「被害者は金沢駅から乗って何処へ行こうとしていたんでしょうか?。」
と、梶山は言った。
「という事は、被害者は何者かにナイフで刺されて殺害して、犯人はどこかの駅で下車して逃走した可能性があるわ。」
「ところで、特急「北越」って何だい。」
と、岩泉は言った。
「石川県の金沢と新潟県の新潟を結ぶ特急列車だよ。」
「金沢から北陸本線を経由して信越本線を通って新潟へ結ぶんだよ、車両は485系で1日2往復運転されているんだよ。」
「この「北越」にはね、485系は2種類あるんだよ。」
「えっ、そうなの?。」
「車両は西日本と東日本の車両を使用しているんだよ。」
「そうか、二種類あるのか。」
「つまり、犯人はどこかで下車して逃走したって事になるな。」
「なるほど、つまり犯人は金沢から特急「北越1号」に乗ってどこかの駅で下車したって事か。」
「ええ。」
「犯行時刻は、津端から高岡あたりでナイフで殺害さし、どこかの駅で下車した可能性があるな。」
と、高山は言った。
「ほう、なるほど犯人は最初から特急「北越1号」に乗って殺害れ、発見したのは富山を過ぎて直江津辺りで発見された。」
「富山から直江津辺りで死亡しているところを発見した。」
「それで、目撃者はいたのか。」
「いや、そこまではね。」
「発見したのは富山駅から乗った男性です、富山か直江津か柏崎あたりで死体を発見されたそうだ。」
「死体は終着の新潟で搬送して、司法解剖に回しました。」
「それで、死因の方は?。」
「ああ、死因はナイフによる出血死だ。」
と、そこへ菅原がやって来た。
「班長!、被疑者と思われる男が連行されました。」
「何、それは本当か。」
「ええ、事件当日に特急「北越1号」に乗って金沢から新潟へ行っていたそうです。」
「えっ。」
早速、南と高山と小海は所轄の上野署へ向かった。
「何だって、お前じゃない!。」
「そうだよ、殺したのは俺じゃねぇぞ。」
「ふざけるなっ!、そんな言い訳が通よすると思っているのか。」
「本当だよ、俺が乗っていた時にはもう死んでいたんだよ。」
「えっ。」
「車内で、死んでいたんですか。」
と、小海は杉崎に言った。
「ああ、その時俺は直江津駅で下車して新潟へ行ったんだから。」
「ほう、なるほどね。」
「直江津から特急に乗って新潟へ行ったって事になるな。」
さっそく時刻表で調べてみると。
特急「北越1号」
金沢発 6時45分
直江津着 8時44分
特急「みのり3号」
直江津発 10時27分
新潟着 12時07分
「ほう、なるほどこれに乗るとすぐに新潟へは着きますね着きますね。」
「という事は途中下車して直津付近を観光したんですかね。」
「ん。」
「どうした、高山。」
「待てよ、金沢から新潟へは上越新幹線があるじゃないか!。」
「そうか。」
特急「はくたか3号」
直江津発 9時38分
越後湯沢着 10時29分
上越新幹線「あさひ307号」
越後湯沢発 11時09分
新潟着 12時01分
「ほう、なるほどつまり彼は犯人じゃないのか。」
「ええ、その時に乗り換えて越後湯沢から新幹線に乗って新潟へ行ったんだよ。」
「これで、彼のアリバイは成立だ。」
「すぐに、報告しよう。」
捜査の結果、杉崎にはアリバイがあった。
「アリバイは成立か。」
「ええ。」
「助かりました、ありがとうございました。」
「いえいえ、我々は捜査も仕事ですから。」
彼は新潟へ行くときは、どんな方法で利用したのでしょうか?
犯人はどんな列車トリックを使ったのだろうか。