ウルトラ怪獣がスキルとして出るのは間違っているだろうか   作:サイセンサイ

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後に神々が【キマシタワー!】とかはしゃぐやつ

 

「椿にも謎のスキルが!」

 

「えぇ、驚いたけど本人的には喜んでて」

 

ヘスティア・ファミリアのホームに向かう2人

 

ヴェルフとヘファイストス

ヘファイストスはヴェルフの様子とついでにヘスティアとお茶でもしようと思いホームに向かっていた。

 

時刻は夕暮れ、じゃが丸くんのバイトも終わっている時間なのでホームにいるだろうとヴェルフから聞いていた。ついでに他のメンバーもそろそろ戻ってくる時間だと説明を受けていた。

 

ホームが見えてきて2人だけの時間が終わる、、なんていう女々しい事をちょっっっっっと考えたりしてるヘファイストスの内心も気付かずヴェルフは話を続ける。

 

「俺にも変なスキルが宿らないか心配なんですよ、、、まぁ便利ならそれでいいんすけど」

 

「フフッそれも面白そうね」

 

そしてホームの扉に手をかけて中に入ろうとした

 

のだが

 

 

 

 

 

「すごい!すごい!すごい!これがヘスティア様のヘスティア様である所以!前々から触ってみたいと思ってたんですよ!すごい!すごい!憧れる!リリも欲しい!すごいうえに大好きですヘスティア様!普段は恥ずかしくて言えないけど大大大好きですよヘスティア様!このファミリアに出会って良かった!愛しています!だからこれは愛があります!愛のある行為です!だからセーフですセーフ!!!」

 

「やめろーーーー!ン億年生きてて自分でもそんなに触ったことないのに何でよりにもよって君にーーーー!!?バイトから帰って1秒で押し倒されてしかもリリくんデカくなってるし何が起こってるんだあーーー!!ていうか愛があってもアウトな触り方をするなーー!あっ!ヴェルフくんにヘファイストスーー!助けてくれ!いやホントにマジでーーー!」

 

 

 

 

        バァン!!!!!!

 

 

 

 

ヴェルフはとっさに扉を閉めた

二人ともうつむいて額に手を当てて頭痛が痛いポーズをして現実逃避したい衝動に駆られるがどうにか前を向いて震える唇を動かし言葉を綴る

 

「えっと、、、今乗って」

 

「たぶん、、リリ助です、、なんかデカくなってたけど」

 

「謎のスキルが発現したってとこかしら、、、、」

 

「えっと、、ヘスティア様、、、押し倒されて」

 

「ここを離れましょう」

 

「え」

 

「あれは【無敵の人】の目だったわ。何言っても無駄よ、それに今の竈の館にはフレイヤ・ファミリアの護衛がいるはずでしょう」

 

「あっ!そうだ彼奴等!」

 

「彼らがいる限り最悪の事態は、、、まぁ防いでくれると思うしここは一旦離れて」

 

 

すると

 

 

「あれ?ヘファイストス様にヴェルフ」

 

「「!?」」

 

ベル・リュー・ヘディンそして何故かフィンがそこにいた。

 

「どうかしたの?」

 

「今から豊穣に行くぞベル」

 

「え?」

 

「このメンバーで行くぞベル」

 

「いやあの!だったら神様たちも誘って」

 

「このメンバーで行くぞベル」

 

「ヴェルフ!?絶対何かあったよね!!?」

 

 

「うわぁーーーー!直はダメだーーーー!!!」

「このメンバーで行くぞベル」

 

「なんか神様の悲鳴聞こえなかった!?」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

豊穣の女主人

 

そこには錚々たるメンツが集まっており周りの者たちは圧倒されていた。

 

ベル・クラネルを筆頭にフレイヤ・ファミリア幹部そしてロキ・ファミリアの団長に鍛冶神ヘファイストスが一つの大きな机に円を作るように座り、【円卓の間】を彷彿とさせた。

 

「団長だろうがなんだろうが男はしばらくホーム出禁にされてしまって、どこに泊まろうか悩んでたら君たちに会ったってわけさ」

 

「団長が追い出されるって、、、、」

 

「リヴェリア様の身にほんとに何が!!?」

 

なんとなく一緒の席になってなんとなく食事を共にすることになったのだが、謎のスキルのおかげで話題は尽きなかった。

 

「わぁ〜お!すごいメンツですねーー」

 

「あっシルさん」

 

