ウルトラ怪獣がスキルとして出るのは間違っているだろうか   作:サイセンサイ

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超凡夫の血みどろ事件

 

「やった!やった!やった!やったっすーーーー!!」

 

 一人の地味な青年がその場でジャンプしながら喜びの雄たけびを上げた。そこはとある大型の主泊施設で今は満員、何故ならロキ・ファミリアの男性陣がそこに泊まっているからだ。理由はもちろん

【リヴェリアヌルヌル事件(ロキ命名)】

世界に名を轟かす汚れ無き高貴な御方がヌルヌルになるという前代未聞の事件にロキ・ファミリアのエルフ達は絶叫した。ちなみにこの事件はオラリオには伝わっていない、ロキ・ファミリアの団員達が墓場まで持っていく覚悟で口を閉ざしているからだ。

 

「良かったなーー!ラウルーーー!地味やけど!」

 

「ロキ!!?」

 

底にいるのはロキ・ファミリアの一員、そして主人の2人

 

ラウル・ノールドとロキだった。

 

「地味ってなんすか!!?謎のスキルっすよ!今話題のやつっすよ!!!?」

 

ラウルは今までスキルを持たないある意味珍しい冒険者だったが、ついさっきラウルが口にした今話題のやつ、謎のスキルがラウルに宿ったのだ。

 

今までにない歓喜に浸りたかったがロキのひと言がそれを台無しにした。

 

「イヤ〜すまんすまん、ウチも祝福しとるで当然、でも実際地味やな〜と思うやつでな〜」

 

ロキが見せてくれたステータスには

 

【力の高補正】

 

の効果が出ていた。それだけでもスキルがなかったラウルには嬉しいものだったのだが本当にそれだけだった。見た目が変わったり体重が重くなったり魔法が使えたり謎のスキル特有の【獣の衝動】のようなものもない、エルフィやリヴェリアを目にしているロキにとってはぶっちゃけ地味だった。

 

「昨日アキにも謎のスキルが発現したのも理由やな〜」

 

「え!アキにも発現したんすか!?」

 

「あぁ、効果はラウルと同じで力の高補正やけど【変形能力】が一緒に出てな〜」

 

       【変形能力】

 

オラリオの神々や人々が言い始めた謎のスキル特有の能力の呼び名である。腕が鞭になったりハサミになったり増えたり燃えたりするなど恩恵のスキルでは出なかった現象に付けられたそれは娯楽に飢えた神々がノリノリで付けた呼び名だった。

 

「両手からジャキィィン!って悪役感がある爪が生える能力でな〜いやーカッコええわ〜」

 

「ぇぇぇぇ、、、、、」

 

 同じレベル5になれたのにまたもや置いてけぼりのような感覚を味わわされるラウルは煤けた声を上げる。しかし、彼の周りにはそれを慰めてくれる者たちがいる。

 

「元気出せよラウル、おめでとう」

 

「クルス〜〜〜!」

 

「そうだぜ、今夜は飲みに行こう」

 

「スターク〜〜!」

 

「そうじゃそうじゃ!力はあるだけいいからのう」

 

「ガレスさん!」

 

「その飲み会、僕も行くよ」

 

「団長〜〜〜!!」

 

嬉しかった。今まで散々いろいろ言われたつい最近もひどい目にあったばかりだがそれでも諦めず進み続けてこの光景があると涙が溢れる。

 

そして

 

「何もないならそれに越したことはねぇじゃねぇか、俺みたいにな、、、、、」

 

「あっ、、、、ベートさん」

 

(((((あ~)))))

 

会話に加わってきたベートは【現在オラリオで唯一確認されている変形能力・女体化】の発現者である。彼は今、女の状態で椅子に腰掛けて身体をくの字に曲げてしずんでいた。

 

「まだコントロールできないんか?他のやつらは結構使いこなしてるって聞いとるで〜☆」

 

「人ごとだと思ってこの野郎」

 

