愉悦少女ノ魔女裁判   作:保温と後光

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※エマ視点、ネタ注意


DEAD END -衝撃のマーボー-

夕食の時間、エマ達は皆に入って行った。

そこで、おかしな光景を目にする。

 

「やあ諸君。良く来てくれた」

笑顔で、とても楽しみそうに迎えるキレイと

 

「...」

空になった皿を前に、机に伏せて全く動かないアリサがいた。

 

「キレイ君、一体どうしたんだい?

アリサ君は動かなくなってるし

それに今までとは違う匂いがするけど」

レイアが、キレイに対してそう聞くと

 

「ああ、私は今日、アリサ君と共に畑を作ってね。

そこで野菜を収穫した。

それで料理を作ったのだが、我ながら上手く行った。

そうだ、君達にもアリサ君と同じものを出そう。

食べるかね?」

 

その言葉にエマは...

▶︎☠️食べる!!

・他には何かあるかと聞く。

 

━━━━━

食いしん坊なエマは、食べることにした。

牢屋敷の食事に飽き飽きしていたのか、即決で。

ああ、愚かなエマ。アリサが倒れている時点で

察すれば良いものを...

 

「うん!食べるよ!お願い!!」

「承知した、他はどうする?」

 

結果。エマに釣られた、部屋で絵を描いているノア

そして危機を察知したナノカ以外の全員が

食べると宣言した。

 

暫くして

見た光景に、全員思わず目を疑った。

 

「紅いですね〜」

シェリーが無邪気にそういう。そう、紅い

赤いではなく紅い。

それに黒く、まるでこの世に顕現した地獄の風景画を思わせる。

存在するだけで、目を焼く辛さだ。

これには

 

「...あら」

数多くの修羅場を潜ったであろうマーゴも。

 

「こ、これは本当に麻婆豆腐なのか.....!?」

常に皆を引っ張って来たレイアも

 

他の誰もが、躊躇していた。

「...どうした?食べないのかね?」

キレイだけがいつも通りに、疑問に思いそう聞く。

 

嘘を得意とするマーゴだけは理解してしまった。

キレイはただの善意で、

この地獄を勧めているのだと。

 

「...い、いただきます!!」

そんな中でエマは、食べるのだと言ったのだから。

それに、食べたら美味しいかもしれないと

一口を口に運んだ。運んでしまった。

 

まず来るは地獄のような辛さ。

喉を焼き、舌を焼き、果てまでは脳まで焼くほどの

痛いほどの辛さがエマを襲う。

 

そして、なんとか耐え切った先に...

エマは、天国を見た。

辛さという苦行の先に待つ

旨みを焼いた舌、喉、そして脳を包み込む。

天国から地獄へ蜘蛛の糸を垂らされたように。

 

(━━━ああ、これが、これが天国だったんだ)

...最後にそう悟りながら

安らかな顔をして...エマは息を引き取った。

あまりの辛さによる、ショック死だった。

 

その後、【魔女裁判】が開かれ

言峰キレイが、自投票も込みで処刑された。

「そんなつもりではなかった」

 

誰も悪くない、悲しい事件だった。

 

━━━━━━━━ DEAD END━━━━

【タイガー道場:EXTRA】

ふと目を覚ました先にあるのは

日本の剣道場だった。

「!?!?!?」

エマが混乱していると、二人の女性が現れた。

 

「こんにちはー!皆元気にしてるかな?

ハーメルンは漁り過ぎ注意!

さくっと死亡した君に体罰...と、これは近代的にNG

悩みを即時サクッと解決!

お助けコーナー・タイガー道場出張編でーす!」

剣道技を着たお姉さんと

 

「押忍!

Fateで出番がなくて何年経ったか!

こうして皆に忘れらされるのが怖い弟子1号です!」

ブルマ?だっけ。体操服を着た白い髪の子がいた。

 

「誰!?」

エマは叫んだ。誰だって叫ぶと思う。

死んだと思ったらここにいたし。

 

「まあまあ良いじゃない細かいことは」

「ここであったことは忘れるから問題ないよー!」

「えっちょ」

 

お姉さんは無視して先に進める

 

「さて、今回は...麻婆豆腐の辛さによるショック死かぁ...」

「ボクそんなので死んだの!?」

「押忍!食いしん坊は身を滅ぼすのであります!

「どこかの騎士王も腹ペコキャラになった要因だしねー」

 

「さて、弟子1号。対策は?」

「押忍!...あのね、アリサちゃんが倒れてた時点で疑問に思った方がいいと思うな」

「正論のナイフで突き刺されちゃった...!!」

「上手いこと言わない!!」

怒られちゃった......!!

 

「まあ、もう会うことはないだろうけど最後に。

頑張れ少女!君達の未来は希望に満ちている!!

多分!!!」

「あの麻婆も今回は優しめ...かなぁ?」

 

そうして、ボクの意識は途切れた━━━━

 

タイガー道場:EXTRA 終

 

━━━━━━━━

 

「...はっ!?」

「エマさん?どうしたんですか?」

「どこか具合でも悪いんですの?」

「エマさん、医務室に行きますか?」

 

「だ、大丈夫だよ!!」

(みんなに心配かけちゃった...!!)

 

その言葉にエマは...

▶︎他には何かあるかと聞く。

 

 

━━━━━

 

他にはどんなものがあるかを聞くことにした。

良い子ですよエマ。石橋は叩いて渡りましょうね。

 

「アリサちゃんが食べたの以外には、何か作ったの?」

「ああ、他には...」

と、さまざまな料理が挙げられた。

...中華料理が多い気がする。

 

「申し訳ないが、野生の麦や米、とうもろこしなどの穀物は見つからなくてね。それに動物性タンパク質もないが...まあ、我慢して欲しい」

「関係ありませんのよ!あのクソマジー料理が食べなくて済むだけでも最高ー!ですわ!!」

ハンナが大喜びしている。

ずっと我慢していたのが弾けたらしい。

「んー、私はあの変わった味も好きでしたけどね」

「それはあなたの舌がおかしなだけでしてよ!!」

 

こうして、皆が久しぶりにまともな料理を味わった。

最初は警戒していたナノカも、

我慢できなかったのか食べ始めた。

皆が笑顔になったのは久しぶりだろうか。

 

━━━━━1名を除いて。

「......」

幸せそうな顔で、アリサは気絶していた。

 

 

「...その、キレイちゃん?それは?」

「泰山秘伝、激辛麻婆豆腐だ。食べるかね?」

「要らないわ...」

「......そうか」

 

そんな会話をしながらも

キレイちゃんは美味しそうに食べていた。

......本当に美味しそうに食べているのに

ボクは食べたくないと感じてしまった。

 

━━━━━━━

復活したアリサちゃんに感想を聞いてみたら

 

「ラー油と唐辛子を百年間ぐらい煮込んで合体事故のあげく、『オレ外道マーボー今後トモヨロシク』みたいな料理」

 

って言ってて、絶対食べない方が良い...って言われちゃった。

でも、アリサちゃんはハマったのか、一緒に並んで食べている様子を良く見るようになった。

 

 




牢屋敷の食生活が改善された!!
紫藤アリサが麻婆豆腐仲間になった!
キレイの幸福度が上がった!

こういったネタ全開の話は要るかね?

  • いる
  • いらない
  • 本編を進めてほしい
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