「ベルさーーん、リリさんはあの後どうなりました?」

 

「リリ?」

 

「悪いがその話は今はやめてくれ今日はここでたらふく食うから」

 

「私からもお願い」

 

「いやほんとに何が!!?ホームでの神様の悲鳴と何か関係が!!?」

 

「その煩わしい耳を癒す声をキンキンさせるな怪物」

 

「ヘルンさん!?いや僕の声が良いのか悪いのかどっちなのかわかりません!!?」

 

「ご注文のステーキです毒を入れられないことが大変不服ですどうぞ」

 

「あ、ダメだいつものヘルンさんだ、、、、ん」

 

「? 何ですか?」

 

ベルが見ていたのはヘルンが片手を触手にするところ

 

「すごいですねその触手」

 

ヘルンは両手を長い触手に変えて料理を運んでいる。人の両手では持てない量や机を挟んだ距離を運べるので今ではとても便利だ。

 

「私の触手を見てニヤけるな特殊性癖兎が!首を絞め落としますよ!」

 

「ごめんなさい!」

 

いつも通りのやり取りだったがリューとシルは内心

 

((ベル【さん】に配膳する時、片方の触手を手に戻してわざわざ近づいた。))

 

触手を使えば距離をとって配膳出来ただろうにそうしなかった。つまりそういうことである。

 

ヘルンの触手が本当にベルの首に巻き付いたその時

 

ヘルンの首にツインテールが巻き付いた。

 

「すごいですよね〜触手の使い方私が教えたんですよ〜こっちの方は私の方が扱いが上手かったので〜」

 

「うぐっ!ヘイズ!」

 

「さっさと仕事に戻りますよ〜、、、それとももう限界です?」

 

「な!人を自重できないように言うな!」

 

「ほんとに?」【グイッ】

 

「な!」

 

「ブホッ!!!」

 

何をしたかというとヘイズが制服の首元をグイッとしてヘルンに見えるように素肌を見せた。そして近くにいたベルも見てしまい噴き出した。なんか噛み跡のようなものが見えた気がするけど気の所為だ気の所為に違いないとベルは思った。

 

「変態兎の前で何をやっているヘイズ!」【ゴクッ】

 

「え?今なんかゴクッって」

 

「っ〜!!!何を聞き耳立てている怪物がぁ〜!」

 

「ほらほら行きますよ〜」

 

ヘイズはツインテールでベルの首を絞めようとするヘルンの首を引っ張って連れて行った、首絞めの連鎖再び。

そして聞こえてきたのは、、、

 

「最近のあなたは私がいないとダメですね」

 

「っ!!!そんなこと!」

 

「どうせ仕事が終わったら今日の夜も私を求めてくるくせに」

 

「紛らわしい言い方をするな!」

 

「やってることを考えれば十分いけないことですよ」

 

「ウゥ!、、、、、、頼みます」

 

「ほんとに私がいないとダメですねーーーーー!」

 

何ていう会話が聞こえてきた。ヘルンは顔を赤くしてうつむいている、ヘイズは笑顔だった。

ただし、ヘイズの目には何やら炎的なものが見える。そして誰がどう見てもうつむいたヘルンに対して【ゾクゾク】と興奮を覚えている。 

 

「あのシルさんあの二人何かおかしいような」

 

「シル、あの二人は大丈夫なんですか?」

 

ベルが真顔になって実はとんでもないことが起きているのではと確信にたどり着く、その隣にいたリューもその様子に何やら淫靡な何かを感じ取っていた。

 

「最初はみんなもヤンヤヤンヤと冷やかしてたんだけど、時間が経つにつれて【ねっとり】とした空気を纏うようになって最近はみんなも話題にあげないようにしてるの」

 

「理性と良識の枷が外れて豚が更に豚に近づいただけのことだシル様に説明の手間をかけさせるな」

 

「えぇーーマスター、、、、」

 

ヘディンのあんまりな言葉にベルは絶句する。ちなみにヘイズにも聞こえていたのか遠くで【チッ!】と舌打ちの音が響いた。

 

「ハハハッほんとに君たちの周りは愉快だね、、、今の僕が言えることでもないけど」

 

フィンは一連のやりとりに笑った。

 

「フィンさんの、ロキ・ファミリアの人たちも謎のスキルが?」

 

「あぁ、まぁ色々とこちらも大変でね、発現する法則性が今のところないから明日は我が身かもしれない、いっそ発現してしまえば楽なんだけど、、、、贅沢を言うなら君みたいにリスクの無い能力がいいな」