ベートがロキ・ファミリアを氷のお城に変えた後に何回か男に戻ったが、それも法則性が見出せずコントロールができないので今だに美少女モード(ロキ命名)の時間のほうが多い。

 

「ツッコミにキレがないな〜ほんまに落ち込んどる。」

 

「女神の戦車の話をすれば傷ついているのは自分だけじゃないと思って立ち直ってくれるかもと思ったんだけど」

 

「人を小物みたいに言うんじゃねぇ」

 

そんなこんなで話をしているとラウルは視線を感じた。その方向を見ると角に【猫人の尻尾】が見えた気がした。しかしその瞬間、その尻尾は結構な速さでビュンと動いて走り去る足音が響いた。

 

「アキ?」

 

アナキティ・オータム

例の事件で距離が近づいたかと思ったのだがどうしたのだろうとラウルは思った。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

謎のスキルは別世界の怪獣の名を持って発現する。

 

そしてその怪獣同士の関係もスキルの発現者に【獣の衝動】として現れることがある。

 

ヘルンとヘイズがその最たる例である。

 

グドンはツインテールが好物

 

その捕食関係が影響してヘルンはヘイズに対して噛みつき願望を抱いた。

 

だが2人の場合元からの関係と元から持っていた内面のヤバさが合わさってめちゃくちゃ複雑な関係になっている。

 

そう

 

獣の衝動と人間の内面が合わさった時、、、、

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「あれ?アキお帰り〜」

 

「あ、、ティオナ、、、ただいま」

 

「ん?なんかあった?」

 

「な、何もないわよ」

 

そう言いながらアキはそそくさと部屋に戻っていった。

 

「なんかおかしかったな〜」

 

「ラウルさんと何かあったんでしょうか?」

「それかロキ様が何かしたとか?」

「ロキはロキでいいんですよフィーナ」

 

「おぉ~レフィーヤにフィーナ」

 

ティオナは話しかけてきたレフィーヤとフィーナに笑顔を向ける。男性陣が追い出されて色々大変な中で二人とじっくり話す時間は嬉しかった。なんせエルフ達は交代交代で血眼でホームの周りを完全武装で警備しているからだ。

 

「警備お疲れ〜アイズは〜」

 

「えっと確かダンジョンです」

「ついていこうとしたんですけど」

「断られてしまって」

 

「そっか〜じゃあ私と行く〜?」

 

「いいんですか?」

 

「最近色々大変だったし〜たまには2人で、、イヤ3人でダンジョン行こうよ」

 

「オルナさん!」

 

「おるな?」

 

「あっティオナさん!」

「失礼ですよ」

「すいません」

 

「あはは!じゃあ行こうか!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「すごっ!」

 

「ぐぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬ!!」

「注意が散漫ですよレフィーヤ」

「わかってます!」

 

モンスターが襲ってきてレフィーヤとフィーナが対処したのだが先に反応したフィーナがすべてのモンスターを制圧した。ティオナはなぜか分からないが他の人達よりも2人の見分けがしやすいのだ。それを聞いたフィーナは密かに泣きそうになったのは本人と意識を共有するレフィーヤだけの秘密だ。

 

すると

 

「あれ?ティオナさんに、、、レフィーヤさん?」

 

「「あ!」」

 

そこには偶然居合わせた一人の少年、二人のこれまでに大きく影響を与えたその男の子の名は

 

「アルゴノゥトくん!」

 

「ベル・クラネル」

 

「えっと、、お久しぶりです」

 

ベルと会うのは救出作戦が終わって以来初めてだった。

 

そして彼の後ろには

 

「げ!千の妖精に大切断!」

 

「「リリ様!お顔があれです!」」

 

「ロキ・ファミリアの!」

 

四人の美少女いた。

 

リリルカ・アーデ サンジョウノ・春姫

 

そしてニイナ・チュール

 

