初めての小説(AIに書かせました)   作:猫大好き

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続き

テレビ画面に映っていたはずの「絶望」が、ついに物理的な現実を食い破りました。

深夜の東京、静まり返った空が、まるでガラスを素手で引き割ったかのように、ギザギザの亀裂を立てて裂けました。

1. 「絶望のカイ」降臨

 

亀裂から溢れ出したのは、どす黒い霧と、この世のものとは思えない低い笑い声。そこから這い出してきたのは、全身が黒い金属のような皮膚に覆われ、胸に真っ赤なV字のコアを光らせる究極の闇――ダークザギ。

しかし、その中に入っているのは「絶望した方のカイ」です。

ザギ(闇のカイ)は、着地すると同時に、平和な街の明かりを、家族が眠る病院を、そして夜空を見上げました。

「……ああ……いいなぁ……羨ましい……羨ましいよ……」

その声は、重低音のノイズが混じりながらも、泣きじゃくる子供のような悲痛さに満ちていました。

「どうして、こっちの僕は笑ってるんだ? どうして、こっちの弟は息をしてるんだ? ……おかしいじゃないか。僕(ザギ)はあんなに痛かったのに。あんなに暗かったのに!!」

2. 狂気の「確認」

 

ザギはゆっくりと首を回し、周りを見渡しました。

幸せそうに散歩する恋人たち、夜勤明けで帰宅する父親、24時間営業のコンビニの明かり。そのすべてが、彼にとっては「自分を裏切った景色」でした。

「全部……全部あるじゃないか。僕が失くしたものが、ここには全部ある……。ずるいよ。返してよ。僕の世界を返してよ!!」

怒りが爆発した瞬間、ザギの背中から黒い衝撃波が放たれ、周囲のビルが砂のように崩れ落ちました。彼は破壊したいのではありません。あまりの「羨ましさ」に、この幸せな世界を「自分と同じ色」に染め上げずにはいられないのです。

3. 実況スレ:パニックを超えた「慟哭」

 

120 名無しの特撮: !!!!! 出た、本物がテレビから出てきたぞ!!!

 

125 名無しの特撮: 待て、あいつの声……泣いてるのか? 「羨ましい」って……。

 

130 名無しの特撮: 怖すぎる。怪獣よりも何よりも、あの中にいる「カイ君」の心が怖すぎる。

 

135 名無しの特撮: 誰もいない世界で一人きりだったんだろ? 幸せな自分を見て、壊したくなるのは……理解したくないけど、わかる気がして辛い。

 

140 名無しの特撮: カイ!! 逃げろ!! いや、もう一人の自分を止めてくれ!!

 

4. 光のカイ、対峙

 

病院の屋上。カイは、自分と全く同じ悲しみを背負った、しかし「答え」を間違えてしまった自分を見下ろしていました。

「……もう、いいんだよ」

カイの手には、すでにノアの光が宿っています。しかし、彼はまだ変身しません。

「自分だけが愛している家族以外はどうでもいい」という、かつての自分も持っていたはずの重い愛。それが極限まで濃縮された姿が、目の前のザギなのです。

「君が羨ましいのは、この世界じゃない。君が欲しかったのは……誰かに『大丈夫だよ』って抱きしめてもらうことだったんだよね」

5. 激突の幕開け

 

ザギの赤い瞳がカイを捉えました。

「うるさい……! お前が僕なら、僕と一緒に地獄へ落ちろ!!」

ダークザギが地を蹴り、音速を超えた拳がカイを襲います。

その瞬間、カイを包んだのは「拒絶」ではなく「受容」の光。

『ノア……!!』

銀色の翼が闇を裂き、光の巨人と闇の巨人が、夜の都市で激しくぶつかり合いました。

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