キヴォトスを駆ける黒き光   作:夏乃生ナツメ

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遅くなり大変申し訳ありません…。

はい、ということでノワールアリスとの戦闘が今回から始まります。

見所としては、ノワールアリスが使う能力くらいでしょうか…?
文章に至っては駄作が過ぎるので、あまり期待ができませんけどね…。
…まぁ、相変わらずの駄作具合ですけど。

そんなこんなですが、続きをどうぞご覧ください。



名も無き影の王女-02

【弾薬工房制御システム内部】

 

«………。»

 

工房制御システムの内部の開けたところにそれは待ち構えていた。

名も無き神々の王女と似た容姿をしているが、服装はどちらかと言えばデカグラマトンの予言者であるマクルトに近しい服装をしている。

ヘイローも四角が重なっている物ではなく空に浮かぶヘイローに近しい物となっている。

 

«………。»チャキッ

 

少女は武器を構え、刻一刻と敵がくるのを待ち続けていた。

少女の周りには黒色に染まった警備ロボット達が取り巻き、少女を守るような配置となっていた。

 

«………いくぞ。»

 

少女から誰も理解できないような声が響いた。

だが、ロボット達には理解できるようで、その声を聞いた警備ロボット達は、警戒の態勢に入り後ろにいた少女と同じヘイローを背負った巨大なロボットもこちらに向かってくる敵を感知しながらも少し離れた場所で緊急時の時に備えながら隠れて様子をうかがっていた。

 

少女はその場にいたロボット達を一瞥してから敵がいる方向に向かって、自身が持っていた二丁のRGの標準を合わせると迷いも無く引き金を引いたのだった。

 

──────────────────────────

 

“……エイミ、アリスのそっくりさんはどんなぶきをつかってたの?”

 

「んーと…、確かアリスちゃんが持ってるスーパーノヴァを二つ使っていたかな?」

 

“えっ…二つも?”

 

「相手は二刀流ってことになりますね…。」

 

エイミ達はノワールアリスに気づかれないように気配を殺しながら工房制御システムの内部に向かっていた。

向かっている途中、エイミが今のうちに先生達と情報を共有しておきたいと言ったため、移動しながらノワールアリスの特徴などを先生達に伝えていった。

 

「それと、よくわからないけどたまに変な乗り物にも乗りながら攻撃をしてきたんだよね。」

 

“…乗り物?どういう特徴かはわかる?”

 

先生はエイミが呟いた乗り物という言葉に違和感を覚え、エイミにその乗り物がどのような特徴だったのかを詳しく聞くことにした。

 

「えーと…、確か機械っぽい乗り物回転したらバイクになったり車?みたいなのになる乗り物だったよ。」

 

“…もしかして…!”

 

エイミの話を聞いた先生は確信にいたり、ゲーム開発部の面々がいる方向を向いてあることを伝えた。

 

“皆、どうやらここに例のエアライドマシンがあるらしいんだ。”

 

「えっ、本当に!?」

 

「嘘…!?」

 

先生の言葉を聞いたゲーム開発部の面々は驚愕しながらもその話を聞いていた。

説明をしている途中、モモイやアリスからどんな特徴なのかを尋ねられたのでエイミが教えてくれたとおりの特徴を伝えると、目をキラキラと輝かせながらその話に耳を傾けていた。

…その時だった。

 

「…!皆、退避!!」

 

“…!皆離れて!”

 

『!?』

 

カッ!!!

 

ドカァァァァアンッ!!!

 

先生達が話していると、三度目となる敵の攻撃が飛んできたのである。

しかも、一度目や二度目の出力とは違い二倍に近しい出力を誇りながら飛んできたのである。

 

「もう気づかれたの…!?」

 

“取りあえず、身を隠さなきゃ…。”

 

ガチャガチャッ

 

『先生大変です!』

 

“どうしたのアロナ…?”

 

シッテムの箱から何やら大変慌てているアロナの声が聞こえてきたため、先生は何があったのかを聞いた。

アロナは少し落ち着くために深呼吸をすると先生に今起こってしまっている状況を伝え始めた。

 

『こちらに複数の反応が迫ってきています!』

 

“…ッ!!”

