なみ「珍しいね」
雛弥「珍しいな」
俺の目の前にはほかほかと湯気を立てている炊きたてご飯、柔らかく噛んだらじゅわっと出汁が出るようなだし巻き玉子、脂の乗った焼き魚、ごろごろ野菜の筑前煮がある。
隣のことりの席を見るとトースターでこんがり焼き目のついたもちもちしてそうな四角い食パン、あっさりとしてそうなコンソメスープ、デザートにブルーベリーソースで模様が書かれてあるヨーグルトがあった。
まだことりが来ていないのだ。
希「ことりちゃんどないしたんやろなぁ」
絵里「そうね、まだ寝てるとか?」
にこ「ジャンケンでもして負けた人が起こしてくるのはどう?」
するとキッチンから花陽がぴょこんと顔を出した。
花陽「今料理作り終わって暇なので花陽が行きます!」
よっしー「そっか……じゃあよろしく」
める「なぁ絵里、なんでよっしーは残念そうな顔をしてるんだ?」
絵里「どうせことりの寝顔を見れなかったからよ」
める「納得」
おいそこ、小声だけど聞こえるぞ。
ぱたぱたと足音を立て花陽は廊下を歩いた。中も寒いので布団から出たくなくなる気持ちは良く分かる。こんな時期にはきりたんぽ鍋がとても美味しい。なんて事を考えていたらことりの部屋の前に着いていた。
花陽「ことりちゃーん、朝だよー!起きてー!」
返事が無い、寝てるのかも。
ドアをノックしてもまったく反応しないので花陽はおそるおそる部屋の中に入った。
部屋を見るとことりらしい、女の子という感じがする部屋だ。見回すとことりを発見した。
花陽「ことりちゃーん、起きてよー」
そう言いながら揺さぶっても目を開けることさえしない、むむむ。
いたずら心が芽生えたので顔をつんつんしてみた。
そーっと、そーっと、つんつん。
つきたての柔らかいお餅のような感触がした。
ことり「あれえ?なんで花陽ちゃんがいるの?」
ふと気付くとことりがうっすらと目を開けていた。
花陽「ことりちゃんが起きるの遅いから起こしにきたんだよー」
ことり「そっかー、ごめんね、でも寒いから花陽ちゃんも一緒に寝よ?」
ことりがぽふぽふと自分の空いたスペースを叩く。
花陽「うう、少しだけだよ……?」
布団をすこしめくり中に入った。ことりちゃんの髪の香りがする……いい匂い。
花陽「ぴゃあ!?」
ことり「花陽ちゃんやわらかーい」
まるで抱き枕かのように抱き着かれた。お腹をもにもにと揉まれてる。
花陽「こ、ことりちゃん!皆もうご飯食べてるよ!」
ことり「じゃあことりはここで花陽ちゃんを食べちゃおー」
花陽「誰かたすけてー!」
後に来たよっしーが二人の寝顔を撮ったのは言うまでもない。
ことぱな可愛いよことぱな