・本作品は『ディバインゲート』および『機動戦士ガンダム』シリーズの二次創作小説です。 権利は GungHo Online Entertainment, Inc. および 創通・サンライズに帰属します。
・本作品は、文章の校正・添削にAIを使用しています。
重力感覚が消失し、視界が反転する。
辿り着いたのは、色彩がネガポジのように狂った
「もう一つの街」だった。
そして、目の前で暴れ狂うあの巨大生物。
だが、そこにいたのはあなた一人ではなかった。
「──炎を、舐めんなよ!」
「消えろ、雨空と共に」
炎の拳で空間を焼き、水の礫で巨躯を穿つ少年たち。
風を操り、光と闇を纏い、無の力を振るう者たち。
そこには、数ヶ月前に再会したはずの、あの6人の姿があった。
モビルスーツという科学の結晶を操るあなたの目の前で、
彼らは「世界」を塗り替える死闘を繰り広げていたのだ。
亜空間(ゾーン)という異質な静寂の中で、
あなたはコックピットから、信じがたい光景を目撃する。
目の前で繰り広げられているのは、
兵器による「戦闘」ではなく、世界の理そのものを操るような「演舞」だった。
「行くぞ、みんな!」
アカネの咆哮を合図に、6人の動きが完全に重なる。
炎が巨大な生物を包み込み、水がその動きを封じ、
風が鋭い刃となって肉体を切り裂く。光と闇が交錯して逃げ道を断ち、
最後にギンジの放つ無の衝撃が、生物の核を貫いた。
一切の無駄がない、阿吽(あうん)の呼吸。
数ヶ月の空白など感じさせない、絆によって結ばれた究極の連携。
巨体だった生物は、断末魔の叫びを上げる暇もなく、
粒子となってユナイティリアの空へと霧散していった。
MSのセンサーが敵の消滅を確認し、アラートが消える。
あなたは操縦桿を握る力を緩め、思わず息を呑んだ。
(……すごい。あんな戦い方があるなんて)
何トンもの装甲と火力を備えたMSを操るあなたにとって、
生身に近い姿で巨大な脅威を圧倒する彼らの姿は、
あまりにも美しく、強烈な衝撃だった。
しかし、静寂が戻ったゾーンの中で、
6人は即座に「異質な気配」を察知する。
宙に佇(たたず)んでいたのは、ユナイティリアの技術体系には存在しないはずの、
鋼鉄の巨人だった。
「……あれは、何?」
ミドリが呟き、あなたのMSを仰ぎ見る。
アカネは険しい表情で構え直し、アオトは冷徹な蒼い瞳で機体を観察する。
6人の鋭い視線が、一斉にコックピットへと注がれた。
一触即発の空気の中、彼らの案内役である「めたぼん」が飛び出す。
「むむむ……あれはユナイティリアのものじゃないぼん。
属性(エレメント)も感じない……未知の、ただ破壊のためだけに作られた兵器、
いや『化け物』だぼん!
重苦しいプレッシャーを感じるぼん! みんな気をつけるぼん!」
「兵器」という言葉が、最悪の引き金となった。
世界を守るために戦ってきた彼らにとって、
未知の巨大兵器は排除すべき「新たな脅威」に他ならない。
(まずい、誤解だ!)
あなたの背筋に冷たい汗が流れる。
彼らに敵意がないことを伝えなければ。
「ちょ、待ってくれ! 俺は敵じゃ──」
あなたが外部スピーカーを起動しようとした刹那、
言葉はエレメントの轟音にかき消された。
「問答無用! これ以上、この世界を好きにはさせねぇ!」
アカネの怒号と共に、視界が紅蓮の炎に覆われる。
アオトの氷刃が駆動系を凍てつかせ、ミドリの風が機体の自由を奪う。
さらにヒカリとユカリの光と闇の奔流が装甲を打ち据え、
モニターはノイズで埋め尽くされた。
そしてトドメとばかりに、
ギンジの放つの「無」の衝撃がコックピットを直撃する。
「うわぁぁぁっ!?」
先ほどまで彼らの連携に見惚れていたあなたは、
今やその圧倒的な力の「標的」となり、意識を失いかけていた。
「おんどれぇぇ……ッ!」
あなたは喉の奥から絞り出すような叫びと共に、
強引に機体の姿勢を立て直す。
しかし、彼らの連携は通常の操縦では回避不能な次元に達していた。
死を予感したあなたの脳裏に、あの「手紙」の指令がよぎる。
「……クソッたれ、ここでやられるわけには……!」
「起動しろ、『ナイトロ(n-i-t-r-o)』ッ!!」
コンソールの封印を解いた瞬間、コックピット内が不気味な青白い光に包まれた。
パイロットの脳を強制活性化させ、機体追従性を極限まで高める禁断のシステム。
神経がMSと直結し、視界が異常なほどに研ぎ澄まされていく。
しかし、その高負荷なシステムが、この「ゾーン」と最悪の形で共鳴を始めた。
空間がガラスのようにひび割れ、制御不能なエネルギーが渦を巻く。
空間が完全に崩壊しようとしたその時、ひび割れた虚空から3つの巨大な熱源が飛び込んできた。
「──ようやく見つけた! 勝手に一人で無茶しないでよ!」
サキの冷静ながらも怒りを含んだ声が響く。
「遅れてごめんね! 彩渡商店街のエース、ミサ、ただいま参上!」
ミサの明るい声と共に、彼女たちのMSが背後に着地し、親友の機体もあなたの隣に並んだ。
サキたちが目にしたのは、機体から火花を上げ、見たこともない光を放つあなたの無残な姿。
そして、あなたを包囲しトドメを刺そうとする「未知の異能者たち」だった。
「あんたたちが……私たちの仲間を傷つけたのね?」
サキの機体が冷徹な殺気を放ち、ビーム・サーベルを起動させる。
「待て、サキ! 彼らは──」
あなたは止めようとするが、ナイトロの負荷で声がうまく出ない。
「仲間を呼びやがったか……。ユナイティリアにこんなヤバい連中、放っておけるかよ!」
アカネたちもまた、さらなる警戒を強める。
崩壊を始めたゾーンの中で、6人の適合者たちと4人のパイロット。
二つの力が、今 まさに激突しようとしていた
1月23日頃 第3話 更新予定