
「はぁはぁ...」
「....」ギャオォォォ―――
そこには、ギャラドスがオレンジ髪の少女『カスミ』、その相棒であるほしがたポケモン『ヒトデマン』がにらみ合っていた。だか、強力なポケモンなのか、カスミの体はボロボロになっていた。
「――っ!『ハイドロポンプ』よ。避けて、ヒトちゃん!!」
「――――っ!!」ゴバァッ!!
「へあぁ!?」バシュゥゥッ!!
ギャラドスの攻撃を回避しようとしたが、間に合わずヒトデマンは『ハイドロポンプ』を食らってしまい倒れる。
「ヒトちゃん!クッ...」
絶体絶命な状況....その時―――
「ずいぶんでっけぇのと相手にしてるじゃんか」
「これは見過ごせませんね」
「助太刀するぜ、お姉ちゃん」
そこに現れたのは、偶々通りがかったレッド達だった。
「ちょっとあんた達さがってなさいあぶないのよ」
「へへへ。大丈夫!俺達をそのへんのガキと一緒にすんなよ。それから、名前は『あんた』じゃないぜ―――俺はレッド!そして....」
「ライム....レッド、サポートよろしく」ダッ!!
「OK!よーし、いっちょ頼むぜフシギダネ」
そう言い、ライムはギャラドスに向い、レッドはフシギダネを出す。ポケモンを出したことにカスミは驚く。
「ポケモン!あんたもポケモントレーナーなの?....ってそんなことより、あんたの仲間ギャラドスに突っ込んでるわよ!」
「いや~ライムなら大丈夫だろ」
と、呑気な発言をしていると、ギャラドスの『ハイドロポンプ』が発射される。
「危ない!」
「....」
「ノーマル
ライムは走るのをやめ、急ブレーキをかけ、手を手刀に変え、構える。
「―――『きりさく』!!」ズブシャァァァァッ!!
「!?」
「流石....いつ見ても凄まじいぜ!」
「しゅ...手刀でギャラドスの『ハイドロポンプ』を切ったぁぁぁぁっ!?」
ギャラドスの『ハイドロポンプ』を真っ二つに分けて、攻撃を防ぐライム。その隙にレッドはフシギダネを指示する。
「よし、いまだフシギダネ!『やどりぎのタネ』!!」
「ダネっ!」ポポポン....
「ギャワワ!?」
フシギダネのつぼみから発射された種がギャラドスの体に絡まる。すると、上からライムが向かってくる。
「止め、貰います」バッ
「!?」
「えっ!?いつのまに上に!?」
「
ドコォォォォォンッ!!
「ガッ....!?」
「今だ!モンスターボール!!」ビュン
ライムの強力なヒザ攻撃がギャラドスの脳天に炸裂し、倒れそうなところをすかさずレッドはボールを投げ、捕獲する。
「よっしゃあいただき!」
「お疲れー」
「....はぁ」ストン....
ゲットすることができたレッドは喜んでいると、戦が終わったのかカスミはその場にへたり込んだ。
「た、助かったわ。ありがとね....ええと」
「レッドだよ」
「ライムです」
カスミは助けてもらったレッドとライムに感謝すると、レッドは捕まえたギャラドスをまじまじと見る。
「しっかし、こんな所にこんなすげぇポケモンがいるなんてビックリだぜ」
「野生のポケモンかな?」
「...ギャラドスは水のポケモンよ。こんな所に生息していることはありえない....」
「だよねぇ、なんでだろ」
「そのギャラドスは野生のものじゃないわ。私のポケモンだったのよ」
「ええーーっ!?」
「なんと」
なんと、先ほど暴れていたギャラドスがカスミの物だと分かり、二人は驚いた。なぜこうなったのかカスミは理由を話す。
「私が育てていたそのギャラドスは一週間前に何者かに盗まれたの。そして...帰って来た時にはこんなにも凶暴化していたの。私は暴れまわるこの子を追って、自分の町からここまて来たのよ」
「「.....」」
「でもよかったわ。あんた達のおかげで暴走を食い止めることができたし...」
「いいもんか!」
「レッド....」
「自分のポケモンがおかしなって平気なのかよ!きっと、その盗んだやつってのが何かしたにちがいねぇ!よーし、この俺様がとっちめてやるぜ!」
「場所と誰かも分からないのに?」
「うぐ....そうでした」
ライムのマジレスがレッドの胸にアタック。効果は抜群だ。
取り敢えず、二人はオーキドなら何か分かるかもしれないと踏み、ポケモンセンターへ行って、パソコンを使い、尋ねてみた。
『....うーむ、数日の間にトレーナーの言うことをまったくきかなくなることがあるとなると....そりゃ、ロケット団のしわざかもしれんのう』
「ロケット団?」
「!」
ロケット団と聞いて、前に引っ越す原因となったことを思い出すライム。
オーキドはロケット団という組織を話す。
『うむ、ポケモンを使って悪どい商売なんかをやらかしとる秘密結社だ。最近では
「ポケモンの...」
「生体実験....!!」
「......っ」
その言葉にライムは無意識に力いっぱい拳を握る。