それを見た瞬間レフィーヤの頭に血が上り、なぜか二人に増えている狐人やデカくなっている小人を無視しながら彼に鉄拳をお見舞いしようとして、、、、、

 

その手がベルの頬に触れた

 

「へ!!?」

 

「「「「な!!?」」」」

 

「え?」

 

全員が驚愕する中レフィーヤはベルの赤い瞳を見続けていた。そしてティオナが気づいた。フィーナに変わっていることに、、、

 

何故かそれを見た瞬間、胸が締め付けられた。

 

「目、、、ちゃんと見えてますか?」

 

「え!は!はい!!」

 

ベルは普段攻撃してくる彼女が突然距離を詰めてきたので驚きそして、じいぃぃと見つめてくるその瞳に目が離せなかった。そしてその整った顔立ちに顔を赤くした

 

「ど!どういうことですか!!?」

 

「「み、み、み、見つめ合って!!?」」

 

「こっ、、、この人もなの!!?」

 

周りの美少女達が混乱する中最初に正気に戻ったのは意外なことにベルだった。

 

イヤ

 

正確には気づいた。

 

 

 

「あなたは誰ですか?」

 

 

「「!」」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「というわけで彼女は謎のスキルにより出現した私の別人格のフィーナです決して決して決っっっっしてあなたの頬に手を添えたのは私ではありませんわかりましたね!!」

「そういうことです」

 

顔を赤くしながら早口で説明してくるレフィーヤに一同は圧倒される。その後すぐにフィーナに変わったが

 

「身長が伸びたり分身したり、、、今、オラリオで何が起こってるんだろう?」

 

ニイナが当然の疑問を口にした。

 

「、、、、、、、、、」

 

「ベル様!何を見つめているのですか!!?」

 

「あっごめん、、、なんか既視感?みたいなのが」

 

その時

 

 

ギャオオオオオオオオオオオオ!!!!

 

モンスターの悲鳴が響いた。

 

「群れ!!?」

 

「イヤ、この鳴き声は」

 

「モンスターの断末魔」

「つまり近くで誰かが戦っている。」

 

そしてモンスターの悲鳴が聞こえた方を見てみると

 

 

ザシュ!ザシュ!ザシュ!ザシュ!ザシュ!ザシュ!

 

ソロでモンスターの群れを狩っている冒険者がいた。

しかしその光景は【異様】だった。何故ならその冒険者は【爪】を使ってモンスターを狩っていたからだ。

 

そしてモンスターの塵が晴れて正確な姿が皆の目に映る

 

それは知っている顔だった。

 

「アキ?」

 

「アキさん!!?」

 

「あっティオナにレフィーヤ、、、ヘスティア・ファミリアも?」

 

【変形能力】により【爪】を尖らせたアキだった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「気分転換にでもと思ったんだけど」

 

「あぁ~入れ違いになっちゃってたか〜」

 

「しかしアキさん?ずいぶん激しく戦ってたような?」

 

「ちょ!ちょっと張り切っちゃって!」

 

「爪、、、そんなのもあるんですね」

 

一同は地上を目指し歩いてそのままダンジョンを出た。

 

すると外は雨がザーザーとかなり激しく振っていた。

 

「レフィーヤ〜前みたいに吹き飛ばしたら?」

 

「あれはちょっと気分があれだっただけで!」

 

 

するとこちらに向かってくる一人の影が見えた。

 

「アキ!」

 

「!? ラウル、、、、」

 

駆けつけたのはラウルだった。するとアキは何故か両手を握りしめて何かを遮るように顔を横に向ける。誰が見ても目を合わせないようにしていると分かった。

 

(え!?喧嘩中!!?)

