――また失ってしまった。せっかく手に入れたものを、しかしジョージは助かったそれでいい
でももしもう一度チャンスがあれば次こそは、、、
意識が浮上した瞬間、目の前に広がっていたのは巨大な神社だった。木造の社殿はどこか荘厳で、日本の伝統建築特有の静けさを湛えている。
「……ここは、どこだ?」
確か自分は“等価交換”をした。
何のために?分からない記憶が霞んでいる。
それに――
「また……足が、動かない?」
戸惑いが胸を締めつける。
周囲には人の気配がない。風だけが、木々を揺らす音を運んでくる。
だが、次の瞬間。
視線の先に“見覚えのある男”が立っていた。
「……ヴァレンタイン大統領!?」
男もまた気づいたらしく、深い驚愕を顔に浮かべた。
「ジョニィ・ジョースター……? なぜ貴様がここにいる。いや、それ以上に……私は確か、貴様に殺されたはずだ!」
声は怒りと困惑が入り混じっていたが、彼の次の言葉はためらいがなかった。
「だが! 祖国の繁栄を妨げる者を見逃す理由にはならん。今度こそ、始末してやるぞ――ジョニィ・ジョースター!」
「何がどうなってるのかわからないが……ヴァレンタイン! 僕だってアンタを許した覚えはないッ!
タスク・アクト4!!!」
ジョニィの指先から、爪弾が閃光を引いて放たれる。
「同じ手を二度も喰らうと思うか――D4C!!」
ヴァレンタインのスタンドが爪弾を弾き飛ばし、火花が散る。
「……馬がいないようだな、ジョニィ。ならば“あの回転”は使えまい。あの時の爪弾を撃てぬ貴様には、もはや私を倒す手段などないッ!」
ジョニィは歯噛みした。
確かにその通りだ。ここにはスロー・ダンサーがいない。黄金の回転は、打てない。
「くっ……どうする……? 今の僕じゃ、回避すら……!」
しかしヴァレンタインも動けないでいた。
“万が一”ジョニィがあの時の爪弾を再現する可能性を捨てきれないのだ。
互いに一歩も動けないまま、緊張が膨れあがっていく。
――その時。
「ちょっとあんたたち! 人の神社の前で、何やってるのよ!?」
鋭い声が響いた。振り向くと、そこには見たことのない“奇妙に独特な巫女服”をまとった少女が立っていた。
「誰だ貴様も祖国繁栄を妨げるものか?」
「何言ってんのあんた?」
ヴァレンタインはスタンドを構える
風が境内を裂くように吹き抜け、砂埃が舞い上がった。
ヴァレンタイン大統領は巫女服の少女を鋭く睨む。
「貴様……祖国の繁栄を妨げるつもりか?」
「さっきから言ってるけど、なによその“祖国”って。ここ神社よ? 勝手に暴れてる怪しい外来人、って感じなんだけど」
少女は呆れたように肩をすくめたが、その姿勢には一切の隙がない。
「邪魔をするならお前も敵だ! D4Cッ!!」
ヴァレンタインが地を蹴った瞬間、D4Cの拳が少女に迫る。
しかし――拳は空を撃ち抜いた。
「なっ……!」
少女は真上へ飛び上がっていた。足場もない空中に軽やかに浮かび、まるで重力を無視するような動きだった。
「と、飛んで……る!?」
ジョニィが思わず声を上げる。
少女は宙に浮いたまま、冷静にヴァレンタインを見下ろした。
「あなたの近くに“何か”いるわね。さっきから妙なものを感じる」
「……スタンドが見えるというのか?」
ヴァレンタインは動揺を隠せない。スタンドを認識しない者が攻撃を避けたことに驚愕していた。
「見えないけど、“いる”ってのはわかるわ。」
「しかし――貴様は排除するッ!」
ヴァレンタインは星条旗を広げ、それに吸い込まれるように姿を消した。
「消えた!? 気をつけろ! どこから現れるかわからない!」
ジョニィが叫ぶ。
そして――バサッ。
旗からとびでるようにして、突然、ヴァレンタインが四人同時に現れた。
「なにこれ……偽物? でも全部同じに見える」
「全て別の世界の“私”だ」
「どうゆう事?」
「ヴァレンタインは異なる世界の自分自身を呼び出せる。その全員が本物なんだ」
四人の大統領が、少女を包囲するように動き出す。
「来るわね……だったら!」
少女はお祓い棒を振り、軽く空気を払うように動かした。
瞬間、空間が光の粒で満ちあふれ、無数の弾幕へと形を変えて四方に飛び散る。
「なっ……なんだ、この量は!?」
光の弾幕は生き物のようにうねり、ヴァレンタインたちを追尾するように軌道を描く。
一人、また一人と光に貫かれ、別世界へ押し戻されるように消えていく。
「チッ……手強い……! だが、祖国の繁栄を妨げる者ならば――」
「ちょっと!」
少女が戦場の空気を一瞬で変えることを放つ。
「あんた、さっきから“祖国が祖国が”って、それしか言えないの!? 少なくともここあなたの祖国じゃないわよ!」
ヴァレンタインの動きが止まり、呆然と少女を見つめる。
「……何?」
「ここは、違う場所。あんたの祖国じゃない」
ジョニィも驚愕して息をのんだ。
「アメリカ……じゃぁない……? では私は……何のために……?」
ヴァレンタインの膝が崩れ落ち、その場に座り込む。
少女はため息をつきながら、ふわりと地上へ降り立った。
「やれやれ……人の神社で勝手に喧嘩しないでよね」
しかし疑問が、残った果たしてここはどこなんだ彼女は誰だ
「君は誰なんだ?」
「私は博麗霊夢ここの巫女よ」
「ここはどこなんだ?」
呆れた顔で彼女はいう
「質問が多いわねあんた」
彼女は地上に降りここについて答えた
「ここは幻想郷よ」
どうだったでしょうか面白かったらコメントなどお願します
m(_ _)m
不定期連載になるかもしれないのでよろしくお願いします