キヴォトスを駆ける黒き光   作:夏乃生ナツメ

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…このまま勢いで書いた第二話です。

今回はマシだと思いますが、それでもクソですね。(自嘲気味)

…それでは、どうぞ。


荒野に眠る存在

 

「…いらっしゃい、先生。」

 

“ヒナ、それで何があったの?”

 

「用件を話す前に、先生も座ったらどう?」

 

“そうだね、じゃあお言葉に甘えて…。”

 

不良を襲ったあの事件から2日後、空崎ヒナは先生を招いてその事件の内容を話すことにした。

先生はヒナの用件を了承し、現在は風紀委員会の用務室で二人っきりで話していた。

 

“…ヒナのそっくりさん?”

 

「えぇ、被害に遭った不良達全員がそう証言していたわ。」

 

“嘘をついていたわけじゃ無いんだよね?”

 

「私も最初はそう思ったんだけど、壊されたバイクから私と同じような銃痕があったからそうとしか思えなくなったの。」

 

“うーん…、そうなると何でヒナのそっくりさんがいるんだろう?”

 

「アトラ・ハーシスの一件でこの世界に留まってるもう一人の砂狼シロコのような存在では無いってことは分かるのだけれどね…。」

 

この時からずっと前に、世界を滅ぼそうとするプレナパテスと共に来たこの世界とは違う世界から来た存在がいた。

それが砂狼シロコであり、プレナパテスが死んだ後はこの世界に留まっている。

ヒナの考えは、それと同じように来たもう一人の自分がいるのではないか?と言う考えであった。

 

“そうだね、もし居たらシロコと一緒にいるはずだし、プレナパテスと闘っているときでも、来る気配は無かったしね。”

 

「…となると、本当になんなのかしら…?」

 

“うーん…、ねぇプラナ、君と一緒に来た生徒ってシロコ以外に居た?

 

〖いえ、その可能性は十分に低いかと。〗

 

わかった、ありがとうね。…調べてみたんだけど、やっぱりヒナのそっくりさんは生徒名簿にも載ってないね。”

 

「…ますます分からなくなってくるわね。」

 

ヒナ達はそのそっくりさんの存在に悩まされていたが、先生はふと疑問に思ったことをヒナに聞いた。

 

“そういえば、何で不良達はその荒野にいったの?”

 

「えぇ…、どうやら何処かからは分からない噂からその荒野にお宝が眠っている…って言う噂を聞いたらしいのよね。」

 

“お宝?”

 

「そう、お宝。正直私はそんな子供じみた噂は信じてないけど、荒野には何かがあるってことは分かるのよ。」

 

“ヒナはそれに心当たりがあるの?”

 

荒野に眠る宝の存在とは別に、ヒナは自身の中で考えていた一つの可能性を先生に伝えた。

 

「先生は雷帝って存在は知ってるよね?」

 

“うん、確か前に見たシェマタをつくった張本人だっけ?”

 

「そう、それで少し思ったのよ。雷帝が残した兵器は本当にあれだけなのか?って。」

 

ヒナが言うにはシェマタ以外にも何か別の兵器が何処かに隠されている可能性があるということである。

そこで、その兵器が隠されている可能性が一番高いと踏んだのがどの自治区にも属していない荒野だったのだ。

先生はそんなヒナの話を聞いて、自身が持っているシッテムの箱のAIアロナとプラナにヒナの話に関する情報がないか尋ねてみた。

 

“二人とも、何か見つかったかい?”

 

〖いえ…私の方からは何も…。プラナちゃんはどうでしたか?〗

 

先に探していたアロナは該当する情報が無かったため、先生にそう伝えたがプラナからはまだ結果が聞けていないため、話を振るようにプラナに尋ねた。

…すると、プラナは表情は変わっていないが少し困ったような雰囲気を出しながらその結果を改めて伝えていた。

 

〖先生。私も探しましたが、該当する情報は《歴史上》では確認されませんでした。〗

 

“そっか……ん?《歴史上》では?”

