ウルトラ怪獣がスキルとして出るのは間違っているだろうか   作:サイセンサイ

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※ダンメモのアイドル回参照です


ダンジョン・アイドル伝 Q5♡《クイーンファイブ》

 

企画会議

新しいものを作るためには綿密な計画、新しい発想、現実的利益、オリジナリティの創造、ただの趣味ではなく実益を視野に入れた物には確かで堅実で人を惹きつける衝撃性のある物が星の数ほど必要なのである。

 

 故に個人だけでそれを作り出すのは困難をきわめ、必然的にまずはプロフェッショナルとも言える人材から集めなければならないのだが、そこは人徳のヘスティア・ファミリアである。彼らに手を貸すものは損得有り無し含めて沢山いるのだから。

 

「ついに奴らが、、、【L-Aiz】が復刻した」

 

場所はホームの大部屋

 

ヘスティアが中心となり長机に両肘を乗せて深刻な表情で話を始めた。

 

「ヴァレン某くん、エルフくん、アミッドくんの人気は元からあり既にオラリオ中は大盛り上がりだ」

 

「まぁその三人のうち2名がロキ・ファミリアの出で僕は嬉しい限りだけど」

 

「そう言っておきながらこちらに協力する気満々なのが実にフィン様らしいですね」

 

そしてそこには各部門のプロフェッショナルが出揃っていた

 

流しのP改めアイドル軍師フィン

 

「仕方ないさ小人の未来のために君には協力してもらわなくては」

 

「そのせいでバーサーカーとかバーサーカーとか四兄弟とかに命を狙われたんですけど!!?」

 

リリルカのツッコミを筆頭にヘスティアがロキに意地の張り合いという対抗をするためだけに集められた5人の偶像達

 

小人の大師リリルカ・アーデ

「ほんとにぬけぬけと!」

 

六光金主サンジョウノ・春姫

「リリ様落ち着いて!」

 

その分身

「カップの紅茶がびちゃびちゃとこぼれて!」

 

暗黒極東大女帝ヒタチ・千草

「さっさと要件を話さぬか」

 

奇跡が生んだ概念ロリ・フレイヤ

「ベル〜クッキーあ~んしてぇ〜」

 

またの名を【Q5♡《クイーンファイブ》】

 

完全オリジナルこの世界だけのチームである

 

「すごい圧力を感じる」

 

「断って本当に良かった」

 

ベルが膝に乗っかっているロリ・フレイヤの口にクッキーを運びながら隣のニイナを見る

彼女もヘスティアにアイドルとして誘われた口だが全身全霊で首を振りまくり断った。

 

「それより何で千草さんが?」

 

ベルが当然の事をツッコんだ。今の千草は普段の控えめな彼女ではなく暗黒極東大女帝モードなのでキャラが変わっているのだが、それを差し引いてもこんな所に来るのが意外だった。

 

「単純に【資金】目当てだ。武器を新調したいし部屋も世に相応しい城に変えたいし後は元の【コイツ】のせいでファミリア資金に自分の資金を回しまくるからな、余が自分で稼いだ金なら【コイツ】も手は出さんだろう」

 

(元の自分のことコイツって言ってる) 

 

「とにかく計画は決まった!Q5♡出発だぁ~!」 

「「「「おぉ~!!!」」」」

 

「前とは違って今は春姫くんの分身で【双子キャラ】としての需要が物珍しさも相まって絶対に刺さるし、皇帝のごときダンジョンでの活躍で既にファンクラブがある千草くんはそのままファンを獲得できる、、、何より最後のメンバーである僕にもマジでよく分からない概念であるこの」

 

「わたしフレイヤ〜」

 

「この小さな女神フレイヤはオラリオに旋風を巻き起こすだろう。旋風が強すぎて小人のリリルカくんの印象が薄くなってしまわないか心配ではあるが!彼女をメンバーに入れる最大のメリットがやはり大きすぎる」

 

「めっちゃ喋りますねフィンさん」

 

「それはひとえに!オマケとして付いてくる【勇士の存在】!!」

 

フィンが語り終わった後、窓の外を見る

 

そう、ヘスティア・ファミリアホームの庭には

 

 

 

目をギラつかせてラッピングされたプレゼントを供物の如く捧げる気満々のフレイヤ・ファミリアがそこにいた。

 

迫力も貫禄もある勇士達がそのごっつい腕でファンシーなリボンが巻かれた箱や巨大でふわふわなぬいぐるみを家宝のように持ち歩く姿は【奇祭】という言葉すら連想させる

 

