悪の柊七姉妹 〜この中に一人、悪魔がいる!〜   作:黒影時空

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第25話「私の生まれた理由」

 しかし、血まみれになってもかなはぬらりと揺れるように立ち上がり、割れた眼鏡を捨てて……まだ止血したばかりの傷を触れて笑う。

 

「何故ですか?何故私が間違ってると言えるんだ!?えええ!?柊姉妹、仲良く過ごしていくためには時間が必要なんです!何十年でも何百年でも、姉妹が平穏に生きる為には時間が必要なんだ!!」

 

 クロノス・シンジケートの他の幹部が戦闘を得意としてなかったとは思えないほど機敏な立ち回りでマゼンタの方に襲いかかるが、電法ワープでうさぎとつばめの二人がかりに掴みかかられて止められて、足を掴み叩き落とされる。

 それでも尚掴みかかろうとするが、魔法少女の技量は違う、アズールは足を掴まれてもそのまま飛び上がり、氷をまとわせながら投げ飛ばすが、なんでこんな連係技みたいになってるのか分からない。

 

「今しか聞けないから聞いとくがな 、お前らはなんや、敵か味方か!?」

 

「う――ん悩みますねえ、ベーゼちゃんの気持ちを尊重したくもありますが、妹が起こした不手際を謝るのも長女の務め、何があったかは把握してませんが誠に申し訳ございませんでした。」

 

 つばめは頭を下げる、本当に詫びる気持ちはあるのだろうがなんて胡散臭いのだろうか。

 かなはまだまだ起き上がるが、とても勝てるような状況じゃないことは分かっているのか動き自体はゆるやかになっていく。

 

「じゃあどうしろっていうんだよ!!アンタらは妹が可愛いと思わないのか!?何とか幸せに生きて欲しくて私達は必死になってしまい仲良く生きていけるためにやってきた!姉さんも私もそのために生きて尽くしてきたんだ!邪魔すんだったら魔法少女でもなんでも…」

 

 「おいおいオタクら魔法少女さぁ、日本滅んでるってマジ?」

 

「……は?」

 

 一瞬即発の雰囲気を止めたのはながら戦闘でスマホを見ていたうさぎだった、既に電気が機能しているか怪しいがどれみにコツを聞いて充電出来るレベルの電力を片手で発しながら話しかけてくる、トレスマジアも頷くように首を振るとうさぎがスマホを弄って見せてくれる。

 それはついこの間まで自分達が過ごしていた場所が廃墟になっていたという有様がタイムラインで流れてきていた、全員がスマホを確認するとそれが事実と柊姉妹も理解した、そして……自分達のやってきたこととなぜ怒っているのかまでようやく理解する。

 どれみは更に追加でもう一発スタンガンパンチをかなの脳天に叩き込み、ベーゼが鞭で縛り上げる。

 

 「おいベーゼ……こいつエノルミータであの財布を何個量産したつったっけ?」

 

 「800個ですね……うさぎ姉さんが言うには世界各地の時間を奪って全部私たちの所に送られてきた……?」

 

 「当たり前だろ!!何もない所から作るなんて不可能だ!無い所から奪わないと欲しいものは手に入らない……そういうものだ!」

 

 「だからって世界各地を自分達の為に崩壊させていいわけがない!」

 

 話がまとまらない中、サルファは話を切り上げるようにかなを掴み上げて持ち上げて空に掲げる、それはまるで目印のように掲げているかのように……深々と、まるで何かを待っているかのように。

 すると、空から白いウサギというかヴェナリータによく似た生物が現れてこっちに迫ってくるではないか。

 

「アレなんだ?」

 

「ヴァーツですよ!トレスマジアの頼れるマスコット……何故ここに!?」

 

「サルファさん!大急ぎですがこっちの方も完成しました!」

 

「タイミングばっちりや!」

 

 ヴァーツは大きめのカプセルを小さな手で掴んで飛んできて、サルファに投げ渡す。

 受け取ってすぐに顎を掴んで無理矢理口のなかに入れる、一応錠剤だからなのか1杯のコップまで用意している。

 

「ちょっ……待て待て!魔法少女の物だから胡散臭くはないはずだが大丈夫なヤツなんだろうな!?」

 

「ヴァーツその薬、もしかして……」

 

 トレスマジアも柊姉妹から魔法以前の技術に対して何か対抗出来ないかと手を尽くした、その結果が電法を読み取れるレーダー、様々な術の対策と現代技術である魔力に適応させるための術、何より欠かせない古い技術の上書き。

 つまりこのカプセルは……もう一つの柊姉妹から知った技術、変身術対策として作られたもの。

 

「変身術の仕組みは完全に理解しました!そのカプセルは治癒力を高めながら余分な部分を除去します!名付けてドクターフィッシュワクチン!」

 

