「へぇー、歩夢ちゃん達が北海道に。」
と、高山は言った。
「うん、札幌で雪祭りを見物して、次の日は札幌から小樽へ行くんだって、そして3日目は函館へ行くんだって。」
「へぇー、行く時は寝台特急「北斗星」に乗って、帰りは「はつかり」と「やまびこ」に乗り継いで東京へ帰って来るんだって。」
「へぇー、そうか。」
そこへ、特捜班に1本の電話が入ってきた。
「はい東京中央鉄道公安室・公安特捜班です、えっ、何っ、小樽で女性の死体!。」
「えっ。」
「はいっ、名前は高峰 不二子、28歳、住所は東京都、分かりました早速調査いたします。」
と、高杉は電話を切った。
「おいっ、北海道警から捜査協力の要請だ。」
「早速、当たってみます。」
と、高山と小海は捜査を行った。
「えっ、殺されたんですか?。」
「はい、北海道のニセコ積丹小樽海岸で死体で発見されたんです。」
「えっ、誰に殺されたんですか?。」
「ええ、詳しいことは分かっていません。」
「そうですか。」
早速、高山と小海は聞き込みの報告をした。
「ほう、一昨日に北海道へ行くと言って、明後日には帰ってくると思っていたが帰ってこないので心配していたと。」
「ええ、昨日の夕方に特急「はつかり」と東北新幹線「やまびこ」に乗って東京へ帰ってくる予定だったそうです。」
「それで、足取りは分かっているのか。」
「ええ、彼女の話だと先週に16時50分発寝台特急「北斗星1号」に乗って、8時55分に札幌に到着して、9時30分発の快速「マリンライナー」に乗って小樽へ向かっていた事が判明しました。」
「ほう、彼女は小樽へ行った日にニセコ積丹小樽海岸で何者かに殺害されたと言うんだな。」
と、高杉は言った。
「ええ。」
「それから、東京で起きた殺人も被害者は北斗星の切符を持っていたそうです。」
「という事は、小樽の殺人は東京で起きた殺人と関係していますね。」
「ええ。」
「よしっ、さっそく南と高山と小海は北海道の小樽へ向かってくれ。」
「わかりました。」
そして、次の日。
南と高山と小海は高杉公安班長の命令で北海道へ向かう事になった。16時50分発の寝台特急「北斗星1号」と快速「マリンライナー」に乗り継いで小樽へ向かった。
ニセコ積丹小樽海岸国定公園は、北海道にある国定公園。北海道内唯一となる海域公園に指定されている地区(積丹半島・小樽海岸)がある
「どうも、北海道警の橘です。」
「同じく紅林です。」
「小樽署の谷です。」
「同じく、兼子です。」
「被害者は東京からの客だって。」
「ええ。」
「間違いない、この女性だ。」
「それで、死因は。」
と、南は言った。
「死因は恐らく、絞殺による溺死と思われます。」
「ほう、なるほどね。」
「でも、どうして彼女がここの海岸へ来たんかね。」
「彼女は一昨日の夕方に寝台特急「北斗星」に乗り、小樽へ向かっていたそうです。」
「という事は小樽からニセコ積丹小樽海岸国定公園へ来て、誰かに殺害された可能性が高いな。」
「ええ。」
「それで、この死体の発見者はこの子たちです。」
「やはり、事件の発見者は歩夢ちゃん達か。」
と、南は言った。
「ええ、私が小樽鉄道記念館と祝津マリンパークへ観光した後にニセコ積丹小樽海岸に私と歩夢が海岸へ行ったら発見したのよ。」
「ほう、なるほどすると歩夢ちゃん達は偶然死体を発見したんだね。」
「ええ、そうよ。」
「そうか、犯人は海岸で呼び出して殺害したんだ。」
「その可能性が高いですね。」
「ええ。」
そして、犯人が使った列車トリックとアリバイはあるのだろうか?