ポケモンSPECIAL―グーパンでポケモンマスター― 作:YEX
マサラタウン―――メメの家。
「~♪」
人間に変身してるメメはお菓子を作っていた....どうやらチョコレートの『トリュフ』のようだ。
(メメ~!)
「あら?」
するとメメは、頭の中に誰かの声が響いた....どうやら『テレパシー』で言葉を飛ばしているらしい。
「もしかして...ミュウちゃん?」
(あったりぃ~!正解!)
と、そこに現れたのは....幻のポケモンと呼ばれる、しんしゅポケモン『ミュウ』であった....しかし、一般的なミュウの肌色はピンクだが.....今目の前にいるミュウは
(今日もメメのおやつ食べに来たよ!)
「まったく、あなたも懲りないねぇ」
(だって~メメの作るチョコは美味しいモーン!)
と、メメのおやつ目的で来るミュウだった.....それもそのはず、ライムは
「ほら、昨日作ったガトーショコラよ。オーキドさんにも分けようとしてたからよかったら一切れあげるわ」
(わーい♡....そういえば、ライムの姿が見かけないね?修行?)
「ん?ああ、言ってなかったね...ライムはポケモントレーナーになるためにレッドちゃんと一緒に旅に出たわよ?」
(えーあのライムが?ポケモンより強いライムがポケモントレーナーに?)
「あはは....そういえば、あなたも最初はライムに負けたって...」
(負けてませんー!ちょっと
「はいはい....そう言うことにしておきますよ」
と、ミュウが頑なに負けを認めない感じで言うのをメメは軽く流す。
(まったく...最近じゃ『ロケット団』?とかふざけた連中がうようよいるからおちおち散歩もできやしない!)
「...そうね」
(ハムハム.....もしかして、ライムの心配してるの?大丈夫でしょ、あんなやつら、ライムの敵じゃないよ....ハムハム)
「うん、分かっているわ....だけど、それでも心配しちゃうわ....無事に歩いてると思うけど....」
メメは窓の方を見つめ、ライムのことを思いながら、窓に照らされた光を見つめる....
―――
――
―
所変わって、ブルーを救助したレッド達は『ミュウ』についてどんなものかと調べていた.....
「これがミュウよ」
「こ、こいつはあの時の*1....あいつがミュウだったんだ」
「まぁこれはメタちゃんが『へんしん』した偽のミュウだけど....」
「へーあの子がミュウだったんだ。『にゃるこ』にそっくり」
「....誰よそれ?」
「友達」
「友達....っ!あのミュウと友達!?」
「え、うん」
と、ミュウが友達だと知り、ブルーは慌てる。
「ほほほ、本気で言ってるの!?見つけるのが困難なあの『ミュウ』を!!」
「本当かよ、ライム!」
「うん、メメ姉さんのお菓子をいつも食べに来ていたから」
「「幻の癖にやっす!?」」
ということで、ブルーが本当にミュウと友達なの!?と疑ってきたので、広めの草原でミュウを呼ぶことにした。
「...ここらへんでいいか」
「....ねぇ、本当にあのミュウと友達なの?」
「うーん....ライムは嘘とかつかないからな....」
「....」スッ
ライムはその辺にあった葉っぱを手に取り、草笛を吹く。
~♪
綺麗な音色が風と共に流されていくと.....数秒後に、激しい風がうねり始める。
「うわっ!?なんだ!?」
「こ、これって....『サイコキネシス』の渦!?」
「久しぶり....『にゃるこ』」
(ぱんぱかぱーん!どーも、にゃるこでぇーす♡)ジャジャーン!!
「「なっ!?」」
渦が収まると、目の前には『にゃるこ』と名乗る、『ミュウ』が現れたのだった。
「こ、これがミュウ.....なんか色が違うぞ?」
「嘘でしょ....現物だけでも珍しいのに....色違い!?こ、これは―――高く売れるわ!」バッ
「やめたほうがいいよ」
(ふんっ!)ブワワワッ!!