 つまりヴァーツが言うには、皮を被るように別の姿に変わったように見せて元になった身体が機能のみとなり腐っていく変身術を完全に理解し克服、人体を作り変えるため解除が出来ない変身術の対策となる薬だ。

 変身術が精神に作用している場合、その人物に対して歪みのようなものがあるかもしれない。

 あわよくば、かなはバックストーリーを仕立てた為、クロノス・シンジケートが存在しなくなるのかもしれない……ということだ。

 

「おごががっがっ!!」

 

「いや待てよ!そりゃすげえけどさぁ!かな姉ちゃんの変身術って内部的なものだろ!?それって通用するのか!?」

 

「試せば良くね?別にほら、もっとめちゃくちゃな変身術使ってるやついるんだし」

 

「はっ!?」

 

「あっ逃げた!!ほむらが逃げた!!」

 

「ヴァーツその薬もう一個ある!?」

 

「はいただいま!!」

 

 アズールがヴァーツからもう1個カプセルを受け取ると野球選手にも負けないほどの綺麗な開脚からの剛速球、更に無駄に体力はあるなぎさがほむらをキャッチしてスローイン、より長く強く変化をしていたほむらの身体は膨れ上がって爆発しそうな勢いだ、多分ひでぶとか言いそう。

 そりゃもう悪魔扱いされてもしょうがないだろう、悪魔というかモンスターみたいだが。

 こんなことになっていても特別何かあるわけでもないのでつばめは気にせず眺めている。

 

 「あ、あのー……質問の答えを聞いてもいいですか」

 

 「おや失礼、ちゃんとした返事をしていませんでしたか……敵か味方というよりは愛人ですかね!総帥夫人になる予定なんです……へへ」

 

 「あ、愛人……この場合って敵扱いなのかな?」

 

 「どうでしょう……エノルミータの組織内に含まれるかという意味では……」

 

マゼンタとヴァ―ツが悩んで考え込んでいる、愛人ってどういう立ち位置なのか……つばめのことは変身前で付き合いは色々あるが悪人ではないはずなのでたぶらかされたりしている可能性もある、この歳で色を知る年なだけに良いようにされてるだけかもしれないし止めておきたいが、更にうさぎがスマホを見ながらつばめに衝撃的な告げ口をする。

 

 「その愛人こと総帥だけど今大変なことになってるっぽいぞ」

 

 「……え?」

 

 ――

 

 静寂、というにはあまりにも不穏で、そして残酷な光景が広がっていた。

 ほんの数分前までそこにあったはずの喧騒は消え失せている。

 ロードエノルメが全魔力を注ぎ込んで創造した無数の怪物たち。街を蹂躙し、トレスマジアをすら脅かすはずだったその「軍勢」は、跡形もなく消滅していた。

 それだけではない。共に戦ったレオパルト、ネロアリス、ロコムジカ、ルベルブルーメ……幹部たちも皆、ピクリとも動かないまま地に伏している。

 

 これだけの惨状を引き起こしたのは、たった一人の男。

 柊ふれい。

 彼は息一つ乱さず、返り血一滴すら浴びていないような涼しい顔でそこに立っていた。

 

「……バカな」

 

 ロードエノルメは、震える膝を叱咤しながら、信じられないものを見る目で男を見上げる。

 魔力の総量において、自分を上回る者など存在しないはずだった。世界を征服し、理想郷を作るための力は自分が最強であるという自負があった。

 だが、目の前の男は……もはや魔法少女や悪の組織といった概念を超越している。人間の領域ではない。

 

「期待外れだったなぁ。これじゃあ『ごっこ遊び』にもならないよ」

 

 ふれいは退屈そうに欠伸を噛み殺すと、着ていたシャツの袖を捲り上げた。

 その瞬間、エノルメは息を呑んだ。

 エノルミータにおいて強さの絶対的な指標とされている、肌に刻まれた黒い星。

 ロードエノルメの額には4つの星があり、それが最強の証だったはずだ。

 しかし、ふれいの両腕を覆い尽くしていたのは――まるで毒々しい斑点のように密集した、数えきれないほどの黒星だった。

 10や20ではない。腕全体が黒く染まるほどの星の数。その圧倒的な質量の差に、エノルメの戦意が根本から軋みを上げて砕け散る。

 

 さらに、絶望は続く。

 ふと視界の端で何かが散るのが見えた。

 エノルメが自身の額に手をやると、そこにあったはずの力が、星が、霞のように消えていくのを感じた。

 

「あ……私の、力が……」

 