 

アロナの言葉に先生は敵が攻めてきたという僅かな確信を持ち、まだ混乱している生徒達に今からすることを伝え始めた。

 

“…皆、落ち着いて聞いて欲しい。今こっちに敵が攻めてきているらいしんだ。”

 

「えぇ!?なんで!?」

 

「お姉ちゃん静かにして……!!」

 

“それで、多分あっちの目的は私達の排除だと思うんだ。だから、今から私達は敵を倒しながら恐らく指示を出している本丸…アリスのそっくりさんのところに攻めに行こうと思う。”

 

「…確かに、そっちの方が良いかも知れないね。…今の状況を踏まえてだけど…。」

 

“うん、皆には無茶をさせちゃうかも知れない…。でも、そうしないと皆は無事でいられないんだ。”

 

先生は申し訳なさそうにしていたが、生徒達は状況な状況のため、先生を信じて先生が出した提案にのることにした。

 

「…もうこうなったら破れかぶれだーっ!!!」

 

「先生、指揮は任せましたからね!」

 

「英雄の試練ですね!アリスも英雄になるために頑張ります!」

 

「うぅ…怖い…けど、やらなきゃ……!」

 

「先生、こっちは準備万端だよ。」

 

“…皆、ありがとう。…よし、行こう!!”

 

『はいっ!!!』

 

─────────────────────────

【弾薬工房制御システム内部】

 

«………。»シュゥゥウ

 

少女は攻撃を行った方向をジッと見つめていた。

まだ仕留められていない、侵入者はまだ健在だとわかっているかのように佇んでいた。

少女が持つ二丁のRGは今だ銃口から少しだけ煙を上げており、オーバーヒートを起こしていた。

 

«………。»スッ

 

ガチャガチャガチャッ

 

少女は手で合図を出すと、後ろに控えていた黒い警備ロボット達が散開するかのような動きを見せると、少女が攻撃を行った方向へと向かっていった。

どうやら仕留めきれていない侵入者を徹底的に洗い出すつもりで指示を出しているようだった。

 

カチャッ…

 

«………?»チラッ

 

警備ロボット達が去って行き、少女一人しか残っていない場所に僅かだが銃の引き金を引くかのような音が聞こえてきた。

少女はその音が聞こえてきた方を向くがそこにはただ何かの制御装置があるだけだった。

気のせいだと思った少女はその方向から視線を外して侵入者の居場所を特定出来るまでは待機しようとした。

少女がそこから視線を外したその時だった。

 

ドパァァァアンッ!!!!!

 

«ッ……!?»バッ!

 

「ゴメン先生、外した!」

 

“いや、大丈夫!行くよ皆!!”

 

『はいっ!!』

 

少女の背後から対物ライフルによる狙撃が行われたのである。

対物ライフルの音に気づいた少女は間一髪の所を避けてライフル弾が飛んできた方向を見るとそこには先ほど警備ロボット達を送り込んだ方向にいた侵入者である先生達がそこには居たのである。

なぜ先生達が別の場所から攻撃を仕掛けて来れたのかは少し前に遡る…。

 

─────────────────────────

【少女に攻撃を仕掛ける数分前】

 

“アロナ、ここから敵がいる場所の背後を取れるような道ってあるかい?”

 

『はい!このスーパーアロナちゃんにお任せください!えーと…、この道を進めば敵がいる場所の背後を取れます!』

 

“…うん、ありがとうアロナ。”

 

先生は即座にシッテムの箱にいるアロナに敵に気づかれずに敵がいる場所の背後を取れるような道を探すように指示をした。

アロナは少しだけ考えるような素振りを見せると先生の要望通りの通路を探し出し先生にそのマップを見せつけた。

先生はアロナに一言お礼を言うとその場にいた生徒達についてくるように指示を出しながら敵に気づかれないようにその場所へと向かった。

 

“ここみたいだね…。”

 

「あれ…もしかしてあそこに居るのが…!」

 

「…うん、私を攻撃してきたアリスちゃんのそっくりさんだよ。」

 

敵の居る場所の背後にたどり着いた先生達はその場所の中央、電子系等の機械が並ぶような所に人影があることに気づいたが、エイミが説明した敵の特徴とその人影が一致したため、その場にいた先生達はあれが天童アリスのそっくりさんだということに確信した。

先生やゲーム開発部の面々はそのアリスのそっくりさんをまじまじと見ていたが、エイミは何処からか取りだしたのか、少し大きな対物ライフルを持ち出し狙撃の準備を始めたのである。

 

“エイミ、それは?”