「ああああっ!?」ビュンッ!
捕まえようとしたブルーににゃるこは『サイコキネシス』で吹っ飛ばす。
(僕を捕まえようなんて...失礼しちゃうわ)プンプン
「この子、結構強いから」
「ほえ...小さいのに凄いパワーだ...」
「き、キュウ....」
数分経ち、レッド達はにゃるこに話し始める。
「お前...たしか『にゃるこ』って名乗っているけど....自分で名付けたのか?」
(違うわ、ライムにつけられたのよ)
「「ライムに?」」
「ども」
と、なんか照れ臭そうに頭をかくライム。
「いつ知り合ったんだよ、ライム」
「うーんと....一年前?かな」
淡々とにゃることの出会いを話す。
─一年前─
「ちょーこちょーこ、今日のおかしは何かなー」テトト....
ライムは何時もの日課*2を終わらせ、家へ帰る...扉を開けると、そこには水色のポケモン『ミュウ』(のちににゃること命名)がライムが食べるであろうチョコレートケーキを喰っていた。
(あ、やべ)
「......」
(逃げよっ)シュンッ
にゃるこはテレポートで食っているケーキごと移動した。それを見たライムはというと.....
「......お゛?」
ばちぼこにぶち切れていた。
――
―
(ふぃ―...まさか帰って来るのは予想外だけど、ここまでくれば....)
と、多寡をくくって盗んだケーキを食べ始めようとしたら.....
バキッ!!
(みゃぁぁぁぁ!?)
突然横にもたれてていた木がぶっ壊れ、恐る恐る振り返ると――――
「チョコレート...ケーキ....」ドドドドドドド
(ミ゙ッ―――)
顔はそのままだが、ギラついた目でにゃるこを見ていたライムがいた。
(ちょっと嘘でしょ!?テレポートでここから数kmも離れたのよ!?なんで位置が正確にわかるのよ!?)
「僕のチョコレートの嗅覚は10kmぐらいなら嗅ぎ分けられる」
(いやありえないでしょ!人として!)
と、ライムがもつ嗅覚(チョコレート限定)に驚くにゃるこ....ライムは手をボキボキさせながら近づく。
「さて....勝手に僕の楽しみのおやつを食べた罪....ここでいま償ってください」
(もーう何なのよこいつ!....でもこの僕を甘く見ないでよ!)ゴゴゴゴ...
「ん?」
にゃるこの周りに突然、大きな風が発生し、その辺にいた木や岩を吹き飛ばす。
「ムッ...」ビュオォォォ!
(ふふん!どうよ僕の『サイコキネシス』は!これで作った渦はどんな巨体だってあらゆるものを吹き飛ばす力!この僕に勝とうなんて....)
「.....」バタバタバタ.....
(百年はや―――ん?)
「......」バタバタバタバタバタバタ.....
(はわ、はわわ、はわわわわわ.....
サイキネの渦をプール感覚でクロールしとるぅぅぅ!?)
にゃるこがみたのは荒れ狂う風の渦をライムが水泳のクロールで泳ぎ切っている瞬間だった。
(う、うろたえるんじゃーない!幻ポケモンは狼狽えない!別に突破したから何よ!まだ策はあるは!くらえ、『はかいこうせん』!!)ビィィィィムッ!
「!」
すると、にゃるこの口から、強力な光線をライム目掛けて放つ。
それを見たライムはとっさにクロールしたまま避けるが....
カクッ――カクッ――カクッ―――!
なんと、はかいこうせんが曲がり、再びライムに襲いかかった!
「っ!曲がった....」
(ふふん!どうよ
「....ふっ!」ズッ!
(いな....え?)
と、今度はライムは腕を横に振った瞬間、はかいこうせんの軌道を逸らした!
「....」
(え?はっ?....何したのあんた?)
「何ッて...はかいこうせんをこの渦の流れを利用して逸らしただけです」
(いやそうはならないでしょ!!??)
