ウルトラ怪獣がスキルとして出るのは間違っているだろうか   作:サイセンサイ

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【後戻りできない結末】になります


英雄男女前今重愛狂恋奇譚・後編

 

「体を明け渡してほしい」

 

「お願い」

 

それは誠実な願い

巨大な爆発が起こった場所に2人は倒れていた。そして何が起こったのかを察したアリアドネとフィーナはアイズとレフィーヤに懇願した

2人のあまりの真っ直ぐな思いに2人は身体を明け渡した

 

「変なことしないでくださいね」

 

「他の6人私が抑えとくことになるからちょっとだけね」

 

そんな会話があったが些事であった

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「本当にどこまでも私たちを振り回すんですね兄さんは」

 

「そうですね」

 

ボロボロだった2人に回復魔法をかけまくってやっと一息ついたフィーナは木陰に座り込む

 

アリアドネもその隣りに座った

 

爆心地から2人を抱えて動かして同じく木陰に寝かせてその顔を覗き込む

 

本当に前世と似た顔をしている

 

真っ白でサラサラな髪に赤い瞳

 

心から愛した男の姿

 

「レフィーヤが憎たらしいと思うの、、 本当は少しわかるんです。見栄を張っていただけで」

 

「フィーナ、、、」

 

「生まれ変わっても、この人は誰かのために走り出して、そして傷ついてしまう、、、仕方ないことだけど、それでも、、、」

簡単には言語化できないその思いに胸を掻き抱きそして振り返るのだ、、、過去の自分と今の自分を、そして変わらないものがあることを

 

 

 

 

「おやおやほめちぎってくれるじゃないか?」

 

 

 

「「え?」」

 

 

 

 

 

 

 

そしてそんなシリアスなど知ったことではないとその声は響いた。

ベルが起き上がったのだ。

だが二人にはわかる、今目の前にいるのは、、、

そこに確かにいるのは、、、、、、

 

「原理はわからんが、乗り移れたということかな?」

 

見飽きたくらいに見た軽薄でそれでも目の前の女の子に確かな心を乗せた笑みを浮かべるその男

 

「「っ!!!」」

 

それを理解した瞬間、2人は目の前の男の胸に飛び込んでいた

そして絞り出すように叫ぶのだ

その愛しい名前を

 

 

「アル!!!」

「兄さん!!!」

 

「ハッハッハッ!そう私!アルゴノゥトだ!!」

 

自らの胸に飛び込んできた見目麗しい二人を抱きしめようとして

 

「「おらぁぁぁぁぁぁぁぁ(怒)!!!!!!」」

 

ドゴゴゴン!!!!!!!!!!

 

「ゴべっはぁぁぁぁぁぁぁ!!?!!?」

 

美少女の喉から出て欲しくない類の怒号のあとにゼロ距離でぶん殴られた

目から割とガッツリ涙を出しながら鬼の形相を浮かべて拳を振るうその姿は傍から見れば完全にホラーである

 

「「弄んだ罰だオラオラオラァァァァァァァ!!!」」

 

ゴスゴキメキゴキベキゴシャドゴズグドゴメリィグチャズチョグチョグチョグチョ!!!!!

 

「待って!待って!久しぶりの再会がこれ!!?もっとこうロマンチックないたっ!痛い!痛い!マジで痛い!殴るならせめてもっとポカポカとかそういう優しい感じでグボッ!ゴバババババ!?頬が弾けるぅぅぅ!!?!!?」

 

そんな正当性のある暴力はしばらく続いた

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「そんなことがあったのね、私も参加したかった」

 

「オルナさぁぁぁぁぁん(涙)!!!!」

 

「久しぶりですね、また会えるなんて」

 

「うん、生まれ変わっても会えるなんて考えもしなかったわ」

 

女三人が涙を流しながら身を寄せ合うなかそのちょうど真下でアルゴノゥトがボロボロのカーペットとして下に敷かれていた

そして本人はちょっと嬉しそうだった

 

そこにいるのはかつて物語を紡いで人類に大きすぎるほどの貢献をした古代の先人達

ただ、今この時だけは【ただの人でありただの友人】であった

 

「迷惑をかけたわね」

 

「いえいえ!兄さんが悪いんです!」

 

「そうですアルが悪いです」

 

「ワハハっ!何の遠慮も躊躇もない辛辣!」

 

「それでも今回は私のせいよ」

 

謎のスキルにより呼び起こされた【オルナ】はその内に宿る愛憎を増幅させて暴走

だがそのおかげで【オルナ】は三人に会うことができたので複雑な心境だった

 

「とにかく今回の元凶はまぁ私だろう、カーペットになるのもじさないよハハッ!」

 

「何ニヤけてるんですか?」【ギュウウウウウウ】

 

「痛い!痛い!頬が千切れるーーーー!!!!」

 

アルゴノゥトは何時も通りとぼけた笑顔を浮かべて話を進める

 