 

「…これ?これはここで見つけたロボットが持っていたものを拝借した物だよ。」

 

“…なるほど。”

 

先生はエイミの言葉に納得すると、エイミに対してこう指示を出した。

 

“エイミ、私の合図で敵に向かってそれで狙撃をすることは出来るかい?”

 

「…少し難しいけど、やってみるね。」

 

“…うん、お願いね。”

 

先生はエイミに微笑みながらそう言うと、後ろにいたゲーム開発部の面々に向かって今からやることを伝えた。

 

“私の合図でエイミが敵に向かって狙撃をするから私達はそれに続く感じで敵に突撃をするけどいいかい?”

 

『了解(です…)(しました)!』

 

ゲーム開発部から元気のいい返事が聞こえてきたことを確認した先生は、覚悟を決めたかのような顔になると、カウンドダウンを始めた。

 

“10…9…8…7…6…5…。”

 

「………。」カチャッ

 

“4…3…2…1…今っ!!”

 

「フッ…!!」カチッ

 

ドパァァァアンッ!!!!!

 

«ッ…!?»バッ

 

「ゴメン先生、外した!」

 

“いや、大丈夫!行くよ皆!!”

 

『はいっ!!』

 

先生は全員に合図を出すと共に敵が居る場所へと向かっていったのであった。

 

────────────────────────

【現在】

 

«……ッ!»バッバッ

 

「うぅ~…全然当たらない…!」ダダダッ

 

「お姉ちゃん集中してってば!」タタッ

 

「行きます…!光よっー!!」カッ!!

 

«………!»カチャッ…カッ!!

 

ドカァァァァアンッ!!!

 

「うわーん!また相殺されました!?」

 

襲撃に成功した先生達はアリスのそっくりさん改めノワールアリスに向かって一斉射撃を行うが、少し冷静になったノワールアリスが銃弾を全て避け、アリスのレールガンによる攻撃はノワールアリスが持つ二丁のレールガンの攻撃によって相殺されることを繰り返していた。

 

«………。»バッ

 

“…!もしかしてあれが…!!”

 

「うん、多分例のエアライドマシン?って奴だと思う。」

 

ノワールアリスは先生達の攻撃を避けつつも隠しておいた自身のエアライドマシンに股がると、二丁のレールガンを構えながらも先ほどよりも圧倒的なスピードによって先生達を翻弄し始めた。

 

「うわっ!何あれ!?」

 

「あそこで見たエアライドマシンよりも機械っぽい…?」

 

«………。»ブロロロ

 

ノワールアリスはエアライドマシンに股がりながらも常にレールガンを構えており、隙を見せた者から攻撃をするつもりだと考えた先生は即座に生徒達に固まるように指示を出した。

 

“皆固まって!多分敵は錯乱しながら攻撃を行うつもりなんだと思う!”

 

「もうっ!!全然攻撃が当たらないんだけど!?」

 

「正確に……!」

 

「もう一度行きます!光りよっー!!」カッ!!

 

«………。»ギャリュン!

 

「きゃっ…!今度は弾かれました!?」バッ

 

攻撃が一向に当たらない中、アリスはもう一度レールガンによる攻撃を行ったが、ノワールアリスは回転するかのように急旋回すると、レールガンの攻撃を反射するようにはじき返した。

アリスは飛んできたレールガンの攻撃をギリギリで躱しながらも無茶苦茶な方法で攻撃を跳ね返してきたノワールアリスに向けて驚愕の表情を向けていた。

 

“…あれ?形が変わって…そうか!エイミが言っていた変形ってこのことだったのか!”

 

先生は急旋回の後からエアライドマシンの形が変わっていたことに気づき、エイミが言っていたことはあの事だったのかと言うことを納得していた。

 

«………。»ブロロロ

 

「…ねぇアリスちゃん、私達が足止めをしている内に攻撃を当てることって出来る?」

 

「…!はい、可能です。」

 

「…うん、わかった。せんせーい!!!」

 

エイミは一向に攻撃が当たらない状況から脱却するためにアリスに向かってあることを聞くと、アリスは察したのかその答えにYESと答えた。

それを確認したエイミは先生に向かってい叫ぶと先生にあることを頼み始めた。

 

「先生、今から私達であの敵を足止めするから指揮をお願いできる?」

 