 強大な魔力、世界を変える力。それらは全て、あのマスコット――ヴェナリータからの「借り物」に過ぎなかったのだ。

 ヴェナリータ自身、最近はエノルミータよりも『悪魔』たる柊家に執心していた。

 自分は選ばれた支配者などではなく、ただの使い捨ての道化だったという事実。それを突きつけられ、エノルメはその場に崩れ落ちそうになる。

 

「さてと。そろそろお掃除の時間かな」

 

 ふれいは懐から、鈍い光を放つ刃物を取り出した。

 それは通常の包丁ではない。巨大なクジラすら解体するために作られた、無骨で凶悪な『鯨包丁』だ。

 彼はその切っ先を自らの首筋に軽く当て、まるでカミソリで髭でも剃るかのような仕草を見せながら、ニヤリと笑った。

 

「せっかくだ。冥土の土産に、『神様』として3つだけ質問に答えてあげようか。君、色々変なことありすぎてさっきから聞きたそうな顔をしてるしね」

 

 その余裕に、屈辱で唇を噛み締めながらも、エノルメは問わずにはいられなかった。

 この理不尽な力の正体と、その目的を。

 

「……1つ目だ。貴様は柊うてなを誘拐し、自分の子だと言い張り、こんなふざけた状況を作り出した。それ以外にも色々あるが一体何のためにこんな真似を……!」

 

「んー、それか?俺としてはもっと構いたかったけどさっき言った事情あったね、現段階の結果って意味で答えるなら……」

 

 ふれいは鯨包丁の峰でトントンと肩を叩きながら、あっさりと答えた。

 

「簡潔に誰でもわかりやすく言ってしまうと『遊び』だよ」

 

「……あそ、び……?」

 

「そう。柊まどかとの付き合いも、あの狭い家での家族ごっこも、うてなを攫ってきたことも……全部、俺が楽しむための暇つぶし。君たちが必死になってる世界征服とか正義とか、そういう高尚なものじゃないんだよねぇ。ただ面白そうだから火種を撒いて、歪んでいく日常を眺めていたかっただけ……遊びとしてもゲームクリアしてボーナスステージの気分なんだ」

 

 悪意すら感じさせない、純粋な快楽主義。それが何より恐ろしかった。

 エノルメは奥歯が砕けるほど噛み締める。

 

「……2つ目だ。仮に我々を討ち滅ぼした後、貴様はこの壊れかけた世界をどうするつもりだ」

 

「その後が楽しいんじゃないか?」

 

 ふれいは荒廃した風景を愛おしそうに見渡した。

 

「壊すことも直すことも、その気になれば何だってできる。恵みを与える神にもなれるし、邪魔なものを消す災害にもなれる。人間がいなくなって空っぽになった地球を、俺好みに再生させる……最高のサンドボックスだと思わないかい?しかもそんな世界があと7000個以上もあるらしいんだ!そしてその全てに俺がいる!それら全てが俺が楽しむために存在しているし、それ以外に価値なんて全くない!」

 

 狂っている。この男には他者の命や世界の命運など、積み木のパーツほどにも見えていない。

 

「……最後だ、3つ目」

 

 エノルメは、震える声で最後の問いを口にした。

 あの騒がしくも恐ろしい姉妹たちのことを思い浮かべながら。

 

「お前にとって……柊うてなの姉達は、なんだったのだ、つばめは?かなは?」

 

 その問いに対し、ふれいは初めて少しだけ表情を曇らせた――ように見えたが、すぐに冷徹な笑みに戻った。

 

「言うなれば、『生まれる予定ではなかったもの』かな、まあ俺の物語ってそういうのがありふれてるんだけど」

 

「……何?」

 

「俺の目当ては最初から、器としての柊うてなだけだったんだよ。でも、本能で違うって分かった。最初から別の家で生まれていることに気付くのに、つばめからなぎさまで5人もかかっちゃったんだよねぇ。だからあれは、ただの失敗作(エラー)だよ」

 

 質問は終わった。

 ふれいが鯨包丁を構え、一歩踏み出す。

 圧倒的な死の気配がエノルメに迫る。魔力はない。体も動かない。万策尽きた。

 思えば、世直しという名目で世界征服を掲げ、組織を大きくし、いつの日かヴェナリータからも独立して理想の世界を作るつもりだった。

 だが、その夢はここで潰える。道化として踊らされ、神を気取る男に踏み潰されて終わる。

 

 ――それでいいのか?

