要塞破記(完結)   作:エイス准尉

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この話は
テラ・リーパーの設定と構造をひたすら書いている資料編です。
物語は終わっています。

それでも「あの要塞は何だったのか」が気になる人向けです。
長いです。覚悟してください。



技術編


まずは簡単なスペックから。

大きさは半径3km。

上は巨大なドーム型(東京ドームのイメージ)

下は無数の巨大な足。

イメージとしては地◯防衛軍5の前哨基地が近い。

 

300年以上も攻略され無かったが、刀の冒険者により攻略。

凡そ400年前。当時の覇権大国によりただ一機建造された。

この覇権大国は300年前に滅亡している。

 

終話の後の世界では

調査は酷く難航したが、一部の遺跡で緑色の輝く板が使えると判明した途端。

急速に調査が進み。完全に解析できた。

 

【刀の冒険者】

テラ・リーパーを攻略した人。

幼い頃からテラ・リーパー攻略を夢見ており、

英雄になることを決意。

 

実はかなりの実力者で最速で A級冒険者になっており、要塞内は大量のアンデットと聞き、

アンデット専門の冒険者に。

リッチも何体か狩ってる。

ツテと名声で、刀に聖属性をエンチャントと、ハイブリッドポーションの確保。

要塞の現在位置や、情報を集めてた人。

 

【リッチ】

出会い頭そうそう、合言葉を求めてくる

主人公に規格外呼ばわりされた奴。

実際とある理由で魔力が無象にあり

上級魔法を無詠唱で連発させてくる。

雷の矢も初級魔法だが、魔力量は上級。

最後の置き土産は同じ上級魔法を重ね合わせて暴走させた結果。

久々の会話の出来る存在到来だったのでつい遊んじゃった奴。

 

『年号表』

年数がわかりづらかった人もいたと思うのでまとめとく

リッチが生きた年数  

 457年

テラ・リーパー建造

 凡そ400年

リッチが縛られた年数 

 385年

要塞最後の使用からの空き期間

 301年

要塞が暴れてる期間

 約300年

 

ーー技術一覧ーー

 

① 多層交換式外壁

 

テラ・リーパーの外壁に備わっていた技術。

幾ら傷をつけても、新しく置き換わる外壁。

これのせいで外部からの攻撃は意味を成しませんでした。

その仕組みは至ってシンプル

 

内部→1cmの隙間→壁→ピストン→7重の外壁

 

でした。

1番外側の外壁が傷ついたら後ろにあるピストンが手前ある外壁を押し出し、

傷のついた外壁は外に落とすというものでした。

しかし、当然これでは在庫が尽きれば終わってしまうものですが、ちゃんと対策されてると。

後で記載するのですが、この要塞には超広範囲に土魔法を放つ装置があり、その範囲が外壁にまで及んでいました。

が、ここが上手く、外壁にある範囲はピストンの手前に外壁一枚分の薄い範囲で。

実質その装置が動く限り、ここの装置も要塞も無敵の存在に。

 

以上が、多層交換式外壁でした。

 

② 入り口のカラクリ

 

これは特に技術でもないが。

刀の冒険者が帰って来れなかった要因なので挙げておく。

まぁ、簡単な話である。入り口は回転する。

だから、開けた時に通路にも壁にもなる。

 

外壁の内側…つまり内部の1番外側は

壁を□。通路を◯とすれば

 

□ ◯ □ □ ◯ □

 

と、なっている。

で、入り口は外壁と共に回転するが、内部は固定されているのだ。

よって。

歯車のように上手く噛み合う時と、噛み合わない時があるのだ。

因みに回転速度は5.4㎝/秒

と非常にゆっくり。

 

以上、入り口のカラクリでした。

 

③ 埋め立て装置

 

これが①で話した超広範囲に土魔法をかける装置です。

これの対象は外壁と、要塞の進行方向にある地面です。

考えてください?

あんな巨大で重く、強振動を起こしながら移動する物体ですよ?

普通は地面が崩れて沈みます。

それを阻止してたのがこれです。

この装置で、あらかじめ地中にある空洞を埋め、地盤を固くしてから通っていました。

 

更に!

これは二次災害への布石ともなっていたのです。

これで、出現又は増えた土。

というのは魔法でできた存在であり、その術者が離れていくわけですから時間経過と共に消えていきます。

しかし、込められてる魔力量が多いのですぐには消えず、1ヶ月かけて完全に消滅します。

つまり、地中に元々あった空洞。

強度の地面。

になっていくのと、

そこの地面は、いつぞや通過した巨大物体の影響がある。

 

地面は大荒れです。

 

以上、埋め立て装置でした。

 

④ 王蟲脚

太さ2m

長さ5m(通常時)

全長7m

カニの脚のように曲がっており、

千歯扱きのような横並びで、非常に密集していたことから当時は千歯脚と呼ばれていた

 

この脚は非常に崩れづらくなっている。

その仕組みは

脚全体に多くの人工ダイヤモンドの粒が散りばめられており、そのダイヤモンド一つ一つに魔力が込められ、お互いに引き合おうとする力が働く様にしたからです。

そのおかげで大きな損傷を受けても、引力により崩れにくくなった。

 

なぉ、元の名前であるが

「王蟲が群れた時の脚に似てるから」

というよく分からない記録があったそうな。

 

以上、王蟲脚でした。

 

⑤ 内部構造

幅は1.6mと人2人分で、高さは2m。

明かりは一切なく、結構入り組みややこしい。

構造としては

無数にある入り口となる穴から、最後の中央にある広い部屋に繋がるように、色々な方向に伸ばしてるだけであるが、その入り口の数が…

 

