特急「北越」殺人事件   作:新庄雄太郎

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舞台は冬の能登半島で殺人が起きる。


第1章 奥能登・輪島で殺人

舞台は冬の能登半島、冬になると粗波が打ち寄せていく。

 

海に大きくせり出した輪島岬の突端です。「猫地獄」「象の鼻」「大蛇の瀬」など、ユーモラスな名前の岩場があります。

東西400メートル、南北150メートルにわたる海蝕作用でできた白っぽい岩礁が広がる、海岸沿いを1周するコースは磯遊びや釣りに最適です。

冬に訪れると真綿のように乱舞する「波の花」も楽しめます。夜間はライトアップもしており幻想的な雰囲気を楽しめます。

 

「あれ、この人どうしたのかしら。」

 

と、起こしてみると。

 

「えっ。」

 

キャーッ!

 

その時、悲鳴が響いた。

 

「何、今の声は。」

 

「どうしました。」

 

「大変よ、人が殺されてるのよ。」

 

「何だって。」

 

そして、事件は輪島で起きた。

 

「何と、可哀そうにな。」

 

「こんな綺麗な娘が、一体どうしたというのかね。」

 

と、宿から彼女が人があっ待っている所に行って見ることにした。

 

「何々、あっ。」

 

と、驚いた。

 

「おいっ、警察を呼べッ!。」

 

「はい。」

 

数分後、石川県警のパトカーがサイレンを鳴らして現場に到着した。

 

「で、あなたが第一発見者ですね。」

 

「はい、魚を取りに行こうしたら、その辺りで何か浮いている所に見たら、女の人が浮いていたんです。」

 

「なるほど、それを見て漁船で死体を上げたんですね。」

 

「はい、女性が海で浮いていたのは事実だから。」

 

「この女性は誰なんですかね。」

 

「身元が分かればな。」

 

と、そこへ部下の城島刑事が小沢警部に言った。

 

「警部殿、被害者の身元が分かりました。」

 

「おう、本当か。」

 

「はい、被害者は東京在住の乙川聖羅さん、27歳です。」

 

「それで、死因は。」

 

「恐らく死因は、溺死でしょう。」

 

「ええ、恐らく彼女は睡眠薬を飲まされて海に転落したって事ですかね。」

 

「それ家も、考えられるな。」

 

「能登金剛の事件の次は輪島の海岸で死体が起きるとはな。」

 

「ええ。」

 

輪島で起きた女性の水死体は、特捜班にも連絡が入った。

 

「はい、乙川聖羅、27歳、わかりました、早速こちらで調査してみます。」

 

と、高杉は電話を切った。

 

「おい、石川県警から捜査協力の要請だ。」

 

「わかりました、早速捜査してみます。」

 

と、言って南と高山は捜査をすることにした。

 

やって来たのは、新宿のキャバレー。

 

「えっ、乙川は去年の暮にやめた。」

 

「ええ、何でも金沢へ行くと言っていたの。」

 

「なるほど。」

 

「ええ、京ちゃんは一昨日だったかな、若い男と一緒に酒飲んで一緒に行ったって。」

 

「えっ、じゃあその男と乙川と一緒に金沢へ行ったのか。」

 

「違うわ、京ちゃんが金沢へ行ってその男が金沢に会いに行ったんだよ。」

 

「なるほど。」

 

高山は、高杉班長に報告した。

 

「何、関根は元新宿のキャバレーの女か。」

 

「はい、先月の暮れにに辞められたそうです。」

 

「ほう、やめた理由は。」

 

「彼女、金沢へ帰ると言って辞めたそうです。」

 

「なるほど。」

 

「今回の事件は、能登金剛で起きた殺人。」

 

「この2人に共通しているのは何ですかね。」

 

と、その時だった。

 

「ん、この女性。」

 

「どうしたんですか、主任。」

 

「この乙川は、この前特急「北陸」に乗っていたな。」

 

「それ、本当なんですか。」

 

「ええ、何時の列車か覚えている。」

 

「確か、上野発の特急「北陸」だったな。」

 

「その女は、何処から乗ったか覚えているか。」

 

高杉は南に言った。

 

「翌朝に金沢に着いたからね。」

 

「金沢から乗ったのか。」

 

「はい、その女は上野から輪島で降りたんです。」

 

「ほう。」

 

「何時か覚えているか。」

 

「いやー、そこまでは。」

 

「でも何で乙川が金沢に行ったんだ。」

 

「話によると、金沢で彼に会いに行っていたそうです。」

 

「ほう、それで金沢に行っていたのか。」

 

「ええ。」

 

「それは考えられますね。」

 

「わかったよ、彼女の足取りが。」

 

「本当か、高山。」

 

「きっと、能登の輪島だと思いますよ。」

 

「そこだよ、高山。よしっ、早速能登へ向かってくれ。」

 

と、高杉は言った。

 

そして、次の日。

 

南と高山は寝台特急「北陸」に乗って能登半島へ向かった。




次回は、南と高山は冬の能登半島へ

特捜班は謎を解くことが出来るのだろうか?
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