そして、次の日。
南と高山と小海は上野駅から23時03分発の寝台特急「北陸」に乗って金沢へ向かった。
「久しぶりに乗ったな、寝台特急「北陸」に乗るのは輪島以来だよ。」
と、南は言った。
「へぇー、僕は何か月ぶりだな。」
「そうね。」
ピィーッ!
と、警笛を鳴らして高山達が乗った寝台特急「北陸」は夜の上野駅を発車した。
そして、翌朝。
6時30分、南と高山達が乗った寝台特急「北陸」は定刻通りに金沢に到着した。
「やっと、金沢か。」
「高山、これからどうするのか。」
と、南は言った。
「今行くとしたら、8時発の急行「能登路」に乗って輪島へ行けれますよ。」
「そうか、七尾線に乗れば能登へ行けれるんだな。」
「ええ。」
そう言って、南と高山と小海は金沢名物の白山うどんを食べて軽く朝食をとった。
8時08分、南と高山と小海は七尾線経由の急行「能登路1号」に乗って輪島へ向かった。
現場には石川県警のパトカーが到着していた。
「どうも、ご苦労様です。」
「鉄道公安隊の南です。」
「同じく高山です。」
「小海です。」
「私は石川県警の如月です。」
と、挨拶をした。
「捜査一課の小沢です。」
「早速ですが、事件の状況を詳しく教えてください。」
「はい、ご案内します。」
早速、我々は現場の能登金剛へ向かった。
「それで、彼女の足取りはわかっているんですか?。」
と、小沢警部は高山に言った。
「ええ、彼女は新宿から上野へは山手線に乗って、上野から金沢へは寝台特急「北陸」へ金沢へ向かっていたことが分かりました。」
「ほう、そうか。」
「つまり、彼女は上野から寝台特急「北陸」に乗って金沢へ向かい、そこから輪島へ行ったと考えられます。」
「やはり、自殺でしょうか?。」
と、小海は言った。
石川県警察・輪島警察署
「死因は、恐らく溺死と判明しました。」
「ほう。」
「我々は、恐らく転落した事故と考えられます。」
「でも、彼女は事故にしては不振があるな。」
「ほう。」
「つまり、誰かに突き落としたってことは考えられませんか?。」
と、小海は如月刑事と小沢警部と輪島署の佐須田刑事に言った。
「ああ、その可能性があるな。」
「つまり、彼女は上野発の23時03分の寝台特急「北陸」に乗り、輪島に行く前に金沢へ行ったと考えられます。」
「ほう、なるほどね。」
「という事は、金沢へ行って次の日に輪島へ向かっていたら誰かに海に転落させて殺害したというのね。」
「ええ。」
「石川県警では、事故と事件の両面で捜査しています。」
「わかりました。」
早速、高山は高杉に報告した。
「何、やはり金沢へ行った後に能登で死亡したのか。」
「ええ、県警では事故と事件の両面で捜査することにしました。」
「そうか、じゃあ南と高山は引き続き能登で捜査を続けてくれ。」
「わかりました。」
次回は、輪島で彼女の足取りを追う事にした。