アイドルの話が出た時、たまたまロリ・フレイヤを具現化させていたため、彼女が「やるやる〜☆」と言葉を発したことを初めに死する戦士たちはヘスティアに大人数で頭を下げて彼女をアイドルにするようにお願いした。キャラ崩壊もかくやだが、元からフレイヤが関わればシリアスなど平気で投げ捨てる者たちのため不思議ではない、ベルの目は解釈違いにより死んでたが

 

「彼女のアイドル道に壁はいらない」

「壁があれば壊して分解して砂にするまで」

「罪人の烙印も喜んで押されよう」

「だからこそ、ほんの少しの恩恵を」

「「「「お願いします【創造主】」」」」

 

ベルの目は更に死んだ

この後ライバルの殺害を勇士達に提案されて更に更に死んだ

 

「こんな皆さん見たくなかった」

 

「ベル先輩、、、」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

彼女たちの登場はオラリオを震わせた

 

ただでさえ注目の的なのにそれがアイドルになれば注目もされるのだが、今回は何より【濃かった】

 

リリルカはフィンに【背を伸ばした姿】を禁止された。それはそうである、小人の未来のためにフィンは協力しているのに運よく背が伸びた能力を手に入れた彼女が小人を名乗れば恨み辛みが燃え上がるからだ、だからリリはフィンに【交換条件】を叩きつけた

 

 

 

胸は大きくしてもいいですよね?

 

、、、、限定的な調整が可能なのか?

 

ヘスティア様並みに大きくしていいですよね?

 

確かに、需要はありまくるけどやりすぎは

 

ロリ巨乳大好きでしょ誰もがだからいいですよね? 

 

あぁうん分かった

 

 

 

半ば強引にリリルカはフィンを説得、ダンスのたんびに揺れ動く胸目当てに来る客は残酷なまでに多かった

 

 

「フィンさん、男の人って救えないんでしょうか?」

 

ベルはその現実に涙を流した

 

双子キャラの春姫とその分身も強烈だった。なんせ双子というだけで注目の的なのに分身であるが故にユニゾンした動きはブレることがなく鏡のように繰り出される極東の舞踊は見るものを魅了した

 

暗黒極東大女帝の千草はその強烈な口調と見た目とのギャップで変態性を刺激された男どもに大人気だった。そして正気に戻った時に毎回悶えるようになった

 

そして何よりロリ・フレイヤが凄まじかった

もはや神々でさえよく分からない概念なうえにその仕草や口調は本当にフレイヤを幼くした姿そのもので彼女が一番人気であることはもはや考えるまでもなかった

 

何よりフレイヤ・ファミリアが何の葛藤も躊躇も無しに金を使いまくるので懐事情は潤いまくった。ヘスティアはニヤけて勇者もニヤける。たとえ宿敵であるロキ・ファミリアにもいい影響を与えるとしても、それはそれこれはこれの精神で自らの快楽に溺れまくる勇者達だった

 

「ぐぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬ!!!」

 

そしてそれを面白くないとするものがいる

 

「あかん!インパクトで負けてしまっとる!」

 

ヘスティアに喧嘩を売ったロキである。そもそも神会でヘスティアを無駄に刺激しなければこうはならなかったのだが

 

「こうなったら兼ねてより計画していた【謎の狼美少女爆誕計画】を実行に移して!」

 

「死ね!!!」

 

「オワァ!?今本気で蹴りおったな!!?」

 

「お前が身の毛のよだつことを言うからだアホ!!」

 

ロキを蹴りかけたのは美少女モードのベートだった

 

「なぁ頼むアイドルやってくれ!リアルTSは下界の子供たちには早すぎるかもしれんけど!確実にそんな壁すら乗り越えて!叩き壊して!魂を震わせるロマンなんや!頼むベートォォォォ!!!」

 

「知るかーーーーーー!!!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「筋力アップ筋力アップ筋力アップ筋力アップ筋力アップ筋力アップ筋力アップ筋力アップ筋力アップ筋力アップ筋力アップ筋力アップ筋力アップアップアップアップアップアップアップアップアップアップアップアップ」

 

「アイズさん、、、」

「お姉様、、、、、」

 

「一体彼女に何が」

 

そこはロキ・ファミリアの未だなお厳戒態勢が続いているホームの庭で、彼女たち三人がダンスの練習をしていた

 

アイズは狂ったように練習していた。ダンスの練習は全身を使うので筋力アップにすごく良くてカクカクシカジカでと、ロキに言いくるめられたからだ

 

「ベル・クラネルと戦ってからあの調子です!やはり消し炭にするしか!!」

「だから落ちついてレフィ」

 

「今だに慣れませんねその二重人格」

 

アミッドは冷静にツッコんだ

 

「うぬぬぬぬぬぬ可笑しい!」

 

「あっロキ様?」

 

するとそこにロキがやって来た

 