そんな彼の頬をアリアドネがつねりフィーナが頭をグリグリさせる、前の時代でもあったであろう光景がそこにあった

 

なんてことのない会話

 

なんてことのない喧嘩

 

その時間が心地よかった

 

四人は色々な話をした。何のしがらみもなく何の心配もなく何の役にも立たない本当にくだらない会話すら心地よかった。それは古代の時代で彼ら彼女らが望んだ確かな理想の一つ、死生なんて全く絡まないとても大事な時間で大事にできなかった時間、古代ではそんな余裕すらなく、誰もが己を殺すことも辞さずに人類のために戦った

 

そしてそれはなんてことのない、珍しくもないお別れだったのだろう

 

それは残されたものだけが知っている

 

だからこんな戦いが起こった

 

だがそれで良かった

 

ほんの少しでもあの時の後悔が消えた気がしたから

 

「愛していますアルゴノゥト」

 

「「「!」」」

 

それはアリアドネの言葉、生前何度も囁いたであろうその言葉を、彼女は頬を染めて彼に伝えたのだ。女王でもない、英雄候補でもない、ただの女の子の愛の告白がその場の者たちの心を揺さぶる

 

そして

 

「、、、、、、、、、、、、、、、、、私もよ」

 

「オルナ」

 

褐色の顔を赤く染めてプイッと横顔を向けて彼女も伝えた。元よりその愛がなければこんな戦いなど起きはしなかった。

 

「それで?愛しの妹は言ってくれないのかい?」

 

「なっ!」

 

フィーナがその前世やり長くなった耳を赤く染めながらアルゴノゥトの言葉に驚いた

そして柔らかな笑みを向けてくる友人二人

もはや完全にそういう空気になってしまいフィーナは逃げられなかった

身体を震わせながらフィーナは喉に力を入れる

そしてぶちまけられるのは、、、、、、

 

「愛しています兄さん」

 

「ふふっ!さすがは我が妹」

 

「妹としてではありません」

 

「!」

 

アルゴノゥトがフィーナの目を見る

その目は見たことのない熱を籠もらせそして今まで向けられたことのない瞳をしていた

 

 

 

「ほかの二人と同じように、、、男の人として、貴方を愛しています」

 

 

「フィーナ、、、、、」

 

 

「ごめんなさいレフィーヤ」

 

主人格であり今は眠っているレフィーヤに謝罪しながらフィーナはアルゴノゥトに抱きつき首に腕を回す

 

「だって嬉しすぎるじゃないですか、、、生まれ変わってもまた会ってくれるなんて、、、ちょっとくらいおかしくなっても良いじゃないですか、、全部心からの本音ですけど」

 

今更ながら兄に会えた喜びが声を震わせる。いや声だけではない、指が背中が足先までもが、魂すら震わせる歓喜により動いていた。それはある意味手遅れとも言えるほどの執着、このひと時をフィーナは再び死んでも忘れないだろう。

 

「今世は私が年上ですね」

 

「ハハッ年上の妹というギャップにやられてしまいそうだよ」

 

「あっ学区の後輩が似たようなこと言ってました」

 

そしてその歓喜はフィーナだけではない。右手にアリアドネが身体を押し付けてしがみつく、左手にはオルナが赤面したままうつむいて指先を摘んでいる

 

普段のおちゃらけたアルゴノゥトならハーレムだのなんだの言ってふざけた声を上げていただろう。しかし、これは生まれ変わっても消えなかった愛にほかならない、それに道化は必要ないと、アルゴノゥトは真剣な顔で三人を見ていた

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「今世で復讐姫となってそのまま朽ち果てるはずの人生を再び貴方に救われた、そして別の女となっても私を愛して手を伸ばしてくれた」

 

「今世で暴力と闘争の国に産まれて笑顔なんて浮かべなかった私がまた笑えたのは、貴方が残してくれた物語があったから、、、そしてそれだけじゃなくてまた私を助けてくれた、、、笑顔をくれた」

 

「今世で兄弟には成れなかったけどそれで良かった、何のしがらみもなく貴方を愛せるから、縁もゆかりも無い私たちが再び出会えたのも、きっとあの時、兄さんも私たちも頑張ったから」

 

そして三人は笑顔を浮かべて涙を再び流すのだ

 

「またあえて嬉しい」

 

「もう離れない」

 

「良いでしょ?2度目の人生なんだから」

 

そして英雄であり道化の彼はそれを受け止める

 

心の奥底で自分なんかが、と思いながらもその思いを伝えてくれた三人を抱きしめるのだ

 

「ありがとう、私も、、、いや、僕も嬉しいよ」

 

そして男として彼も答えるのだ

 

 

 

「僕も愛してる」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ん?」

 

レフィーヤが目を覚ます

 

「あれ?いつの間に寝て?、、、、あ、フィーナ」

 

そして思い出すのはフィーナに身体を完全に明け渡したこと、同じ身体にいるからか、その真剣さがわかってしまいレフィーヤは身体を明け渡した

 

