【夢の中】で女を犯しまくっていたら、【現実】に影響でちゃった……。 作:BIBI
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家族愛を乗り越えてレイプに至った俺からすれば、友情の壁なんて大した高さではない。
当然、無理やりイノリを犯した。だが――。
『友情をこんな形で裏切るなんて……。こんな関係になりたくなかったのに……。最低な奴だとは思ってたけど、ここまで最低だなんて……』
あのセリフは胸に刺さった、流石に。
レイプ
何だかんだ、友情を大切に想ってくれていたんだろうな……。でも、本当に俺を恋愛対象として見ていなかったんだな……。
何かショック……。
俺をクズ扱いしてる癖に何だかんだ一緒に居てくれるから、心の奥底では俺を好きなんじゃないかって期待していたのになぁ。
純粋な友情だった訳かぁ。
まぁそれはそれで嬉しいけど。俺もイノリには厚い友情を感じてるしな。
そんな事を考えていると、いつの間にか夢が終わり現実に引き戻されている事を自覚していく。まだ起きるか寝るかの判断が
眠い……。眠い……――けど。
体に妙な違和感が……。
「――――」
誰かの声と荒い息遣いが聞こえる。
何か気持ちが良い様な……。でも眠い……。まだ、寝ていたい……。まだ眠い……。もう少し寝ていようかな……。
「出し過ぎだって、兄さん……。妊娠した、絶対……。兄妹なのに、やばいって……」
囁くような小さな声。ミウの声が聞こえた様な気がした。
……………………ん?
妊、娠…………?
「――――ッ」
瞳孔を開き、暗い中でも青ざめていると分かる程、後悔と焦りが
「…………何やってんだよ、お前」
流石に目が覚めた。
何やってんだ、この人……。怖……。
寝込み襲うとか、最低すぎだろ……。
「…………ッ!」
上体を起こそうとする俺の両肩を、ミウは咄嗟に無理やり押さえつけた。
「お前……、結構最低なんだな……」
ドン引きだよ、マジで……。どんだけ欲求不満でもレイプはないだろ……。
「ど、どうせ兄さんは、その、血の繋がりとか気にしない、でしょ……? だったら丁度いいんじゃない……? 私もエッチな事に、その……、興味あったし……」
たどたどしく、声を震わせて、ミウは決めつけてくる。だが表情からは、後悔や不安が読み取れる――とはいえ。
ミウはそれなりに賢いし
「そうか……、ミウ……。勉強のし過ぎで頭イカれちまったんだな……。勉強のストレスで性欲が爆発するのは、男なら誰しも通る道だけど……、女も同じだったか……」
俺がバスケを辞めた頃からだったか。コイツ、勉強一筋の真面目系に
頭がイカれても仕方ない、か……。
「…………ミウ?」
さっきから黙って固まっている妹に、俺は声を掛けた。
「…………。兄さんは、何で、勉強もバスケも止めたの……?」
真剣な声音。目を少し細め、何か苦しそうな表情でミウは尋ねる。俺は半ば呆れ、「…………。それ、今
「ふ、普段は答えてくれないから……。言いにくい程の事でもあったの……?」
顔を赤くし、恥ずかしがるように言い訳する。今するべき質問じゃない事なのは、本人も理解しているらしい。
まぁでも――良いか……。別に勿体ぶる様な話じゃないしな……。
「言いにくいのは、お前が勘違いしていたからだよ……。お前が思うような壮絶な過去なんて、俺にはないんだ。落ちぶれた理由なんて、些細な事なんだって……」
ヘラヘラと俺は苦笑する。対しミウは真剣な表情で「些細な事……?」首を傾げた。
「俺が女を馬鹿にしていたんだけど、チームに彼氏がいたらしくてな。少し怒らせてしまったんだ。案の定その日以降、少し嫌がらせを受け続けた。体育の時間なら、嫌いな奴に暴力を振るっても許されるみたいなノリあるだろ。あれをバスケの練習中、ずっとやられ続けた。事故を装って何度もボールを当てられたり、肘で殴られたり……。体中が
「…………ッ」
俺は軽く笑って話すが、ミウはどこか苦しそうな表情を浮かべていた。
「三ヶ月くらい経った頃からな……。何か……、一気に冷めた。全部、どうでも良くなったんだ」
バスケも勉強も、母さんからの期待も、周囲からの称賛も、どうでも良くなった。何かくだらない、薄っぺらい物に見えるようになった。
「別に嫌がらせが辛くて心を病んでいたんじゃない。ただ……、今まで楽しいと思って本気で取り組んでいた事を、楽しく感じなくなってしまった。何となく、大切なものが日常から欠けてしまった。そういう
何かに熱中していた頃は、頭の冴えも違ったし、全身に力が
でも今の俺には、もう――。
「自分でもしょうもない、些細な理由だと思う。こんな理由で母さんの期待を裏切った事は申し訳ない。でも……、もう何かを真剣に取り組むのは疲れたんだ……」
「……しょうもなくないよ」
自虐的に笑う俺に、ミウは涙を浮かべて首を振る。
「何泣いてんだよ。こんな状況でシリアスな雰囲気は無理じゃないか?」
客観的に見て、兄妹が合体して、真剣に会話している様子は異常すぎる。暗い話だから真剣に聞き入るのも分かるけど、俺としては笑い飛ばして欲しかった。
もう良い……。眠いし、頭が回らねぇ……。
色々とミウに言いたい事もあるけど、後にしよう……。
今は――。
「……もうヤッたもんは仕方ねぇし、空気も変えたいしな。少しだけ続きをやろうか。母さんに聞かれたら不味いから、声は出さない様にしろよ?」
「…………ッ! …………分かった」
俺が両肩を押さえてくる腕を掴むと、ミウは顔を赤らめてコクリと頷いた。妹の瞳はまだ困った様な悲しそうな気持ちを浮かべていた――――が。
十分後には、目を上向きに口から涎が垂れる程イキまくっていた。
みっともねぇ顔。何だったんだ、さっきまでのシリアスな雰囲気は……。
何か寝起きで頭が回ってなかったけど、今にして思うと、この状況って俺が夢で犯した事が原因か?
勉強のストレスで頭がおかしくなった可能性も捨てきれないけど……、犯した翌日にコレだもんな……。
だとしたら今頃イノリも――……。