前回のヨシライブ!
よっしー「朝起きたら俺の部屋で謎の男達……もといたいへー達が0.02ミリだかの話をしていた!」
音刃「まあ花陽が風邪引いたっていう報告を言いに行っただけ、だけどな」
もふちの「しかもナッツが風邪薬を買いに行ったんだけどー……」
ナッツ「座薬しか無かったんだよ……」
たいへー「そんなこんなですこーし気まずい中、よっしーは部屋を出た!!」
なんとなく茶の間に行って皆と話す気分では無かったので、俺は屋上にいた。
正直、座薬を渡した時の顔は今でも忘れない、あれは本を全く読まない人が図書カードを貰った時の顔だ。
よっしー「せめて気を利かせてリンゴでも切って一緒に渡せば良かったな……」
だが過ぎた時間はもう戻らず後悔は募るばかりであった。
?「いーや、まだ遅くないかもしれんよ?」
よっしー「の、希!?いつの間にいたんだ?」
希「ついさっき、よっしーは独り言言った時位かなー」
恥ずかしい、穴があったらinしたい。
よっしー「希はなんで屋上にいるんだ?」
希「なんとなくやんな」
相変わらず掴み所がない雰囲気だ。
希「ウチはいいとして、よっしーはなんで屋上にいるん?」
よっしー「俺もなんとなく、一人になりたくてな」
希「あー、さては花陽ちゃんの事やんな?」
よっしー「正解、顔に出てた?」
希「ううん、雰囲気でなんとなく」
よっしー「やっぱ希には適わないよ」
俺は降参を示す様に手をひらひらと振る。それを見て希はくすくすと笑った。
よっしー「それにしてもやっぱ風邪薬にアレは無いよなぁ……」
希「うーん、ウチは渡してくれるだけでも嬉しいねんけどなぁ」
本当か?少なくとも俺は風邪薬に座薬渡されたら、1週間位はどんな顔をすればいいかわからないぞ?
希「うん、夢の中でのウチは一人暮らしで風邪を引いてもぜーんぶウチがやってたん」
希「朝ご飯を食べる時も一人やし、帰ってただいまーって言っても返事は返ってきいへん」
俺はそれが嘘と思えず、ただ、黙って聞いていた。
希「でも今は違う、朝ご飯は皆一緒に食べるし、おかえりの返事も返ってくる」
希「さ、後はもうウチからは言わなくてええやろ?」
よっしー「そうだな、ありがとう」
言い終わらないうちに屋上から出る。
もちろん、屋上から出るときに手を振るのは忘れなかった。
少し遠出をして普通の風邪薬を買って来た。
よっしー「そうだ、にこ、ちょっと教えて欲しいことがあるんだ」
にこ「珍しいわね、いいわよ、このにこがなんでも教えてあげる!」
自信満々に言う姿が、今は嬉しかった。
花陽の部屋の前に来たがあんな事もあって、やはり緊張してきた。だが進まないことには始まらないので俺はドアをノックした。
よっしー「花陽、今いい?」
ついでに前みたいな失敗を冒さないように、声も出した。
花陽「いいよー」
了解を得たので静かにドアを開け、部屋の中に入った。
机の上にあった薬が1錠減ってるのを見てさらに心が軋んだ。
よっしー「はいこれ、やっぱアレだと嫌だよね……」
花陽「え!?良かったあ、少し困ってたんだよね……本当にありがとう!」
これだけでも買って来たかいがあったというものだ。
よっしー「あとこれ、食欲無いと思うけど良かったら食べてね!」
そう言い花陽の手に、うさぎの形をしたりんごを乗せた皿を渡した。
花陽「わあ!これ誰が切ったの?」
よっしー「にこだよ」
花陽「そっか、後でお礼しないと!」
花陽の笑顔も見れたし、体調も悪いだろうしそろそろ部屋から出るかな。
よっしー「じゃ、俺はそろそろ戻るかな、お大事にー」
花陽「うん!一応にこちゃんにお礼言っててね!」
よっしー「わかった、おやすみー」
そう言って俺はドアを開けて部屋から出た。
よっしーの嘘つき、何が「にこだよ」なの。
朝には手に貼ってなかったよね、絆創膏
どうせ聞いてもそこらへんで転んだなんて言うんだろうな
全く、お礼のプレゼントは何にしようか、今から迷っちゃうよ
今度会ったらちゃんと言わないと
「よっしー」に、ありがとう、って
バットエンドなんて無かった