 

そんな考えが一同の頭を過ぎる

 

「アキ!伝えたいことがあるっす!」

 

「「「「「!!?」」」」」

 

そしてラウルの言葉に全員が反応した。何故なら完全にアレな雰囲気だったからだ。

 

「お邪魔みたいなので生きましょうか」【グイグイ】

 

「わ!レフィーヤさ、、イヤ、フィーナさん?」

 

フィーナがベルの腕をつかみこの場を去ろうとしてリリルカが何で貴方がそのポジション!!?と怒りながら離れようとする雰囲気が出始めたのだが

 

「ダメ!ひとりは!」

 

「ウエ!?」

 

なんとアキはリリルカの服を強く掴んで離れないようにした。

 

「だ!ダメですよ!リリ達は離れないと!」

 

「ダメ!」

 

「いやなんで!!?明らかにお邪魔でしょう!!?」

 

「とにかくダメ!一人は!!?」

 

「一人って、、、超凡夫が」

 

「ごめんアキ」

 

「「「「「!!」」」」」

 

ラウルはリリの服を掴むアキの手を掴んで

 

「どうしても言いたいことがあるっす」

 

「!」

 

その瞬間 

 

 

「アキ!!?」

 

「「「「「あ!」」」」」

 

アキはその場から逃げ出した。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラウルを見た瞬間、胸の内に黒いものが湧き上がった。 

 

肉体が明確とも言える願望を教えてくる

 

危ないと思ってラウルから離れた

 

だが湧き上がったものは消えてくれず

 

ダンジョンで戦うことで発散した

 

自分とは思えないほど激しく

 

その【爪】を使って引き裂いた

 

そうしたら楽になってきた

 

そしたら彼が目の前に現れて

 

そして逃げ出した

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 そこはとある広場でオラリオの景色がよく見える場所、そしてとある【聖夜祭】の時に二人が話した場所だった。

 

「アキ!」

 

「、、、、、、、、」

 

激しい雨に打たれながら2人はそこにいた。

 

「アキ!何で俺を避けてるのかわかんないけど!背中越しでもいいから聞いてほしいっす!」

 

それは少年の感謝の言葉だった

 

「今日!スキルが初めて発現したんす!今まで出たことなくてとっくに諦めてたけど!発現したんす!それもこれも!支えてくれたアキのおかげっす!」

 

たくさんの感謝の言葉だった

 

「どうしてもすぐに伝えたくて!無理やりごめん!でも心の底からアキに伝えたかったんす!」

 

言葉にできるすべての感謝をラウルはしばらく続けていた。

 

そして精一杯の言葉を綴った後ラウルはアキを見た。

 

いつの間にかこちらを向いてかれていた。

 

「ラウル、、、、雨に濡れちゃったね」

 

「え?あ、、、そうっすね」

 

「私のせいだよね?ごめんね?」

 

「イヤイヤこんなの平気っす!それにアキだってずぶ濡れで!」

 

「ラウルの方が濡れてるよ、大方、私を探して走り回ってたんでしょ?」

 

「そ、、、、そうっす」

 

「、、、、、、、、、、、、フフッ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「な!何が起こっているのですか!?」

 

「どうなるんでしょうか!!?」

 

「「うらやま、、、イヤイヤ!」」

 

「おぉ~なんか良い感じっぽい」

 

「覗いてでいいんでしょうか?」

 

「仕方ありません仲間ですから報告義務です」

「そういうことにしといてください」

 

その後ろの影で彼らがその光景を覗いていた。

 

すると

 

「宿に入ろっか」

 

「そうっすね宿に戻って」

 

 

 

 

 

 

 

「宿に入ろって言ったんだよ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「「「「「え?」」」」」」」」

 

 

2人は宿屋に向かった

 

「「「「「「「「え?」」」」」」」」

 

民間の宿屋だった

 

「「「「「「「「え?」」」」」」」」

 

ベルとシルが泊まったところだった

 

 

えええええぇえぇえぇえぇえぇえぇえぇ!!!!!!