 

 ふと、エノルメの脳裏に、場違いなほど明るい光景がよぎった。

 あのボロボロの大衆食堂。不味い料理。そして、そこで自分に真っ直ぐな瞳を向けてきた、一人の女性。

 

 『私が貴方の為にここまで来たんですから』

 『総帥夫人になる予定なんです……へへ』

 

 電気ショックを受けたかのように、小さく、けれど確かな希望が火花を散らす。

 今の自分に魔力はない。黒星も消えた。

 だが、あの時。あの姉妹たちとの奇妙な共同生活の中で、あるいは戦いの中で見よう見まねで覚えさせられた技術がある。

 魔力ではなく、物理現象としてのエネルギー。

 

 エノルメはカッと目を見開き、最後の力を振り絞って拳を握りしめた。

 死んでたまるか。こんなふざけた「神様」の遊び道具で終わってたまるか。

 自分を待っている者がいる。あくまでこの力のために懐柔しただけにも関わらず……それを分かっていても、自分を「愛人」などと惚けたことを言いながら、嫁に来ると言った女がいるのだ。

 

「……スタンガン、パンチッ!!」

 

 魔力ではない、バチバチと弾ける紫電が拳に宿る。

 それは彼女が教わった、泥臭くも強力な『電法』。

 ロードエノルメは、迫りくる鯨包丁の刃に向かって、躊躇なくその拳を突き出した。

 

「生きて……生きて帰る!! これが終われば、お前が見捨てた『失敗作』の一人……柊つばめが、私の所に嫁いでくるのだからな!!」

 

 その力はふれいを後ろに吹っ飛ばすには充分すぎるものだった。

 

「リヴァイヴリズム!!!」

 

 更に右腕に静電気……電法ワープに使う分のエネルギーをそのまま溜め込んで床に叩きつけると電流が周囲一帯に広がって倒れていた幹部達に注ぎ込まれる、まるで心臓マッサージのように電気が入り込んで、無理矢理にでも目覚めさせる。

 

「電法?俺の思いつきで色んなものを増やしてみたけど、こんな広げてくるとは思わなかったね……」

 

 すぐに体制を立て直して内部の骨を弄るというよりかは身体を組み替えるような動きで包丁を構えて突っ込むが足を掴まれる。

 ルベルブルーメが決死の思いで膝にすがりついている。

 

「構わんやれっロコ!!!喉が潰れてでも歌え!!」

 

「ヴォワ・フォルテッ!!」

 

 身動きが取れない所にロコムジカが超絶大音量の叫び声、だがそれでもふれいは動じていない。

 

「このバケモンがよぉ!!とっとと死んで……なんだアイツ、死ぬどころか怪我する様子もないぞ!?」

 

 レオパルトがこれまでどれだけ弾を撃ち込んできたか、ロードエノルメが電法を浴びせてみても何の効果も無かったのも……ふれいの身体は尋常ではない再生能力を持つ、おそらく不死身の魔法を使っているのだろうか、だが魔力量は先ほど見たように自分以上、このままではジリ貧になってしまう……。

 

 

「見つけたよ、あいつがうてなの運命を大きくねじ曲げてしまったんだね」

 

「なっ……どこで何をしていた、ヴェナリータ!!」 

 

 満身創痍の中、今更になって現れたのがヴェナリータ。

 今まで姿を見せなかったシスタギガントに引っ張られて浮遊しながらゆっくりと降りてくる、顔をゆっくりと眺めて魔力を失ったことを確かめた上で話しかけてくる。

 もちろんその間にも攻撃は飛んでくるが、電法を用いた受け流しで避けるのが精一杯だ。

 

「その様子だと気付いたみたいだね、本来ならマジアベーゼとやらせてから言うつもりだったがあいつのせいで全てめちゃくちゃだ」

 

「ああ、お前に文句の1つでも言ってやる余裕もない……神様に喧嘩を売ってる最中だ……お前にとって私はもう価値がないのだろう?」

 

「そういうわけにもいかない、あいつをこの世から消し去らないとボクとしても都合が悪い、これはキミにとって本当に最後の戦いになるだろう」

 

「なるほど死んでこいってわけか……だが、私一人で死ぬのは御免だぞ」

 

「ええ……ですよねえ!!」

 

 ふれいが大きく振り下ろした際にまばゆい閃光、電法を用いたワープが発動されて目眩ましにもなり包丁が反れて更に鞭まで飛んでくる。

 ……電法ワープの代償で更に大きめの傷を負ったマジアベーゼがすぐそばにいた、ほぼ露出の多い衣装なので切傷が大きく目立つが前もって止血用の道具は持っていたのですぐ血を止める。

 

「なるほど……あの方が私の人生をめちゃくちゃにして、悪の組織に選ばれたり、姉さん達と出会うことになった……はじめましてと言うべきでしょうか、お父さん?」

 

「マジアベーゼ、あんなヤツは父親どころか生き物でもない、もっとおぞましいこの世のものではないやつだ……ここに来てよかったのか?」

 

「それはもう!せっかくの機会ですもの存分に暴れてやりたかったんですよ!それに……あなたのことは正直苦手ですが……お互い思ってることは同じですよね?」

 

「ああ、悪の組織というものはな……諦めが悪いものだからな!!」

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