朝背中に花陽のましゅまろが背中にむにゅっと当たってたら目覚めないと思うの
特に予定も無い休日の昼休みに俺は茶の間でする事もなく悩んでいた。
いや、ほんとはしたい事はいっぱいあったんだよ?海未に勉強を教えてもらったり、会長達と一緒にmaimaiをしたり、そろそろお米も少なくなってきたから買わなきゃいけないし、なんなら何にも考えずに散歩したり、ね?え、雨でも勉強はできるって?めんどい。
よっしー「この天気ではなぁ」
そうぼやきつつ俺は窓にできたキャンパスを使い、なんとなく丸を書いた。真円とは程遠い歪な円が出来てしまいすぐにわしゃわしゃと消してしまった。
こんな雨ごときに俺の予定をごっそり削られちゃう!悔しい!けど感じちゃ 真姫「なにやってるの?」はうっ!
よっしー「なななななんでもないよ、ちょっとシュレーディンガーの猫について考えていたんだよ!」
真姫「箱をあけるまでは生きているか死んでいるかわからないっていうアレ?」
よっしー「そそうそうそれそれ!、あれ猫が可愛そうだよね!」
真姫「そうね、代わりによっしーが入ってみてシュレーディンガーのよっしーとしてやってみたら?まだ生きてるよ、っていう実況ができるわね」
よっしー「いつもの真姫とは一味違う!辛い!」
真姫「食べたことあるみたいなこと言わないでよ……ところで凛、知らない?」
よっしー「へ?凛?見てないよ」
真姫「そう、ちょっと言いたいことがあったから探してたんだけど分からないならいいわ、じゃあね」
と、言うと真姫はドアを開けすたすたと廊下へ出ていった、なんだったんだろうか。しょうがない、待っていても面白い事はやってこないだろうから自分で行かなきゃ。
思い立ったがすぐ行動、こたつの温もりを振り払い部屋を後にした。
結論から言うと待っていたのは面白い事より可愛い猫だった。その猫は縁側で横になっていて一瞬倒れているかと勘違いしたがすやすやと寝息をたてているあたりそういう事態ではないらしい。
側にプリンの空容器とプラスチックのスプーンがぽつんと置いてあったのが少し気になったが今はとりあえず目の前の事に集中だ。外を見てもまだザーザーとけたたましい音と共に雨が降り注いでいるが凛が寝ているだけでぽかぽかとした明るい1シーンに見えるから不思議だ。実際はそんなはずないのに。
めんどくさい考え事は捨てて風邪をひくといけないからとタオルケットを自室からもってきて凛と自分にかけた。よし、これで寝る準備はばっちり、午後の予定もこの天気おかげですっからかんだ、ありがとう雨、おやすみ、雨。
俺はシャッター音を目覚まし時計の代わりにして起きた。起きたといっても気だるげさは抜けないが。
ところで腰に感じる少しの重みと背中に感じる圧倒的柔らかさと首筋に感じるこそばゆい吐息はなんなんだろうか、一方、雨の音は聞こえなくなったがその代わりのようにシャッター音がやけに耳に主張してくる、こちらは確認したら負けだと思い無視をして俺は目を開けずに確認した。
よっしー「なぁ、俺を抱き枕代わりにしているのは誰だ?」
周りの奴らがうわ!起きた!、てか抱いてるの?……などと騒いでいる。よく考えてみたら抱いているやつの上にもタオルケットがかけてありそのせいで俺を抱いているのはあっちから見えなかったらしい、完全に墓穴を掘った。
あ、やましたおかえりー、おうおかえ……おいちょっと待てなんで花陽とよっしーが寝ているんだ?
やばい、殺される。
ただいまー、やっほ会長おかえりー、うんおか殺す、マッテーーー!!
目を開けたら相当な地獄が待っているなこれ、うん、ついでに真姫が私のプリン食べられたーって言ってるのは今はどうでもいいな。とりあえず今の幸せを噛み締めよう。うん、いい香りだ、思い残すことは無い、二度寝になるけど、おやすみ。
花陽の寝ている横に行って髪の毛クンカクンカしたいいい!!!スーハースーハーもふもふ!!さわさわ!ふわあああああ!!!!!!