 

 

「コ!コ!コ!これは確定でわ!!」

 

「「一夜の!、、、こーーん」」

 

「あわわわわわわわわ!!!」

 

「レ!レフィーヤさん!!?まだ尾行するんですか!!?」

 

「いやあのえっと!!?」

 

「おぉ~」

 

 

 

 

 

「あ!アキ!!?」

 

なかに入ったラウルは心臓がバクバクと人生最大音響の音色を響かせていた。流されるままに宿に入っしまいこれからどうなるのか想像はつく、しかし、

 

「アキのキャラじゃない?」

 

今更ながらそう思った。今、アキはラウルの手を引いて部屋に向かっている。ていうかラウル誘ったときからずっと手を握って離してくれなかった。

 

現実逃避気味に窓の外を見ると外の雨はやんでいた。そう言えばまだ夕方には時間があるな〜と思いながらそんな事思ってる暇はないと顔をしかめる。

 

そして部屋が見えてきた。あぁどうすれば!?と考えるが取り敢えず話をしようとラウルは決めた。

 

そして二人が部屋に入って

 

扉を閉じた瞬間

 

 

 

「ぐはっ!」

 

ラウルに衝撃が襲った

 

何が起こったのかラウルは分からなかったがボスンと何かに落下した衝撃で冷静になり辺りを見回す

 

自分は強い力で投げられた

 

投げられて壁にぶつかった

 

壁にクレーターができた

 

その下、つまり落下地点はベッドだった

 

 

 

 

 

意味が分からなかった

 

 

「あ、アキ?」

 

ここには二人しかいないためラウルを投げ飛ばしたのはアキなのだろうが何故こんな事をしたのかわからない

 

そしてアキは

 

 

 

ジャキィィン!!!!!!!!

 

 

【爪】を出した

 

 

 

「え?」

 

「ラウル、、、、」

 

「え!?」

 

「私変なの」

 

「アキ!!?」

 

【爪】を出したアキの顔は、、、、、、

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

謎のスキルには【獣の衝撃】のようなものがついてくることがある。

 

それは時に【怪獣同士の関係】が影響している。

 

そして二人のスキルには関係のある名前があった。

 

 

 

 

それは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    【裂いた側】と【裂かれた側】

 

 

 

 

    ラウル・ノールド 謎のスキル

 

 

         ムルチ

        巨大魚怪獣

 

 

   アナキティ・オータム 謎のスキル

 

 

         ドラゴリー

         蛾超獣

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「ラウルを見た瞬間、裂きたいって思ったの、でもそんなのダメでしょ?でもねでもねいい機会かなって思っちゃったの」

 

アキは今、獣の衝動と人間の欲望が混じった精神状態にあった。

 

「これくらいしないと私たちって進展しないかな〜って」

 

つまりは【裂きたい願望】と【女の欲望】の悪魔合体

 

「ダカラねラウルぅ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     

 

 

 

 

 

 

 

裂かせて私だけの跡を付けさせて

 

私だけのマーキングをさせて

 

後は私のすべてを捧げるから

 

私にどんな事をしてもいいから

 

ダカラワタシノツメトギヲユルシテ

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

「もう帰ったほうが」

 

ベルが雨がやんで出てきた空を見ながらそういった

 

 

 

 

そう、時刻は夕方前

 

 

つまり、人は割といる

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」

 

「「「「「「「え!?」」」」」」」

 

「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

■アキ■■■■■■■■■■■■■■■■■■

■■■■■■■■■■■■■■■■下■■■■

■■■■■■■そこ■■■■■■■■■■■■

■■壊れ■■■■■■■■■■■■■■■■■

■■■■■■■■■■初■■■■■■■■■■

後ろ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

■■■■■■好■■■■■■■■■■■■■■

■■■■■■■■■■■■■一緒■■■■■■

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■」

 

 

 

 

 

 

「「「「「「ーーーーーーーーーーーー」」」」」」 

 

 

もう一度言おう、人は割といる

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

後日・血みどろのベッドのシーツが発見される

 

 

ちなみにロキ・ファミリアは揃って白目をむいた

 

 

後に開催される神会のおかずになるのは必然だった。

 

 

 

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