あとどうでもいいけど100文字ちょい書いた文章消えて今書き直してるつらたん。
あんなに寒い寒いと言っていた冬も通り過ぎ寝ている熊も起きてきた5月、俺は相変わらず炬燵でぬくぬくとしていた。この炬燵もあと3ヶ月もすると着ていた布が薄くなると思うとなんとなく考え深くなる。
手元にあるハーゲンダッツをスプーンで掬って食べる、この深さはなんと表現すればいいだろうか、バニラビーンズの深くて甘い味、口でいつまでも残っているような後味、しつこくて嫌いな人もいるかと思うが俺は好きだ。
そんなことはどうでもよく、目の前で花陽と勉強を終えて戻ってきたまっちゃんの会話が先程から気になる。何やら米の話をしてるようだが……
花陽「まっちゃんはどんな米が好きなの?」
まっちゃん「そうだな……コシヒカリだな、甘くてもっちりしてて好きだ」
花陽「コシヒカリ美味しいよね!冷めても美味しいからお弁当にもぴったりだし!」
まっちゃん「そうなんだよ!だからおにぎりにして持って行ってもばっちりなんだ!花陽はどんなお米が好きなんだ?」
花陽「花陽は……インディカ米かな、あれで作ったピラフとかパエリアはもう最高です」
まっちゃん「あのパラパラとした食感良いですよな!」
花陽「もし良かったら夜ご飯にでも作りますか?」
まっちゃん「良いのか!?ありがとう!」
まっちゃんは今すぐにでも飛び跳ねそうな勢いで言った。花陽も喜んでくれて嬉しいという風に、にこにことしている。
いや、普通に話してるけどコシヒカリはまだ分かるけどインディカ米ってなんだよ、初めて聞いたぞ、そのうち、ささにしきとかあきたこまちはなんちゃらとか言い出すんじゃないよな……
まっちゃん「そうだ、近所の農家に田植えを手伝ってくれないかって言われたんだが花陽も来るか?」
花陽「良いの!?花陽も行きたいです!」
まっちゃん「良かった、俺も1人で心細かったんだ、よろしく」
花陽「はい!」
スケールが違かった、今回は出番無いな俺。
少し憂鬱になりながら炬燵の熱で溶けかかったアイスを舐めていた。
まっちゃん「広いな……」
花陽「広いですね……」
まっちゃんと花陽は広大な土地を見て唖然としていた。
まっちゃん「すいません、俺達は何処をやれば良いんですか?」
男性はコンバインに乗りながら答えた。
農家の人「おう!俺らはコンバインで全部やるからそっちの一枠の半分だけ手でやってくれ!」
よく見ると遠くにも何機も動いているのが見える。
花陽「何故ここだけ手植えなんですか?」
農家の人「それはな、全部機械でやると心がこもってないから田んぼに失礼だからだ」
まっちゃん「なるほど……でもそれを俺達がやっても良いんですか?」
農家の人「ああ、構わねえよ、まっちゃんがやってるなら田んぼも喜んでいるだろうよ、そっちの可愛い彼女もいるしな!」
花陽「か、彼女……///」
今にも湯気を出しそうな雰囲気で花陽が呟いた。隣にいるまっちゃんも恥ずかしそうにしている。
農家の人「はっはっは!若いっていいな!!とりあえず頼むよ!!」
豪快に笑って農家の人はコンバインを操作して行ってしまった。
まっちゃん「よし、やろっか、基本は教えてもらったし大丈夫だよね?」
花陽「うん!頑張ろうね!」
まっちゃん「まずは田んぼに足を……おっとっと、意外と沈むな」
花陽「転ばない様に気を付けないと……」
2人は足を田んぼに沈めこませて農家の人がワクという道具を使って付けた範囲の中に植える。土の感触がくすぐったいようでくすくすと笑っている。
花陽「それにしても腰を曲げたままって疲れるね……」
まっちゃん「そうだな……お年寄りが腰が曲がるのもなんとなくうなずける」
単調作業だが2人は楽しく会話をしてやっていたので苦はない様子だった。花陽が転びそうになるハプニングもあったがまっちゃんが咄嗟に腕を出しそれに捕まり難をのがれていた。捕まった時に花陽の胸がふにっと当たりまっちゃんが気づかないようにしていたのは内緒の話。
心うんぬん言ってるのに家族だけでやらないのはまっちゃんが農家の人と仲いいからっていう理由にしといて下さい、ちなみに農家の人はこの後出演しません。
スク盟以外の人を出すのは違和感があるので農家の人という表記にしました。
元は琢磨っていう名前でした。