μ'sと皆の物語   作:よっしーさん

5 / 28


前回のヨシライブ!

よっしー「朝起きたら俺の部屋で謎の男達……もといたいへー達が0.02ミリだかの話をしていた!」

音刃「まあ花陽が風邪引いたっていう報告を言いに行っただけ、だけどな」

もふちの「しかもナッツが風邪薬を買いに行ったんだけどー……」

ナッツ「座薬しか無かったんだよ……」

たいへー「そんなこんなですこーし気まずい中、よっしーは部屋を出た!!」











たいへー「それは桜よりよほど美しく」

なんとなく茶の間に行って皆と話す気分では無かったので、俺は屋上にいた。

 

正直、座薬を渡した時の顔は今でも忘れない、あれは本を全く読まない人が図書カードを貰った時の顔だ。

 

よっしー「せめて気を利かせてリンゴでも切って一緒に渡せば良かったな……」

 

だが過ぎた時間はもう戻らず後悔は募るばかりであった。

 

?「いーや、まだ遅くないかもしれんよ?」

 

よっしー「の、希!?いつの間にいたんだ?」

 

希「ついさっき、よっしーは独り言言った時位かなー」

 

恥ずかしい、穴があったらinしたい。

 

よっしー「希はなんで屋上にいるんだ?」

 

希「なんとなくやんな」

 

相変わらず掴み所がない雰囲気だ。

 

希「ウチはいいとして、よっしーはなんで屋上にいるん?」

 

よっしー「俺もなんとなく、一人になりたくてな」

 

希「あー、さては花陽ちゃんの事やんな?」

 

よっしー「正解、顔に出てた?」

 

希「ううん、雰囲気でなんとなく」

 

よっしー「やっぱ希には適わないよ」

 

俺は降参を示す様に手をひらひらと振る。それを見て希はくすくすと笑った。

 

よっしー「それにしてもやっぱ風邪薬にアレは無いよなぁ……」

 

希「うーん、ウチは渡してくれるだけでも嬉しいねんけどなぁ」

 

本当か?少なくとも俺は風邪薬に座薬渡されたら、1週間位はどんな顔をすればいいかわからないぞ?

 

希「うん、夢の中でのウチは一人暮らしで風邪を引いてもぜーんぶウチがやってたん」

 

希「朝ご飯を食べる時も一人やし、帰ってただいまーって言っても返事は返ってきいへん」

 

俺はそれが嘘と思えず、ただ、黙って聞いていた。

 

希「でも今は違う、朝ご飯は皆一緒に食べるし、おかえりの返事も返ってくる」

 

希「さ、後はもうウチからは言わなくてええやろ?」

 

よっしー「そうだな、ありがとう」

 

言い終わらないうちに屋上から出る。

 

もちろん、屋上から出るときに手を振るのは忘れなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少し遠出をして普通の風邪薬を買って来た。

 

よっしー「そうだ、にこ、ちょっと教えて欲しいことがあるんだ」

 

にこ「珍しいわね、いいわよ、このにこがなんでも教えてあげる!」

 

自信満々に言う姿が、今は嬉しかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

花陽の部屋の前に来たがあんな事もあって、やはり緊張してきた。だが進まないことには始まらないので俺はドアをノックした。

 

よっしー「花陽、今いい?」

 

ついでに前みたいな失敗を冒さないように、声も出した。

 

花陽「いいよー」

 

了解を得たので静かにドアを開け、部屋の中に入った。

 

机の上にあった薬が1錠減ってるのを見てさらに心が軋んだ。

 

よっしー「はいこれ、やっぱアレだと嫌だよね……」

 

花陽「え!?良かったあ、少し困ってたんだよね……本当にありがとう!」

 

これだけでも買って来たかいがあったというものだ。

 

よっしー「あとこれ、食欲無いと思うけど良かったら食べてね!」

 

そう言い花陽の手に、うさぎの形をしたりんごを乗せた皿を渡した。

 

花陽「わあ!これ誰が切ったの?」

 

よっしー「にこだよ」

 

花陽「そっか、後でお礼しないと!」

 

花陽の笑顔も見れたし、体調も悪いだろうしそろそろ部屋から出るかな。

 

よっしー「じゃ、俺はそろそろ戻るかな、お大事にー」

 

花陽「うん!一応にこちゃんにお礼言っててね!」

 

よっしー「わかった、おやすみー」

 

そう言って俺はドアを開けて部屋から出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

よっしーの嘘つき、何が「にこだよ」なの。

 

朝には手に貼ってなかったよね、絆創膏

 

どうせ聞いてもそこらへんで転んだなんて言うんだろうな

 

全く、お礼のプレゼントは何にしようか、今から迷っちゃうよ

 

今度会ったらちゃんと言わないと

 

 

 

「よっしー」に、ありがとう、って

 

 

 

 




バットエンドなんて無かった
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。