ジョジョの奇妙な幻想郷   作:キディゴ

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この小説はジョジョのネタバレを含むまたキャラ崩壊がどこかで出るかもしれないですまた初めての投稿なのでミスがあるかもしれなせんそれでも読みたい人はどうぞ


天才策士と神となった男

――ここはどこだ……? 確かに自分は、あの忌まわしい波紋使いのジョセフに宇宙まで吹き飛ばされたはずだった。 漂い、凍りつき、意識すら溶け落ちていく虚無の中で永遠を彷徨ったはずだ。 だが。 目の前に広がっているのは、見渡す限りの濃い緑。木々のざわめき。湿り気を帯びた土の匂い――どう見ても宇宙ではない。

「……まさか地球に戻れたのか、このカーズは?」

胸の奥で久しく感じなかった安堵が、かすかに灯る。

「ふ……ふふ……やったぞ。これでこのカーズは、恐怖を克服し――」

言いかけた瞬間、全身に違和感が走った。 細胞は自由自在、太陽光も今の自分には無害。完璧なはずの肉体が―― ふと、視線を下げる。

「……なに?」

右足が、膝から下ごと地面に転がっていた。 「ば、ばかな……! このカーズが気づかぬうちに損傷を受けるなど――!」

「へっ、効いたみたいだなぁ? たとえ“究極生命体”でもよぉ、調子に乗ってりゃスキはできるってこった!」

聞き覚えのある、あのふてぶてしい声。 振り向けば――

「貴様は……ジョジョ!」

「よっ、カーズ! なーんか気づいたら俺さ、若返ってるし“スタンド”も何故か使えるようになってて大混乱だったが……。その状況でまさかお前がいるとはな!やけくそでやった“波紋入りハーミットパープル”の威力、身にしみただろ?」

「……スタンド? このカーズも知らぬ能力など――不愉快だ。だが貴様だけは、何度現れようと必ず始末する!」

「やれるもんならやってみな! 今の俺は当時よりパワーアップしてんだからよ!」

二人の間に、瞬く間に火花が散り、空気が焦げたように張り詰める。 再戦の狼煙が上がろうとした――そのとき。

「ちょーっと、そこで騒ぐのやめてもらえませんかねぇ!」

甲高い声が森に響いた。 同時に、ふわりと風が巻き起こる。 二人がそちらに顔を向けると、黒い翼を背に生やし、手にカメラを持った少女が浮かんでいた。

「なんだ貴様。このカーズの戦いの邪魔を――」

「おい! 危ねぇぞ、嬢ちゃん! そいつは――」

「“女の子”扱いは失礼です。私は強いので心配ご無用です!」

ジョセフが呆れ、カーズが苛立つ中、少女――射命丸文は微笑みながらカメラを構えた。

「名前くらい名乗りましょう。“射命丸文”、幻想郷最速の記者です! で、あなたたち誰ですか? この森の住人じゃないですよね」 「貴様何をふざけたことを……このカーズを侮辱しに来たなら、まず貴様から片付けてやる!」

「いや~記者に手を出すのは感心しませんねぇ。反撃しますよ? 私強いですよ!」

「ふん。戯言を……見せてやろう、“光輝彩滑刀のモード!」

腕から、虹色の光を発する刃が飛び出る。 ジョセフが「おいおいマジでやべぇってあいつは!」と悲鳴を上げる間もなく、 ――刃が、文へと振り下ろされた。

虹色の斬光が一直線に文へと迫る――

だが、その瞬間。

パァン!

乾いた破裂音とともに、刃の軌道が僅かにぶれた。文の足元から、旋風とも爆風ともつかぬ空気の壁が噴き上がり、彼女の身体をふっと押し上げたのだ。

「この風はワムウの神砂嵐と同等いやそれ以上はある!?」

「……あっぶなぁ。さすがですねあの斬撃は冗談じゃないですね」

文は軽々と空中で体勢を整え、カメラのシャッターを切った。

カシャァン――!

虹色の刃が写真に収められた。

「貴様……何をした?」

カーズの眉がわずかに動く。

「ただの取材です。“瞬間を留める”のが記者の仕事ですから」

文はさらりと言い放ち、次の瞬間にはその姿がブレるほど高速で動き出した。

ジョセフが目を見開く。

「お、おい……なんだこの動き! “最速”ってのは伊達じゃねぇのかよ!」

「ほう……速いな。だが――」

カーズは一歩踏み込み、地面を抉り飛ばす勢いで跳躍する。

「このカーズを超えるものなど、存在しないッ!」

空中で二つの影が交錯し、周囲の木々の葉が剥ぎ取られるように散り落ちる。

しかし――

「残念ですが、あなたの動き、全然遅いですよ」

文がカーズの背後に現れ、団扇で仰ぎ起こした風で鋭い突風を叩きつけた。

カーズの髪が逆立ち、虹色の刃がわずかに逸れるそして地面に叩き落とされる。

 

「その程度ですか? 正直、ちょっと期待外れですよ。では――トドメを」

文が風を放とうと腕を振りかけた、その刹那。

ドンッ!

気づけば文は地面へ叩きつけられていた。

ジョセフはカーズと文の戦闘を外から見ていたから何が起きているのかを理解していた

「まさか!?あの形は間違いねぇあれはタコだタコの足だ!?」

「マヌケか貴様……さっきジョジョに切られた“俺の足”が、まだそこにあることを忘れたか?」

そう!!カーズは、切り離された自分の足をタコ状へ変形させて文を掴み、叩きつけたのだ。

「くっ……この圧力……立ち上がれない……!」

不敵な笑みを浮かべ、カーズが歩み寄る。

「――終わりだ」

剣を振り下ろそうとした瞬間、

ジョセフがハーミットパープルを伸ばし、カーズの腕を絡め取った。

「おいカーズ、待ちな! ここがどこかもわかんねぇんだろ?

ここで彼女を殺したら、俺たちが“もっとややこしいこと”になるぜ!!」

その言葉に、カーズはわずかに力を抜く。

「……ふむ。確かに、興奮しすぎていた。だが勘違いするなジョジョ、貴様の指図を聞いたわけではない。――おい女、起きてるんだろ。ここについて教えろ」

拘束が解かれ、文はよろめきつつも立ち上がった。

「ひどいですよ……地面に叩きつけておいて。

あと、私の名前は射命丸 文です!」

「挑発したのは貴様の方だろうが」

「まぁ……自覚はありますけどね。場所が知りたいんでしたっけ?」

文は軽く羽を整え、涼しい顔で告げた。

「――ここは幻想郷です」




どうだったでしょうかもしも設定の間違えなどがあったら指摘をお願いしますまた面白かったらコメントお願します
m(_ _)m
不定期連載になるかもしれないのでよろしくお願いします
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