Divine Gate2.0+   作:観測神ミンスキー

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【作品に関する注意書き】

・本作品は『ディバインゲート』および『機動戦士ガンダム』シリーズの二次創作小説です。 権利は GungHo Online Entertainment, Inc. および 創通・サンライズに帰属します。

・本作品は、文章の校正・添削にAIを使用しています。


番外編:流れ星

衛星の残骸を回収し、世界の「傷跡」を癒やすための旅は、季節を秋へと進めていた。広大な北米大陸を担当するチームA――あなたとアオト、そしてミドリの三人は、連日のように荒野へと機体を駆り出していた。

 

かつての愛機デルタカイ・カスタムを失ったあなたは、現在、地球連邦軍の主力量産機であるジェガンに搭乗していた。

ナイトロ・システムもサイコミュもない、質実剛健なだけの量産機。しかし、指先に伝わる無機質な振動は、過酷な戦いを終えたあなたにとって、むしろ「平穏」を象徴する心地よい重みとなっていた。

 

「こっちの破片、回収完了。アオト、ミドリ、そっちはどうだ?」

 

「……こっちも終わったよ。水底に沈んでいた分も、すべて引き上げた」

 

「お疲れ様! 後の運搬は、軍の輸送部隊に任せちゃっていいよね?」

 

通信越しに届く仲間の声に、あなたは小さく息を吐いた。十月に入り、北米の空は高く澄み渡り、吹き抜ける風には冬の予兆が混じり始めていた。

 

作業の合間、夕闇が迫るキャンプ地で、あなたはふと思いついたことを二人に切り出した。この殺伐とした回収作業の合間に、束の間の休息が必要だと感じたからだ。

 

「なあ、二人とも。もうすぐオリオン座流星群が見頃になるらしい。

......二十一日あたり、仕事の手を休めて三人で見に行かないか?」

 

あなたの唐突な誘いに、アオトは少しだけ意外そうに目を瞬かせ、ミドリは花が咲くような笑顔を浮かべた。

 

「流星群? いいね! テレビで見るのとは、また違った綺麗さがあるんだろうなぁ」

 

「……うん、悪くない。ちょうどその日は、作業の空白期間だしね」

 

こうして、三人は十月二十一日の夜、北米でも特に空が澄んでいるとされる観測ポイントへ足を運ぶことになった。

 

約束の夜。遮るもののない高台に腰を下ろした三人の頭上には、吸い込まれるような満天の星空が広がっていた。やがて、夜空の深淵から一筋、また一筋と、白銀の光跡が流れ始めた。

 

「わぁ……すごい。本当に、空が降ってくるみたい……!」

 

ミドリが感嘆の声を上げ、子供のように瞳を輝かせる。アオトもまた、静かに夜空を仰いでいた。大気圏で燃え尽き、浄化の光を放つ星屑たち。それは、かつて自分たちが止めた「死の流星」とは対極にある、希望の光に見えた。その美しさに、三人の胸には言葉にできないほどの感動が込み上げてきた。

 

「誘ってくれてありがとう。……最高のプレゼントになったね、ミドリ」

 

アオトの静かな言葉に、あなたは首を傾げた。

 

「……プレゼント? どういう意味だ?」

 

問いかけるあなたに、アオトは少しだけ視線を夜空から戻し、淡々と告げた。

 

「あれ、言ってなかったか。ミドリの誕生日は、十月十日だったんだよ。ちょうど忙しくて、お祝いどころじゃなかったからね」

 

「えっ……!? じ、十日だったのか!?」

 

驚いて隣を見れば、ミドリは照れくさそうに頬を掻きながら、へへっと笑っていた。

 

「そうなんだよ。でも、こんなに綺麗な景色が見られたんだもん。遅れちゃったけど、今までで一番嬉しい誕生日プレゼントだよ!」

 

あなたは、大切な仲間の記念日を知らずにいた自分を少しだけ悔やみつつ、それでも今、この場所で共に笑い合えている幸福を噛み締めた。 秋の冷たい風の中で、十月十日に生まれた少女と、彼女を見守る少年、そして二人と共に歩むあなた。三人の絆は、夜空を駆ける流星のように、暗闇の中でより一層強く、明るく輝いていた

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