ジョジョの奇妙な幻想郷   作:キディゴ

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久々の投稿です地味に忙しかったです


博麗神社へ向かえ!!3

「――ここは幻想郷だ」

その一言に、二人は同時に首をかしげた。

「幻想郷? 聞いたことねぇな。なあ吉良、知ってるか?」

「いや、私も知らん。そんな場所が本当にあるのか?」

少女はため息をつき、淡々と答える。

「本当だ。ここは外の世界とは隔離された場所だ」

「突然そんなことを言われても、信用できるわけが――」

「なら、見てみるか」

言葉を遮るように、少女は手のひらを上に向けた。

――次の瞬間。

ボッ、と音を立てて炎が灯る。

「なッ……!? 手から火が……!」

仗助が目を見開く。

「お前たちの知ってる奴は、こんなことができるのか?」

吉良はわずかに目を細め、仗助に小声で囁いた。

「……見たか? スタンドを」

「いや、見てねぇ。スタンドもなしに火を出してやがる……」

少女は怪訝そうに眉をひそめる。

「さっきから何をヒソヒソ話してる」

「いや、なんでもないっす」

(危なかった……)

吉良は内心で舌打ちする。

(もし仗助との戦いを見られていたら……この女の能力とは相性が悪い。下手をすれば――)

その時、ウサギの耳を持つ少女が口を開いた。

「とりあえず中に入るか? そこの変なあた――」

「いや、結構です!! 問題ないです!!」

食い気味に吉良が遮る。

(こんな場所で騒ぎを起こすわけにはいかん……)

「……そうか? なんか必死だけど」

「気にしないでくれ。それより、聞きたいことがある」

「いいけど」

仗助も口を挟む。

「ここが元いた場所じゃねぇのは分かったんすけど……帰る方法って知ってます?」

白髪の少女が少し考えてから答えた。

「たぶん、“霊夢”なら分かると思う」

「霊夢?」

「博麗神社の巫女だ」

「そこに行けば帰れるのか?」

「……たぶんな」

吉良の眉がわずかに動く。

「“たぶん”とは随分と不確かな話だな」

「行けば分かる。案内してやろうか?」

「できるなら頼みたいっすね」

「じゃあ行くか」

三人は歩き出す。

「そういえば傷は大丈夫なのか」

「ああ、大丈夫っす。俺は軽傷だし吉良の傷は――」

一瞬の間。

「――俺の“クレイジー・ダイヤモンド”で治せるんで」

「……クレイジー・ダイヤモンド?」

空気が変わった。

「仗助!! 貴様――!」

少女の目が鋭く細められる。

「……さっきからお前、何か隠しているな」

「隠す必要なんてねぇだろ。あんたこそ何かする気か?」

吉良は小さく息を吐く。

「クソッッ……ハァ。仕方あるまい」

「私と仗助には、“スタンド”と呼ばれるものがある」

「スタンド?」

「精神力が具現化した存在だ。スタンド使いにしか見ることはできない」

「……なぜ隠した?」

「私の能力は――」

その瞬間。

言葉が、“消えた”。

音だけが途切れたように、空白が生まれる。

「……?」

少女が眉をひそめる。

「今、なんて言った?」

吉良の目が見開かれる。

「……ッ!!」

次の瞬間、背後に“キラークイーン”が現れる。

「おい吉良!! 何やってんだ!!」

「気付かなかったのか!! 今――“何かが消えた”!!」

「は? 何もなかっただろ?」

空気が、妙に静かだ。

風の音すら遠い。

(おかしい……確実に異変があった……!)

吉良は歯を食いしばる。

(だが、私以外は気付いていない……?これ以上状況を悪くするわけにはいかない!!)

一瞬の沈黙の後、吉良は表情を戻した。

「……すまない。頭を打って少し混乱していたようだ」

少女は疑いの目を向けたまま言う。

「本当か? 次に妙な真似をしたら俺のクレイジーダイヤモンド叩き込む」

「……ああ、分かっている」

吉良はゆっくりと口を開く。

「私の能力は……触れたものを“爆弾”に変えることができる」

仗助が続ける。

「こいつの言ってることは本当っす」

少女はしばらく見つめた後、頷いた。

「……分かった。ひとまず信じよう」

「俺の能力は、物を直すことっす」

「なるほどな」

少女は背を向ける。

「じゃあ案内しよう」

「見せなくていいんすか?」

「お前はまだ信用できる。……それに、このままじゃ話が進まない」

少し歩いた後、少女が振り返る。

「そういえば名前を聞いてなかったな」

「俺は東方仗助っす」

「吉良吉影だ」

「……私は妹紅だ」

三人は再び歩き出す。

その中で、吉良だけが沈黙していた。

(さっきの現象……“言葉が消えた”……)

(あれは偶然ではない……何者かの能力だ)

吉良は小さく息を吐く。

「……本当に、なんて世界だ」




どうだったでしょうか面白かったらコメントなどお願いしますm(_ _)m
最近6部の漫画をやっと大人買いできた(*´▽`*)
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