「うまくいったんでしょうか、、、まぁでも私は何があっても代わりませんからね」

 

それはライバルとの関係、たとえ前世で兄弟で恩人で愛した男であろうとも、今のレフィーヤはレフィーヤなのだとこだわりと自尊心を露わにする

彼と仲良くなるなんてとんでもない、いつだって追いかけあって抜き去りあって高め合っていく、それが私たちの正しい関係だ

 

まぁでも前世での縁を思い出してほんのちょっっっっっっとだけ甘酸っぱい気持ちになったけどそれはそれ

 

生まれ変わって再び出会うとか運命を感じちゃうのもまぁ仕方ない、別に嬉しくないけど、別に見えない糸的なものを連想したりしてませんけど

 

そんな誰に言うわけでもない言い訳を一人でしながらレフィーヤはいつの間にか横になっていた身体を起き上がらせた

 

「寒っ!?」

 

そして何故か異様に寒かった

 

「季節的には仕方ないけどなんでこんなに?」

 

そしてレフィーヤは身震いして身体を抱きしめるとあることに気づいた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

服を着ていないのである

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「え?なんで?」

 

腕に感じるのは自分の肌と胸の感触、布など一切身につけていない完全な生まれたままの姿

 

寒さとは別の理由で身体を凍りつかせるレフィーヤは足元に熱源があることに気づいた

 

そして自分の足元を見てみると

 

 

 

 

 

 

ティオナが裸で寝ていた

 

スキルで長くなった黒髪が背中を覆って臀部まで覆い隠しているが確かに彼女も裸だった

 

「え?は?あ?」

 

困惑は止まらずレフィーヤは両手で頭を抱えた状態でポカンと空いてしまった口からよだれが出る。そのしずくが胸に当たりその刺激で硬直が解かれる

 

 

 

 

そしてレフィーヤは左右を確認した

 

 

 

 

そして見てしまった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

右で全裸で眠るベルと左で全裸で眠るアイズを

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レフィーヤは全裸の三人に囲まれていたのだ

そこはオラリオ外のなんてことのない宿屋だった

乱れまくったベッドの上に4人は乗っている

掛け布団は下に落ちている

いや、そんなものすら邪魔だと放り投げられていた

ベットの上に存在するのは髪飾り一つすら阻害された男女の肉体のみだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

          ?

 

 

 

 

 

 

         ???

 

 

 

 

 

 

 

        ?????

 

 

 

 

 

 

 

 

「、、、、、、、、、、、、フィーナ?」

 

分かっている

レフィーヤはもう子供ではない、もはや何が起きたのか分かっている、ぶっちゃけ今まで感じたことのない痛みも走っているし既に色々手遅れなのも分かっている

それでもどうしても聞かずにはいられなかった、呼ばずにはいられなかった

 

なのでもう一度自分のなかにいるもう一人の自分に語りかけたのだ

 

 

 

 

 

 

 

「私の、、、、、、、、、純k」

「いやあの違わないけど違うんですよ、だって生まれ変わったから何年ぶりどころか時代ぶりというか輪廻転生ぶりというかとにかく愛しさがレア・ラーヴァテインしてしまって前世での寂しい日々がフラッシュバックしてそれはお姉様やオルナさんも同じだったみたいでそれで一応お姉様に確認を取ったら【今更止めることなんて出来ない】ってお許しを貰ってしまいまぁもういいか奇跡が起きたんだしそれでいいか何か考えて台無しになるならもう何も考えずに思いのまま行動してもいいかって思ってまぁでもお姉様なら兎も角私とオルナさんはアレでしたし最初は訳が分からなかったんですけど何とかなるものですねだって4人とも愛と恋と肉欲で正気を失ってましたしみんな一緒におかしくなれば怖くなかったですしなんなら4人とも笑顔でしたしたまに冷静になって羞恥心で硬直しそうになったらもうそこで終わってしまいそうでそれが嫌で結果的に最後まで4人で協力して抱きしめ合ってそしたらまた愛しくなって三人で兄さんの全てをむさぼりイヤチガウソウジャナイイウベキコトチガウ」

 

 

 

 

 

結果的にフィーナが何を言いたいのかというと

 

 

 

 

 

「色々兄さんにあげちゃったし見せちゃったけど避妊だけは4人とも鋼の意志でしたからそこは安心して」

 

 

 

「ん?寒い」

「あれ?いつの間に寝て?」

「くぁ〜〜寝た寝た〜」

 

そして残りの三人も起き上がる

 

その事に気づきもせず身体をプルプルと震わせてレフィーヤは叫ぶのだ

 

 

 

 

 

「終わったアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!」

 

 

 

 

そう終わった

 

もはやこの世界のベルは一途で入られない

 

そしてなんとなくみんなが予想していた結末

 

 

 

ハーレム√突入である

 

 





次回・事後+α

そして一区切りとなります
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