正月だからって特にやる事も無いな……年末の大掃除も終わったし。
俺は炬燵に入りいつものようにぼーっとしていた。いつもと違うのはみかんを剥かないで餅を待っているくらい。
先程から新たに設置したストーブの上で花陽が餅を焼いているがぷっくりと膨らんで今にも弾けそうだ……花陽の餅とストーブの餅どっちが柔らかいかな……
誰かの手によって視界が遮られる。誰だ。
真姫「どこ見てるの?」
よっしー「餅」
真姫「その餅は何個あったの?」
よっしー「2つ」
真姫「おかしいわね、花陽が焼いている餅は3つなんだけど」
よっしー「じゃあ3つ」
真姫「じゃあって何よ……」
視界が元通りになる、真姫の手も柔らかそうだったな、とっておきたいぐらいには。
と、誰かに吉良吉影かよって突っ込まれそうなんで妄想はそれぐらいにしておく。しかしこいつらめんどくさい話してんな……
穂乃果「海未ちゃんのわからずや!普通お餅にはきなこだよ!!」
海未「いいえ!穂乃果こそ分かっていません!餅には砂糖醤油と相場が決まっています!!」
どっちでもいいだろ……これ。
穂乃果「砂糖醤油のどこがいいの!あんな甘ったるいの!!」
海未「あれは醤油と砂糖が繰り広げる甘じょっぱいハーモニーがいいんです!逆にきなこのパサパサ感のどこがいいんですか!」
穂乃果「あの独特の甘い味が素敵だし食べてみれば分かるけど意外としっとりしてるよ!!」
2人の話を見かねたようにことりが2人の間に入るように言った。
ことり「まあまあ2人とも、どっちも美味しいよ?」
海未、穂乃果「ことり(ちゃん)はどっちが好きなんですか!(なの!)」
ことり「えっ、えぇ……ことりはぁ、くるみかなっ、あのほんのり甘い風味ことりは大好きだよっ!」
海未「ことりの好物など聞いていません!問題は砂糖醤油かきなこどっちが好きかを聞いているのです!」
ことり「ひどい……ことりは……うーん……どっちも苦手かな……砂糖醤油をやるんだったら醤油だけで食べたいし、きなこはむせちゃうし……」
それを聞いて2人は雷を落とされたかのように膝から崩れ落ちる。
馬鹿な……砂糖醤油は完璧なはず……、きなこは粉……だからむせてしまうというデメリットが……などという独り言が聞こえてくるが放っておく、触らぬ神に祟りなし、第一俺はくるみ派だしな。
ちょうどいいタイミングで花陽から餅が焼けたという報告が届く、胸を火傷したしただと!?……という最低な考えは一旦ごみ箱に放り捨て、皿を持って餅を受け取りに行く。
きなこをかけて食べるか、砂糖醤油につけて食べるか、それとも何もつけないでそのまま食べるか。跳ねる気持ちを押さえつけ餅を受け取った。
べ、別にスク盟で話してたから書きたくなった訳じゃないんだからね!