 

〖はい。〗

 

プラナが言うには、歴史などの情報からでは荒野の情報が何一つ無いが、ある一つの言い伝えが荒野の情報と一致したとのことだ。

 

〖…それで、その言い伝えを読みましょうか?〗

 

“いや、遠慮しておくね。”

 

先生はそうプラナに言うと、そのおとぎ話のような言い伝えが乗っている資料に目を通した。

 

─────────────────────────

 

荒レ地カラ■略セシ■■者ハ

 

キヴォ■スノ地ヲ踏ミニジ■■テヲ破壊シタ

 

■■者ニ向カウ■■ノ光ガ現レシトキ

 

破壊者■倒スコト■■易ナリ

 

■ツ、空■■■スル覇者ナリ

 

一ツ、地ヲ■ケル王者ナ■

 

一ツ、■■者トハ異ナル■■ノ■ナリ

 

ソシテ、■■者ノ名ヲ■■■■■ト呼ブ

 

─────────────────────────

 

“…この資料、所々が読めなくなってる…?”

 

〖すみません…。この古い文献からしか情報がなく…。〗

 

“いや、これだけでも見つけてくれるだけでもありがたいよ。ありがとう。”

 

〖いえ、私は先生の役に立てれば幸いなので。〗

 

プラナとアロナに礼を言った先生はヒナにこの言い伝えの資料を見せた。

ヒナは少し驚いた表情をしながらも、先生の言葉を信じてその資料を読んだ。

ヒナは少し納得したような表情を浮かべると、先生に向かってこう言った。

 

「…この資料からだと雷帝の遺産では無いようだけど、それとは別の兵器ってことは分かったわ。」

 

“でも、その荒野にそんな兵器があるのかはまだ分からないけどね。”

 

二人はそんな会話をしていたが、先生の持つシッテムの箱にいたアロナとプラナが謎の気配を察知した。

 

〖先生!ゲヘナ自治区内でどの生徒にも属さない反応が感知しました!〗

 

“…!それって…。”

 

〖はい。先ほど話した例のそっくりさんかと。〗

 

その反応が空崎ヒナのそっくりさんだと分かったアロナとプラナは先生にそう伝えた。

二人からの情報を受け取った先生はヒナに例のそっくりさんが現れたと話した。

 

“ヒナ!どうやら例のヒナのそっくりさんがゲヘナ自治区内に現れたらしいんだ。”

 

「…!それって本当?」

 

“うん。反応も既に補足してるしね。”

 

そう言った先生はシッテムの箱に映った一つの反応をヒナに見せた。

 

「…じゃあ早く行かなきゃね。イオリ達も連れてくけど良い?」

 

“うん。その方が良いと思うよ。”

 

ヒナは現在ゲヘナに残っている風紀委員達を連れていこうと提案していた。

そんな提案を先生は了承し、ヒナは他の風紀委員に呼びかけるために用務室を出て行った。

 

“(…ヒナのそっくりさん…か。)”

 

先生はヒナが用務室を出て行った後、少し疑念点があったのかは分からないが少し悩んだ表情をしていた。

 

──────────────────────────

【ゲヘナ自治区から少し離れたところ】

 

«……。»

 

ゲヘナ自治区の少し離れたところにはバイクにはまたがっていないが、不良達を襲ったあの空崎ヒナのそっくりさんがいた。

 

«………。»ズモモ…

 

空崎ヒナのそっくりさんは向こうからやって来ている存在に気づき、またもや体を黒いモヤで覆い隠した。

覆い隠してから少しすると、そのモヤはまたもや晴れ、その姿があらわとなった。

 

«……。»チャキッ

 

その姿は先ほどの空崎ヒナの姿とは違った姿となっていた。

髪はピンクに近い黒色のポニーテールで、背丈は変わらないが角や翼が無くなる代わりに左手には大盾を構え、右手には蒼い炎が飛び散るショットガンを装備した少女の姿となっていた。

その姿はまるで、アビドス高校の生徒会長小鳥遊ホシノと酷似した姿になったのである。

 

«……。»

 

小鳥遊ホシノの姿となったそれは、こちらに向かってくるいくつもの反応を見据えながら自身が持っているWedjat eyeを構えながら自身の障害となりうる存在を追い返そうとしていた。

 





はい、ということでいかがでしたか?

…まぁ、喜んで呼んでくれたのなら幸いです。

ここで、謎の少女(?)がなってきた生徒+αを見てみましょう。

・空崎ヒナ
・小鳥遊ホシノ
・謎のペンギンのような生物

…と、今のところはこの三つですね。

では、次回もお楽しみに。

どれが良い?

  • ユメ先輩生存
  • プレ先生存(女先生)
  • どっちも
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