「ドチビのとこのパフォーマンス、、うちらの練習を知っとるような動きをしとる!」

 

「「え!?」」

 

「まるで情報が漏れているような、、、しかし一体どこから!!?」

 

「アイドルというのは情報戦までやるのですか?」

 

「恐らく」

「たぶん」

 

「後手に回り続けとるのは可笑しいんや!?まさか謎のスキルか!!?」

 

謎のスキル

今までとは一線を越える能力ならば何が起きてもおかしくはないが、今回起きているのは【単純であり異常な出来事】だった

 

「はぁ~、、、売上が伸びると思って頑張ってるのに」

 

「?」

 

売上、アミッドのアミッドらしからぬ言動にどうもレフィーヤは引っかかりを覚えた。

 

「くっそー!アミッドの【新しい髪色】もいいインパクト出しとんのにーーーー!!!!!」

 

 

アミッドの髪色は

【右半分が黒くなっていた】

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私に飽きないで〜捨てないで〜じゃないとめっちゃ病んじゃう〜」

 

それはプロフェッショナルの一人だった

 

アイドル特殊教育係ナァーザ

 

「完コピがすごい」

 

「アミッド様のマネ、なんですよね?」

 

「いや、これはもはや【魂の共鳴】」

 

Q5♡達が驚きの声を上げる中、ナァーザは真っ赤にした顔で呟いた

 

 

 

「これほどまでの生き恥を晒してるんだから、どうか私の屍を糧にしてあの女を倒して」

 

何故こんなことになってるのか?

 

これには明確な理由がある

 

 

 

 

 

アミッド・テアサナーレ

 

 

謎のスキル

 

ブラックギラス

 双子怪獣

 

 

同じスキルを持つものと【シンクロ】する

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ナァーザが前にアミッドの完コピをした日からナァーザは自分がアミッドと【シンクロ】していることに気づいた。

 

そこからは悪巧みの連鎖だった

 

意識を集中させれば彼女の思考がたとえ離れていても少しだけ読める。それに目をつけて店の情報やらダンスの情報やらを誰にも気づかれずに盗みまくっていたのだ。

 

原理が同じなのでアミッドにも同じことが出来るのだが、その誠実な性格により今だに彼女は【シンクロ】されていることに気づいていない

 

だが、生き恥を晒してまで何故ここまでアミッドを倒すことにこだわるのか?

 

それは元となった事件のせいだった

 

 

 

俺と一緒に人生歩もう!世界で一番愛してる!ア・イ・シ・テ・ルーーー!!!

 

ミミミミミミミアハ様が!愛し!!!?!!?

 

 

 

 

【シンクロ】により知ってしまった過去

 

かつてのダンジョンライブでの出来事

 

それがナァーザの憤怒に火をつけた

 

たとえ生き恥を晒そうとも必ずぶっ潰してやると誓ったのだ

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「皆さーーーーん!今日は来てくれてありがとーーーう!」

 

リリルカが揺れる胸を計算してジャンプする

 

「「どうか最後まで見ていってください!」」

 

全く同じ声に全く同じお辞儀の双子キャラ

 

「余の深淵を見せてやる!」

 

加虐的な笑顔を見せる暗黒極東大女帝

 

「みんなきいて〜〜キョクメイ!【ふわふわじかん】!」

 

「「「「「「ふわふわーーーー!!!」」」」」」

 

歴戦の勇士達を魅了する小さな奇跡

 

歌が始まり勇士達が神々から応援の舞として教えられた【ヲタゲイ】なる物を踊り出す。普段殺し合う彼らがこれほどまでに揃った連携と動きを取るのは奇跡に近かった。

 

 

 

それを少し遠巻きに見ている者たちがいた

 

 

「調教された犬どもが」

 

ヘディンがそれを凍てついた目で見ていた

 

「気持ちは分かるから勘弁してやれよ〜」

 

ヘグニがツッコんだ

 

「ヘイズも自分を投げ捨ててあの踊りを、、、」

 

ヘルンが引いていた

 

勇士達がロリ・フレイヤに貢いだ額はもう少しで【億】に到達する

 

「あれ?ベルは?」

 

「あの淫獣なら確か設営の手伝いをしていたと」

 

「大金という見返りがあるとはいえ流石に目に余る」

 

すると

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

落ち着いたイケボが聞こえてきた

 

それは高身長の男で長い白髪が靡いていた

 

「「え!?」」

 

「っ」

 

そしてその男はお辞儀をした

 

「不束者ですがよろしくお願いします」

 

そしてマイクを握っていった

 

「聞いてください【イロアセナイエイユウ】」

 

ベル・クラネル モードBの電撃デビューの瞬間だった

 

 

後日

キャラグッツがめっちゃ売れた

 

 

 

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