『そうじゃ、一つ情報があるぞ!君達がいるセンター東側、オツキミ山に月の石といわれるものがあるんじゃ』
「月の石?」
『うむ、ポケモンを強化するのに重要な力をもつ石らしいんじゃが、このぶんじゃロケット団の奴らも狙っとるかもしれんのう....』
『.....』
通信を終えた後、レッドはやる気満々で向かう。
「よっしゃあ!こーなったらポケモン図鑑を完成させる途中で、そのロケット団とかいう奴らを探しだして、お姉ちゃんのぶんまでぶっ飛ばしてやる!」
「....」
「どうしたんですか、黙り込んで?」
「私も一緒に行くわ!」
「「!」」
「どのみちオツキミ山なら私の町と同じ方向だし、図鑑をつくってるあなたと一緒にいれば、たくさんのトレーナーにも会えるわ。ロケット団の情報を入手できるかもしれないじゃない!」
「おいおい、まさか自分で仕返しをするつもりなんじゃ....」
すると、カスミは自分のポケモンをレッド達に見せる。
「私は水ポケモンのトレーナーなの。山の洞窟の中は岩ポケモンだらけ....きっとあなたにも負けない力が出せると思うけど♡」
「....」
「ほへー...」
「....と。言い忘れていたけど、私はカスミ。ハナダシティのカスミよ。よろしくね!」
「よろしくお願いします」
「むぅ...」(なーんか、胸がザワザワしてきた?)
「さぁ!それでは元気よく、出発~!!」
こうして、カスミとライムとのやり取りで、レッドが何か違和感を感じつつ、三人はオツキミ山へと向かう....
「この先が、オツキミ山の洞窟よ!ここさえ抜ければ....」
「...っ!二人とも奥に誰かいるよ」
「伏せて!」
三人はそこにあった茂みに隠れ、観察し始める。
「あいつらがロケット団かしら?」
「そうだね。見覚えのある服だよ」
「ちくしょう、うじゃうじゃいやがる」
「どうする?」
「オツキミ山には、ポケモンを強化するのに重要な力を持つ、『月の石』があるんだ。引き下がるわけには、いかねぇぜ!」
「じゃあこっそりと進もうか」コソコソ....
こうして、なんとかロケット団に見つからず、洞窟の中へと入ることができた三人は、ピカチュウの電気の力を借りて、奥へと進む。
――すると、レッドは岩にぶつかってしまう。
「あいてててて....くそっ、こんな所に岩が....」
「それ....岩じゃない....」
「え?」
「これって...ポケモン?」スッ
ライムは図鑑を開いて、確認すると....とげとげポケモン『サイホーン』だと分かる。すると、どこからかサイホーンの後ろからロケット団達が現れる。
「子供がこんな所をウロついていてはダメじゃないか....」
「っ!....ロケット団」
「ホウ、我らの名前を知っているとは....何者だ?」ギロッ
「答える必要なんか....」
「ないね」
「ほう...なら行け、サイホーン!『いわおとし』!」
サイホーンの口から一頭身台の岩を発射し、三人に襲い掛かる。
「任せて」
「ライム!」
「ふんふんふんふんふんふん.....」ビシッビシッビシッビシッビシッビシッ!
「いや嘘でしょ!?」
「サイホーンの『いわおとし』を素手で叩き落としてるだと!?」
「今度はこっちから反撃する番」スッ
そう言い、サイホーンから出した岩を持ち上げる。
「
「ぐあぁぁぁ!?」
「今度はあの岩をロケット団達に投げつけた!?ムチャクチャしすぎでしょ!?」
「いけいけ!やったれ!」
「おまけ」ダッ!
「!?」
ロケット団達に岩の流星群をくらわしている間に一瞬にして、サイホーンに近づき、攻撃を繰り出す。
「
「がぁぁぁ!?」
鋭い足蹴りがサイホーンの後ろ脚にぶつけ、倒れる。
「フッ...」クルルルッ....スタッ
「すげぇぜ、ライム!」
「ええ....あんた、ポケモンは?」
「いや...なんかこっち方が早いから....」
「あんたトレーナーでしょ!?」
「ググ....こいつら....いいだろう、ロケット団にはむかうとどうなるか....」
そう言って、ロケット団は懐から薬のようなものを取り出す。
「ひねりつぶせ!!」
「っ!」
『!?』
それをサイホーンに刺すと、ムクムクと成長し一気にサイドンへと進化した。
「サイホーンが...サイドンに...!!」
「ま、まさかあなたたち、あたしのギャラドスにもそれを...!?」
「ん~~!?なんだって?実験はそこら中でやったからな。いちいち覚えちゃおれん!」
「....」
「ゆ....許せない....ヒトちゃん!」
カスミはヒトデマンを出し、サイドンに向って水技を放つ。サイドンは地面・岩タイプ、当然効果は抜群だ。
「よし...いいぞ!!イケるっ!!」
「フフフ....それはどうかな?」
「っ!」ギャルルルッ
『!?』
サイドンの鼻先の角が回転し始める。
「『つのドリル』だ!!」
バババババッ!!