と、常人ならばぜっっっったい無理な動きをライムは難なくこなしたことににゃるこは規格外すぎるライムにツッコむ。
(嘘でしょ...建物ですら吹き飛ぶこの渦の中を不規則なはかいこうせんを流れを利用して回避するってどんな早業よ....人間なのあんた本当.....)
「さて....そろそろ遅くなるといけないから...片付けるか」ギュンッ!!
(なっ、なにを!?)
今度はクロールしているライムのスピードが段々はやくなり、サイキネの渦の回転とライムのクロールの回転が反発し、ついには――――
ブワァァァッ!!
(―――はっ?)
サイキネの渦の勢いを殺し、荒れた大地が丸見えになる。
(噓でしょ....サイキネの渦の方向を逆からクロールで反発して....サイコキネシスをぶち破った!?)
「ノーマル
(げっ...やばっ!?)
「怒りの.....『メガトンパンチ』っ!!」ゴォォォッ!!
(ゆ、『ゆびをふる』!―――『まもる』っ!!)
ガキィィィィンッ!!
その隙にライムは力いっぱい溜めた拳を放つが、にゃるこはとっさに指を振って、自身の周りにエネルギーのバリアを作り出す。
(あ、あっぶなぁ...咄嗟に『まもる』が間に合ってよかった....『ゆびをふる』はランダムででる技だけど、
ピキッ
(え?)
ピキキッ
(....いやいや)
ピキキキキッ!
(いやいやいやいやいやいや!?)
バリィィィィッ!!
(噓でしょぉぉぉぉ!?)
「フンッ!!」
ドコォォォォォンッ!!
(ぐべぇぇぇ!?)
ポケモンの無敵技である『まもる』をたった一つの拳のみで破壊し、そのままにゃるこをぶん殴り、吹き飛ばした。
.....いやそうはならんやろ。
「僕のチョコレートを奪った罪は―――重い」ドンッ!
(む....無念.....ただひたすらに....無念――――)チーン....
にゃるこはそう呟き、倒れるのであった....
―――――
「―――てのが、にゃること出会いだったなぁ....」
「「......」」
それを聞いたレッド達は唖然な顔になりながらも、ブルーが震えた声で言う。
「....あの、舐めた口きいてすみませんでした。バッジとチョコレート返すんで、許してください」ガタガタ....
と、今の話を聞いてブルーはこいつには怒らせないようにしようと心から決意し、盗んだものを返して許そうとするのだった.....
あの後、にゃるこに撮影許可をもらって、返した後、買い手を探すためにプリンを掴み、その場を去った....
(じゃ、僕はマサラに帰るから....また遊ぼうねー)
「うん、メメ姉さんのこともよろしく」
(うんうん、じゃーねー)ピュン
そうして、にゃるこも『テレポート』でこの場から去る。
「...お前って凄いんだな....」
「そう?」
(前まではグリーンが俺の超えるべき存在って思っていたけど....俺が
「あむ....チョコレート美味しい....」
(...こいつかもしれないな)
レッドはチョコを食べるライムを見て、再び強くなろうと決意する。
ライム
楽しみにしていたおやつを食べられてむかついてむしゃくしゃしてやった。今チョコレート消化してる。
にゃるこ
色違いのミュウ。
通常のミュウとは別個体。テレパシーが使え、技も特訓して規格外だが、ライムのフィジカルには敵わなかった。
いたずら好きな性格だが、ライムのチョコレート関連は大抵大人しくしてる。(いやというほどボコられたから)
特性シンクロ ・テレポート・サイコキネシス・ゆびをふる・はかいこうせん
レッド
改めて、ライムの規格外な動きに啞然とする....そして、そんな姿に超えるべき壁と認知する。他に変な気持ちも混じりながらも....
ブルー
ライムを怒らせてはいけないと判断した人。にゃるこの出会いを聞いて、やば、チョコレート盗んでたと、ガクガク震えながらも返した....幸い手つかずだったので許された。二度とこの人からカモらんと誓う。
ライムのヒロインにいいのは?
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