Divine Gate2.0+   作:観測神ミンスキー

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【作品に関する注意書き】

・本作品は『ディバインゲート』および『機動戦士ガンダム』シリーズの二次創作小説です。 権利は GungHo Online Entertainment, Inc. および 創通・サンライズに帰属します。

・本作品は、文章の校正・添削にAIを使用しています。


第2話:激突

 重力感覚が消失し、視界が反転する。

 辿り着いたのは、色彩がネガポジのように狂った

「もう一つの街」だった。

 

 そして、目の前で暴れ狂うあの巨大生物。

 だが、そこにいたのはあなた一人ではなかった。

 

「──炎を、舐めんなよ!」

 

「消えろ、雨空と共に」

 

 炎の拳で空間を焼き、水の礫で巨躯を穿つ少年たち。

 風を操り、光と闇を纏い、無の力を振るう者たち。

 そこには、数ヶ月前に再会したはずの、あの6人の姿があった。

 

 モビルスーツという科学の結晶を操るあなたの目の前で、

 彼らは「世界」を塗り替える死闘を繰り広げていたのだ。

 

 亜空間(ゾーン)という異質な静寂の中で、

 あなたはコックピットから、信じがたい光景を目撃する。

 

 目の前で繰り広げられているのは、

 兵器による「戦闘」ではなく、世界の理そのものを操るような「演舞」だった。

 

「行くぞ、みんな!」

 

 アカネの咆哮を合図に、6人の動きが完全に重なる。

 炎が巨大な生物を包み込み、水がその動きを封じ、

 風が鋭い刃となって肉体を切り裂く。光と闇が交錯して逃げ道を断ち、

 最後にギンジの放つ無の衝撃が、生物の核を貫いた。

 

 一切の無駄がない、阿吽(あうん)の呼吸。

 数ヶ月の空白など感じさせない、絆によって結ばれた究極の連携。

 

 巨体だった生物は、断末魔の叫びを上げる暇もなく、

 粒子となってユナイティリアの空へと霧散していった。

 MSのセンサーが敵の消滅を確認し、アラートが消える。

 

 あなたは操縦桿を握る力を緩め、思わず息を呑んだ。

 

(……すごい。あんな戦い方があるなんて)

 

 何トンもの装甲と火力を備えたMSを操るあなたにとって、

 生身に近い姿で巨大な脅威を圧倒する彼らの姿は、

 あまりにも美しく、強烈な衝撃だった。

 

 しかし、静寂が戻ったゾーンの中で、

 6人は即座に「異質な気配」を察知する。

 宙に佇(たたず)んでいたのは、ユナイティリアの技術体系には存在しないはずの、

 鋼鉄の巨人だった。

 

「……あれは、何?」

 

 ミドリが呟き、あなたのMSを仰ぎ見る。

 アカネは険しい表情で構え直し、アオトは冷徹な蒼い瞳で機体を観察する。

 6人の鋭い視線が、一斉にコックピットへと注がれた。

 

 一触即発の空気の中、彼らの案内役である「めたぼん」が飛び出す。

 

「むむむ……あれはユナイティリアのものじゃないぼん。

 属性(エレメント)も感じない……未知の、ただ破壊のためだけに作られた兵器、

 いや『化け物』だぼん! 

 重苦しいプレッシャーを感じるぼん! みんな気をつけるぼん!」

 

「兵器」という言葉が、最悪の引き金となった。

 世界を守るために戦ってきた彼らにとって、

 未知の巨大兵器は排除すべき「新たな脅威」に他ならない。

 

(まずい、誤解だ!)

 

 あなたの背筋に冷たい汗が流れる。

 彼らに敵意がないことを伝えなければ。

 

「ちょ、待ってくれ! 俺は敵じゃ──」

 

 あなたが外部スピーカーを起動しようとした刹那、

 言葉はエレメントの轟音にかき消された。

 

「問答無用! これ以上、この世界を好きにはさせねぇ!」

 

 アカネの怒号と共に、視界が紅蓮の炎に覆われる。

 アオトの氷刃が駆動系を凍てつかせ、ミドリの風が機体の自由を奪う。

 さらにヒカリとユカリの光と闇の奔流が装甲を打ち据え、

 モニターはノイズで埋め尽くされた。

 そしてトドメとばかりに、

 ギンジの放つの「無」の衝撃がコックピットを直撃する。

 

「うわぁぁぁっ!?」

 

 先ほどまで彼らの連携に見惚れていたあなたは、

 今やその圧倒的な力の「標的」となり、意識を失いかけていた。

 

「おんどれぇぇ……ッ!」

 

 あなたは喉の奥から絞り出すような叫びと共に、

 強引に機体の姿勢を立て直す。

 しかし、彼らの連携は通常の操縦では回避不能な次元に達していた。

 死を予感したあなたの脳裏に、あの「手紙」の指令がよぎる。

 

「……クソッたれ、ここでやられるわけには……!」

 

「起動しろ、『ナイトロ(n-i-t-r-o)』ッ!!」

 

 コンソールの封印を解いた瞬間、コックピット内が不気味な青白い光に包まれた。

 パイロットの脳を強制活性化させ、機体追従性を極限まで高める禁断のシステム。

 神経がMSと直結し、視界が異常なほどに研ぎ澄まされていく。

 

 しかし、その高負荷なシステムが、この「ゾーン」と最悪の形で共鳴を始めた。

 空間がガラスのようにひび割れ、制御不能なエネルギーが渦を巻く。

 

 空間が完全に崩壊しようとしたその時、ひび割れた虚空から3つの巨大な熱源が飛び込んできた。

 

「──ようやく見つけた! 勝手に一人で無茶しないでよ!」

 

 サキの冷静ながらも怒りを含んだ声が響く。

 

「遅れてごめんね! 彩渡商店街のエース、ミサ、ただいま参上!」

 

 ミサの明るい声と共に、彼女たちのMSが背後に着地し、親友の機体もあなたの隣に並んだ。

 サキたちが目にしたのは、機体から火花を上げ、見たこともない光を放つあなたの無残な姿。

 そして、あなたを包囲しトドメを刺そうとする「未知の異能者たち」だった。

 

「あんたたちが……私たちの仲間を傷つけたのね?」

 

 サキの機体が冷徹な殺気を放ち、ビーム・サーベルを起動させる。

 

「待て、サキ! 彼らは──」

 

 あなたは止めようとするが、ナイトロの負荷で声がうまく出ない。

 

「仲間を呼びやがったか……。ユナイティリアにこんなヤバい連中、放っておけるかよ!」

 

 アカネたちもまた、さらなる警戒を強める。

 崩壊を始めたゾーンの中で、6人の適合者たちと4人のパイロット。

 

 二つの力が、今 まさに激突しようとしていた

 




1月23日頃 第3話 更新予定
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