「っと」バッ
『うわぁぁっ!?』
サイドンの『つのドリル』でヒトデマンが放った水技を押し返し、レッド達を襲った。ライムは瞬時に察知して、上に回避する。
「っ!」ドッ!
「うおっ!?」
「きゃっ!?」
「っ!?」
ズザザザ....
「カスミさんのヒトデマンの技を押し返すなんて...すごいパワーだ」
「あ、危うく流されるところだった...」
「あ、ありがとう....」
「ピ...ピカァ....」
「へぁ....」
ライムは吹き飛ばされそうなカスミ達を持ち前の運動神経で、跳ねながら全員回収する。
「ちっ...行けっ!」
「っ!」ドドドドド
「ん」バッ
ガチィィィッ!!
「今度はお互いにつかみ合った!」
「いや相撲か!?」
サイドンとライムは互いにぶつかり、つかみ合っている。
―――その隙にレッドは加勢する。
「よし、俺達も行くぞピカチュウ!」
「ピッ!!」バッ
「っ!」
「よいしょ―――っと!」ドッ!
ピカチュウが動き出した瞬間、サイドンを上にあげる。
「ばかな!?サイドンは
「いけ!ピカチュウ!」
「合わせるよ、ピカチュウ」バッ!
「っ...」コクッ
ライムもピカチュウと共に上へ飛び、サイドンに向って互いに技を放つ。
「ピッカぁ!!」
「ノーマル
ドコォォォォォンッ!!
「っ!?」
『ぐわぁぁぁぁっ!?』
ピカチュウとの合体物理攻撃でサイドンをロケット団達方へ飛ばして、食らわせる。
「 」
「すげぇぜ!ピカチュウ、ライム!!」
「ぐっ...ぐぐ...くそ!こんな化け物、聞いてないぞ!一度退却だ!!」
「させない...っ!」
バフンッ!!
「ワプ....」
追撃を駆けようとライムは飛び出すが、煙幕で惜しくも逃げられる。
「.....逃げられてしまった」
「くそっ!ひきょうものめ!」
「ポケモン....ポケモントレーナーってなんだったけ?」
「....ん?」
すると、ライムは倒れてるサイドンを見る。
「...このポケモンもギャラドスみたいにひどいことされたんだろうな...」
「ああ....さっきの薬みたいなのがあったからおそらく....」
「....っ」ゴトッ...
「お」
「うわっ!?」サッ
「お、起きたわよ!?」サッ
起き上がるサイドンにカスミとレッドはとっさにライムを盾にして隠れる...しかし、サイドンは襲う様子もなく、ただライムたちを見つめる。
「....?」
「襲ってこない?」
「たぶん...さっき打った薬が消えたとおもう....ねぇ」
「グッ...」
「よかったら、僕と一緒にくる?」
「....」コクッ
「よかった」
すると、ライムはサイドンにボールを翳すと、サイドンは角でかるくスイッチを押し、ボールの中へ入った。
「サイドン....ゲット」
「ずげぇぜライム!ロケット団を追い返しただけじゃなく、サイドンをゲットするなんて!....俺もうかうかしてられねぇな」
「....もう、めちゃくちゃだわ、あなたたち....ん?」
するとカスミは、地面にとあるものを見つける。
「あーっ!『月の石』!!」
「おおっ!ラッキー!」
「....あっ、さっき吹き飛ばした時に偶々出てきたんだ」
こうして、ライムたちはロケット団達を撃退したついでに『月の石』とライムの新しい仲間、『サイドン』をゲットし、オツキミ山から出るのであった.....
「よーし、このままハナダシティへ直行だ~!!」
「おーっ!」
「お~」
「.....で?お前というものが居ながら、おめおめと逃げてきたのか?」
「....反論する....言葉もありません」
「....ふむ、で?誰なのだ、その返り討ちにあった奴らの名前は?」
「名前は分かりませんが赤い帽子と服の少女でそしてもう一人、『ライム』という少年でした」
「ライム....」
「その人物はあのサイドンを
「....何を弱気になっている?人間といえど、たかが知れてる....そんなことで『ロケット団』が臆するとでも?」
「.....滅相もございません」
「もういい、貴様は一旦戻ってジムリーダーとして務めていろ....後で連絡する」
「ハッ...」ピッ―――
「.....ライムか、くくっ....面白い少年だ」
サイドン
サイホーンから怪しい薬で急激に進化したポケモン。ライムに倒され、正気に戻り、ライムの手持ちに入る。
特性いしあたま ・つのドリル・いわおとし・ふみつけ・じしん
ライム
早くも二体目ゲット。うれしい
レッド
『月の石』ゲット。うれしい
カスミ
ライムの生身の戦闘に頭が痛くなる。そうはならんやろ....
?
ロケット団のボス、一体何キなんだ....
ライムのヒロインにいいのは?
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