特急「北越」殺人事件   作:新庄雄太郎

4 / 7
能登の殺人から一週間後、事件が起きた。


第4章 列車の死

奥能登・輪島で起きた殺人から一週間後、又殺人が起きることは予想もしなかった。

 

金沢駅

 

彼女は、金沢駅から北陸本線・信越本線経由の特急「北越1号」に乗りこんだ。

 

プルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルーッ

 

まもなくー、6時45分発特急「北越1号」新潟行が発車します、ドアが閉まります、ご注意ください。

 

と、駅のアナウンスが流れた。

 

ファーン!

 

と、警笛を鳴らして特急「北越1号」は金沢駅を発車した。

 

金沢と新潟を結ぶ特急「北越1号」は金沢を6時45分に発車して、津端、高岡、小杉、富山、魚津、黒部、泊、糸魚川、能生、直江津、柿崎、柏崎、長岡、見附、東三条、加茂、新津、終着新潟へは10時26分に到着する。1日2往復運転されている。

 

「すいません、乗車券を拝見。」

 

と、車掌がやって来た。

 

「はい。」

 

彼女は、特急券と乗車券を車掌に見せた。

 

特急「北越」は金沢から直江津までは北陸本線を通り、直江津からは信越本線に入るのだ。

 

10時26分、特急「北越1号」は新潟に到着した。

 

「お客さん、お客さん、もうすぐ新潟ですよ、起きて下さい。」

 

と、深田は1人の男を起こそうとした。

 

その時だった。

 

「えっ、この人死んでるよ。」

 

と、深田は車掌を呼びに出かけた。

 

「どうしました、お客様。」

 

「大変です、人が死んでいるんです。」

 

「えっ、何だって。」

 

車掌は男の様子を覗った。

 

「これは、大変だ、直ちに鉄道公安と警察に連絡しておきます。」

 

車掌は、終着の新潟で鉄道公安と警察に連絡した。

 

10時26分、特急「北越1号」は定刻通り新潟へ到着した。

 

現場には、新潟の鉄道公安隊と新潟県警の刑事たちがやって来た。

 

「警部、被害者の身元が分かりました。」

 

「おう、本当か。」

 

「被害者は輪島出身の女性のようです。」

 

「ほう、身元は。」

 

「亡くなったのは、羽田広子さん23歳です。」

 

「それで、死因の方は。」

 

「恐らく、死因はナイフによる出血死でしょう。」

 

「ほう、ナイフによる出血か。」

 

「ええ。」

 

「つまり、犯人は何処の駅で下車して消えたことも考えられるな。」

 

と、刑事は言った。

 

特急「北越」で起きた殺人事件は、鉄道公安隊特捜班にも伝えられた。

 

「何、特急「北越1号」の車内で女性の死体!。」

 

「えっ。」

 

「うん、名前は羽田広子、分かりました早速こちらの方でも調査いたします。」

 

と、高杉は電話を切った。

 

「班長、何かあったんですか?。」

 

「今、新潟県警から捜査協力の要請があった。特急「北越1号」の車内で女性が査察死体となって発見された。」

 




そして、犯人はどんなトリックを利用したのか?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。