ありふれない科学モドキで世界最強 〜概念に触れられるのが魔法だけとでも思ったか?〜   作:空軍系AC乗り

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プロローグ

「クソッタレが!何なんだよコイツらは!?」

 

 脈動する肉で構成されたミサイルが、宇宙(そら)を埋め尽くさんとばかりに虚空に現れては消え、次々と無人航宙機を撃墜する。

 

「これでも食らっとけバケモノ!」

 

 可変戦宙機に乗ったパイロットが、機下の粒子砲で次々と肉の艦を穴だらけにしていく。

 

「増援だ!新型艦が来たぞ!」

 

 大型の艦が、宇宙(そら)を埋め尽くす肉の化け物共を瞬く間に消し去っていく。その砲門が睨む方向には、"不自然な程に"敵が密集し、一度の攻撃で効率的なまでに葬っていく。

 

 敵の攻撃は、"不自然な程に"シールドに負荷を殆ど与える事なく、逸れ、弾かれ、消されていく。

 

 まるで未来を予知しているかのような高精度砲撃…いや、それ以上に"都合の良すぎる"展開。

 

 それはまるで、確率を操っているかのようなー…

 

 

 

 

 

「…っは!?」

 ベットから跳ね起きる。時刻は午前6:30、少年が起きる時間としては早すぎる時間だ。

 

「…夢か。」

 枕元に置いていた、黒い球体のペンダントを握りしめる。薄く幾何学模様に光るそれを握りしめる手は小さく、夢で見た軍人達の手とは程遠い少年のものだ。

 

「…寝れねぇ。」

 前世の記憶を思い出してから4年余り。子供として生きていくのには慣れたし、前世に置いてきた誰かも居ない。

 これまでも夢を見てきた事はあったし、そうでなくとも早くに目が覚めてしまい寝れない事はあった。

 

「…まぁ、横になってりゃ眠くなるか。」

 ゴロンと仰向けになり、手元に握りしめたペンダントを弄る。

 薄く発光していたそれから光が投影され、近未来的な端末画面が表示される。

 

 記憶を思い出したその日に何故か首元に掛かっていたソレは、前世によく使っていた端末だった。

 軍用の支給端末でもあったそれは、様々なデータが入っており、前世を思い出してからは暇な時によく弄り回していた。

 

 3Dデザイン用のアプリを使い、ぼくのかんがえたさいきょーの個人防衛火器であったり、前世の軍用品の改良品であったりと、様々な物をデザインしては死蔵している。

 

 今回も3Dデータを弄り回しながら、やがて眠くなった少年はそのまま寝落ちする。

 

 

 

 といってもこの日は学校なのですぐ起きる事になったのだが。

 

「あ゛ー…中途半端に寝たせいで寝みぃ…」

 さて…そろそろ自己紹介が必要だろう。

 少年の名は五十嵐 中次(いがらし ちゅうじ)。この作品の主人公にして、元軍人の前世を持つ一般通過転生者である!

 

 転生前の世界は西暦で言うと3120年くらいだったし、暮らしていた国の名前は太陽系連邦だったが、まぁ気にする事ではない。この先出てくる事も無いと思うしな!(見切り発車並感)

 

 あ、今現在の彼は小学2年生で年齢は7歳である。え?なんか動作がおっさん臭い?

 

 …中身大人だからね!仕方ないね!!

 

 

 

「くぁ…」

 おや、欠伸をかます小学生がもう一人居る様だ。一体誰かなー?(すっとぼけ)

 

「(ん…あいつは…南雲だっけな?眠そうなやつが俺以外にも居るとは、珍しいな。)」

「(別クラスならそう関わる事も無いか…)」

 これは、彼が初めて南雲ハジメを認識した日である。この後交流がある訳では無いが、これから彼等の運命は交わっていく。

 

 

 

 

 

 これは、設計が趣味の少年がやがて青年となり、ありふれた錬成師と共に似非科学で神を殺す物語である。





 はい。

 次は時間が一気に飛んで中学時代です。何をしたいのか…分かるね?

 それでは、メーリメリメリ! \イヤショ/
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