“えっ…どうして…!あっ、そういうことか!わかったよエイミ。”

 

「…うん、お願いね。」

 

エイミの言葉を理解した先生はエイミに向かって親指を立てると、エイミは先生に向かって微笑んでから固まっているゲーム開発部の面々野本へと向かっていった。

 

「皆、アリスちゃんが攻撃を当てられるように私達でアイツの気を引くよ。」

 

「…なるほど、わかりました。」

 

「うん、任せてよ!」

 

「わ…わかりました。」

 

«………。»ジッ

 

エイミはゲーム開発部の面々にそう言うと、少し雑に演じながらノワールアリスに向かって一斉射撃を行った。

 

「喰らえぇっ!!!」ダダダッ

 

「ハァァッ!!!」タタタッ

 

「い…行きます!」ボンッ!

 

「………。」ダンッ

 

«………。»シャッシャッ

 

各々がノワールアリスに向かって攻撃を仕掛けているが、ノワールアリスはそれを冷静に対処。

そして、少し近くにいたモモイに狙いを定めると二丁のレールガンの引き金を引こうとした。

…だが、その判断が命取りとなってしまった。

 

“…今だよ、アリス!”

 

「出力最大…行きます!光よぉぉぉっ!!!」カッ!!

 

«…ッ!?»

 

ドカァァァンッ!!!!!

 

先生が合図を出すと同時に、少し離れた位置にいたアリスは渾身のレールガンによる一撃を放った。

ノワールアリスは二丁のレールガンを放つ寸前だったため反応が遅れ、アリスのレールガンによる一撃をモロに受けてしまった。

 

「やった!?」

 

「ちょっ!?お姉ちゃんそれはフラグだよ!?」

 

先生達はアリスの攻撃を喰らって爆発と共に巻きこまれ、吹き飛んだノワールアリスの方向を見つめていた。

その方向には煙が多く漂っており、ノワールアリスの姿はまだよく見えなかった。

油断をせずに見つめていると、段々と煙が晴れていき、完全に晴れるとそこには明確なダメージを負ったノワールアリスがいた。

 

「これでも耐えるの…!?」

 

「いえ、今度こそ決めます!光よっー!!」カッ!!

 

エイミは先ほどのレールガンによる攻撃に耐えたノワールアリスに驚愕の表情を浮かべたが、よく見るとフラフラしており、後一撃を当てたら倒れるような様子がうかがえた。

アリスはそのことにいち早く気づき、トドメの一撃をノワールアリスに向けて放った。

これで終わりかと思った一同は少し気を抜いた。

…そう、気を抜いてしまったのである。

 

«……きて、ケテル。»

 

“えっ…喋っ……。”

 

ガガガガガガッ…ドカァァアン!!!

 

『“ッ!?”』

 

突如ノワールアリスアリスから謎の声が発せられたのと同時に少し離れた場所から大きな影がこちらに向かって突撃してきたのである。

先生達の前を通り過ぎた影は大きな音を立てながら壁にぶつかってようやく止まったのである。

煙がある中、その煙をかき消すかのように巨大な四足歩行のロボットが飛び出してきた。

 

「えっ…!?」

 

「な…何で…!?」

 

皆が驚愕の表情を浮かべながら現れたソレは信じられない物だった。

 

頭上に蒼白く輝くヘイローを抱いていた

 

機体こそは黒で統一されているが、ソレは先生達にとっては忘れられないロボットであった

 

「…うそでしょ?」

 

“どうして…どうしてケテルが!?”

 

ノワールアリスが呼び寄せたロボットの正体は、【元】デカグラマトン第1宝珠 ケテルであった

 

«………ダイ2ラウンドといこう。»





最後まで閲覧いただきありがとうございます。

今回登場したエアライドマシンはヘンシンスターでした。
ノワールアリスにはそういうのが似合うかなーと思いながら書いてみた物の、出番が少なすぎる結果となってしまいました…。
さて、今回ラストに登場したノワールアリスの秘密兵器はなんとケテルです。
次回からはノワールアリスが保持していたケテルとの闘いになります。

では、次回もお楽しみに。

…言い忘れていましたが、前に行ったアンケートですがどの伝説を先に出すかでしたよね?
…別に出す伝説の数は4体だけだとは一言も言ってないのですけどね。

どれが良い?

  • ユメ先輩生存
  • プレ先生存(女先生)
  • どっちも
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