 

「あぁ、実は使い方によっては」

 

「愚兎、他のファミリアにおいそれと能力を告白するなアホが、特に厚顔無恥な小人はやめておけ」

 

「おやおや過保護だね、、まるでお兄さんみたいだ」

 

「殺すぞ」

 

そしてその隣では女同士が話に花を咲かせる

 

「リュー!」

 

「! アーニャ、、、ほんとに背が高く」

 

「ニャはっはっ!どうだニャ!」

 

「そのせいでアレンさんが」

 

「あぁ」

 

「最近兄様が来てくれないニャ!リューはどこにいるか知らないかニャ!!?」

 

「噂ではリヴィラにいるところを目撃されていて、、、そしたら何故か彼の彼らしくない噂話が広まっていて、、、それで人目を忍んで生活しているらしく」

 

「アレンさんの増えた謎のスキルを見た瞬間私は笑いが止まらなかったわ♡」

 

「一体どんなスキルだったんですか?」

 

「友好な珍獣さん☆」

 

「はい?」

 

 話は進んでいく。なんてことのないように、そこには他派閥の壁などないように、それも全てはベル・クラネルの人徳故だろう。そして彼らは店が閉まるまで話をしていた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

「ヘファイストス様、、、」

 

「大丈夫よ大丈夫、、、あれだけ時間が経っているなら」

 

一同は再び竈の館に向かっていたが二人は気が気じゃなかった。フレイヤ・ファミリアが護衛についているので最悪の事態は起きていないと信じながら館が見えてきた。

 

すると

 

「ベル殿!皆さん!」

 

「「「「!」」」」

 

突然、命がこちらに疾走ってきた。彼女はタケミカヅチ様の所に行っていたので竈の館にはいなかったのだがどうにも様子がおかしい

 

「千草殿をみていませんか!!?」

 

「千草さん?」

 

ヒタチ・千草

タケミカヅチ・ファミリアの一員でヘスティア・ファミリアとの関わりの深い優しい淑やかな女の子

 

「実は武器を持って単独でダンジョンに行った可能性があって!」

 

「あの千草さんが!?」

 

「妙ですね、彼女の性格に合わない」

 

「はい!タケミカヅチ様の所でしばらく過ごしていたのですが突然いなくなって!そしたら千草殿の武器一式もなくなってて!それで探しに行こうと私も武器を取りに館に戻っていた途中なのですが!」

 

「そこで私たちにあったと?」

 

「はい!お願いです!探すのを手伝ってください!」

 

「もちろんです!」

 

「ならば僕も行こう」

 

「え!勇者!!?」

 

「ちょうど暇をしていてね」

 

「それはそうだろうがこの気に乗じて借りを作る算段だろう腹黒め」

 

「あははまさか☆」

 

「武器は俺のを使え!すぐに行くぞ!」

 

「あ、ありがとうございます!ヴェルフ殿!」

 

((非常時だけど助かった!!))

 

かくして一同はヒタチ・千草を探しにダンジョンに向かっていった。突然のことだったがこのメンツなら深層でも問題ないメンツ。何よりベルたちはダンジョンで修行していたため装備は揃っている。足りない分はフィンがポケットマネーで補うと言ってくれたときは本当に頭が下がった

(ヘディンだけは詐欺師を見る目で見ていたが)

 

 

 

そして彼らは目にすることになる

 

 

 

ヒタチ・千草が発現した謎のスキル

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

暗黒の支配者の力を、、、、

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

そして翌朝

 

「あっ、、あっ、、、あっ、、、、」

 

 リリルカ・アーデはベッドの上で顔を青ざめさせていた。そしてその体はいつもどおり小さく、どうやら意識を失うと解けるスキルらしい、そして彼女は周りを見渡す。

 

そして目にしたのはコチラを真っ赤な顔で睨みつける服が乱れた主神と顔を赤くして主神の後ろに隠れている服が乱れた狐そして気まずそうにしている分身。

 

 

世界のお約束のごとく【やらかした記憶はある】

 

その優れた頭脳ですぐさま現状を把握したリリルカはその場で土下座した。

 

 

「すいません!すいません!すいません!すいません!すいません!すいません!最後の一線は越えてないので許してくださーーーーい!!!」

 

 

「ドスケベーーーーーーーーーー!!!!!」

 

 

ヘスティアの叫びがホームに響き渡った。

 

 

 

 

 

 

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