大抵の行き止まりは、入り口とならなかった穴。本当の行き止まりもあるがこれと比べると少ない。(なぉ、比較対象…)

 

後、内部が魔力が濃い理由は

エネルギーとして処理されなかった魔力を内部に放出する事で満たし、空気中の魔力濃度を限界まで濃くする。

これにより、魔力の移動を阻害させ魔力感知や魔力通信を妨害する。

 

音についても、床及び外壁、通路の壁に防音素材が詰め込まれており、対策済み。

 

 

⑥ 墓地核(リッチと融合してた物)

一言でいえば、魂関係の制御装置。

この要塞の根幹を担っている。

 

大きな機能としては、擬似的な墓地を作り出し、出来てから1時間以内の魂をここに集める

事が出来る。その魂の元の種族によって出来ない。とかはない。

ただ、内部で発生した魂は回収出来ない。

回収範囲は半径3.5km。

ただ、高さは上下それぞれに10km

 

因みに、最初期は魂を集められる確率は60%だったが、

このリッチと墓地核を融合させたら、100%になったそうな。

 

他にも様々な重要な機能があり。

1、アンデット作成

これは、墓地核に集まった魂の中からランダムにベースとなる魂が選ばれ、

選ばれ無かった魂がそこに磁石のように集まり、ベースとなった魂の肉体を魔力で擬似的に作り出す事でアンデットが作成される。

なぉ、ベースを定める場合には条件があり。

・制御部の作成指示がある事。

・そのベースの肉体はネズミ以上人間以下の大きさに収まる事

・魂の在庫が十分である事

である。

 

2、燃料供給

この要塞は魔力で動いている。

その魔力を提供しているのも墓地核だ。

燃料は簡単に2種類。

・アンデットになることの無かった余った魂…余剰魂の消費

・内部にいるアンデットの消費

 

余剰魂が最優先で、アンデットの消費は非常用である。

また、誤解されやすいので言うが、

内部で殺されたアンデットは燃料に出来ない。

一度解放された魂は再び捕まえられないのだ。

 

そんなので大量に魂集められるのか?

 要塞が自走式である点が大きく寄与しています。

 

3、アンデットの制御

アンデットを動かしたり、中立化させたり出来る。

 

4、リッチの制御

融合させたリッチに命令を刻む事ができる。

最初リッチが出会い頭に、

経過時間+合言葉

を求めてきたのもその一つ。

他にも。

・中央部から離れてはならない。

・管理者には全力でサポート(ペコペコ)しなければならないとかがある。

しかし、代わりに要塞にある魔力を借りれるようにもなったので、無象に近い魔力量を獲得した。

なぉ、墓地核が壊れるとリッチは死ぬが、

リッチが死んでも墓地核は壊れない。

…泣いていいぞお前。

 

 

 

合言葉は「再起」

※301年6ヶ月17日50秒前に更新済み

 

 

⑦ 制御部(黒光りの四角い箱)

超でかいハードウェアです。

緑色の輝く板は普通に基板のこと。

 

魂以外のこと全般の管理をしてる。

・外壁の回転

・脚の動作

・土魔法の使用

・アンデットの数の把握

・墓地核への指示

・命令の遂行の為の演算機能

・魂の燃料の調整の補助

などなど。

 

 

他にもコマンドも管理してるのもこれ。

コマンドとは、アクセス権のない者でも使用できる操作。

一つだけで

・アンデットの中立化及び通路の安全化

である。

方法は、入り口が通路と合わさってる時に

扉を4回開け閉め

2回扉の出入り

内から扉を閉める。

で、作動。

アンデットは中立化し、通路は天井に隠されていたライトが点灯し明るくなる。

 

これにはアクセス権があり血で判別する。

王族若しくは、登録されていて尚且つ許可されてる者にしか扱えない。

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーシステムログーーー

 

301年6ヶ月17日1分14秒前

 王族以外の者のアクセス権を破棄の命令

  成功。

 

301年6ヶ月17日1分前

 王族より合言葉の変更の要請

   成功。

    畑肉(大豆)から再起へ変更しました。

 

301年6ヶ月17日36秒前

 王族より命令の通達

 「動き続けろ、海を渡るは禁ず」

   認識完了

    全ての機能をオンライン。動きます。

    

301年6ヶ月17日17秒前

 使用資格のない者達の排除を墓地核へ通達

   成功

2時間37分47秒前

 墓地核機能停止。

  要塞の維持に問題が発生。

   緊急信号を発信…

 

1時間49分21秒前

 error。

  全ての緊急信号が繋がりませんでした。

    2、3番要塞に中継を要請。

 再度緊急信号を発信…

1分28秒前

 侵入者が覚醒!こちらに接近!

  墓地核に排除の要請を…

   error

   error

   error

   error

   err。




これがこの要塞の全てである。
ここまで読んで頂きありがとうございました。

本当は2・3番要塞の
天を見つめる物(スカイ・ウォッチャー)
痕を漂う物(トレイル・ゴースト)

も構成してましたが、1番要塞地を耕す物(テラ・リーパー)のみのストーリーに。
理由?
現時点で確認されてるのはこの要塞だけなので。

ただ、覇権大国の王族に関するシナリオは一切変えてません。
その痕跡は残したつもりです。

余談ですが、
このようなエンドになったのには理由があり、
実は僕もこの作品の主人公みたく、回転外壁の脅威に気づけてませんでした。だからです。

これを指摘してくれた友人には感謝です。
それでは。
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