なんかジェイソンの見た目と能力持って転生したのでハッピーエンド目指して頑張ります 作:YONATSU
やっとリアルの忙しさがひと段落したので投稿再開していきます。
今回は記念すべき10話目ということで番外編として主人公君と過去おじの初邂逅を投稿します。
では、どうぞ!
ヘルメット団前哨基地襲撃後 アビドス高校
「あー疲れたー、これでしばらくおとなしくしてくれればいいんだけどね~。」
「さすがにもう来ないでしょ。あんだけ基地をめちゃくちゃにしたんだから。」
「久々に残弾気にせずに戦えましたしねー☆」
「先生とジェイソンさんが弾薬を持って来てくれたおかげだね!」
「役に立てたようで何よりだよ。みんなお疲れ様!」
「ジェイソンさんもタンクを引き受けてくれてありがとう!」
『かまわんさ、俺は頑丈さには自信があるからな。』
「やっぱりタンクはジェイソンの方が向いてるねー。おじさん、正直タンクは苦手だから助かるよー。」
「そうなんですか?いつも前に出られているのでてっきりタンクが本業なのかと思ってました。」
「いやいや、おじさんこれでもスピードタイプだから敵のヘイトを集めないといけないタンクは性に合わないんだよねー。まあでも私も頑丈さには自信があるしさ、それに先輩としてかわいい後輩たちを守らなきゃだしね!」
「へぇ~、初耳ね。」
「ん、ホシノ先輩はすばしっこくて全然勝てない。」
「そういえばシロコちゃんはよくホシノ先輩に勝負を挑んでましたね☆」
「え!?それも初耳なんだけど!?」
「ホシノちゃんとジェイソンさんによく勝負を挑んでは返り討ちに遭ってたね!」
「ホシノ先輩にもジェイソンにもいつか勝つ。」
「お二人とも強いですからね。」
「ん、だからこそ気になる。どっちが強いのか。」
「『え?』」
唐突に落とされた爆弾発言によりホシノとジェイソンに視線が集まる。
「どっちが強いか、ねぇー。一応戦ったことはあるけど、どうなんだろうね。」
『少なくともあれは戦いじゃないと思うぞ……。』
「あはは……。」
「お二人は戦ったことがあるんですか?」
『まあ……ここに来たばかりの時に戦い?はしたな……。』
「そんなことがあったんだ。ちなみにどっちが勝ったの?どっちも負けるビジョンが見えないけど。」
「うへー、もうこうなったら昔話しちゃう?」
『俺は構わんぞ。足りない部分は補足しよう』
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2年前 アビドス高校
現在、アビドス高校の保健室にはベットに眠る1人の少女とその少女を看病する1人の大男がいた。
"一旦顔色は落ち着いて来たな。これなら明日には復帰できるだろうな。"
少女の額の汗を拭ってやりつつ現状を整理する。
・ワイ、キヴォトスに転生した
・ジェイソン見た目とか能力持ってるけど不死身か分からん
・ユメの学生証から現在が本編開始の2年前ということ
・ユメ生存√に入ったことで早速原作が崩壊したこと
・ホシノの所在が不明
"さて、これからどう立ち回ったものか。どちらにせよ外は既に夜だしなー。とりあえず、今はユメパイセンの看病看病。"
そう考えつつユメの頭を撫でる。たまに夢か何かにうなされるのだがこうしてやると落ち着くようだ。
ガチャ
"ん?ガチャ?"
振り返ろうとした瞬間、凄まじい殺気を感じた。
「動くな!お前は誰だ?今すぐ答えろ!」
口調が違うがこの声は間違いない。
ギギギギっという効果音が似合いそうな挙動で後ろを見る。
そこにはピンク色のショートヘアに鷹のように鋭いオッドアイの小柄な少女、小鳥遊ホシノがショットガンを構えて立っていた。
"あ˝あ˝あ˝あ˝あ˝ーーーーー!!!!過去おじーーーーー!!!!しかも殺意増し増し暁のホルス。オワッタ……。こっから入れる保険ないかなー(現実逃避)"
「動くなと言っただろ!早く何者か答え、ろ……」
しかし、彼女の視線は俺ではなく、ベットで眠っている少女に向く。
「ユメ先輩!!お前、ユメ先輩に何をした!」
ダァン ダァン ダァン
突然の発砲。大量の散弾が迫る。
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ユメ先輩が行方不明になって2週間。今日も手がかりはなかった。私の心はかなりすり減っていた。
”ユメ先輩……。一体どこに……。”
あるのは後悔だけ。あんなこと言わなければよかったと、あんなに親切にしてくれた先輩に、礼の一つすら言えない自分に吐き気すら覚える。
後悔してからでは遅いのに……。どんどん自分が嫌いになっていく。
そんな風に自己嫌悪に陥りながら、物資を補給しに学校に戻っていた。
かつて分校として使われていたそれは、今ではたった2人の生徒のための拠点兼学校となっていた。そして本来であれば現在学校には誰もいないはずである。
”なぜ学校の窓が光ってるんですかね。”
現在時刻は20時を回っておりすでに辺りは真っ暗である。しかし学校には誰もいないため本来明かりがついているのはおかしいのだ。
”しかも明かりがついてるのは保健室……。まさか、高価な医療品を狙った強盗でしょうか。”
瞬間ホシノは臨戦状態に入る。自分の消し忘れなら杞憂に終わる。しかしホシノに直近で保健室を使用した記憶はない。さらに本当に強盗が入っている場合、自分と先輩の大切な場所を荒らされているということ。彼女が臨戦状態に入る理由はそれだけで十分である。仮に強盗がいたら半殺しは免れないだろう。
校舎に入り保健室に近づく。保健室の扉は開いていた。中からは天井に着いた蛍光灯の明かりが漏れていた。しかし中から話し声や物音の類はしない。
最大限気配を消し扉から中をのぞく。
部屋の奥のベッドの手前に大柄な人物が背を向けて座っていた。髪はなく、ボロボロのジャケットを着ており、腰に鉈を付けている。ホシノは一気に警戒レベルを上げた。しかし当の人物は特に何かを物色する様子はなく座りながらベッドの上にある何かを拭いていた。現在しゃがみながらのぞいているためその人物の顔やベッドの上に何があるのか分からない。
正直困惑している。一体何が目的なのか。この人物は誰なのか。てっきりヘルメット団らへんが空き巣に来たと思っていたのでホシノは面食らっていた。
しかしこの人物は紛れもない不法侵入者。であれば取るべき行動は一つだろう。
ガチャ
銃を向ける。すると目の前の人物が動こうとしたため無言で圧を飛ばす。
「動くな!お前は誰だ?今すぐ答えろ!」
目の前の人物に問う。近づいて分かったが目の前の人物は外の世界の男の大人というやつだろう。キヴォトスにはいないはずの人間の男が今目の前に座っているのだ。それでいてどこか不気味な雰囲気を漂わせている。ホシノはその雰囲気に一瞬怖気付いてしまい隙を作ってしまう。すると男はぎこちない動きでこちらに振り向き顔を露わにした。
いや、露わになったのは顔ではなく男の付けた仮面だった。白いプラスチックのような材質の仮面で目の位置以外にも所々に小さな穴が開いていて、額と頬の部分に赤いマーク?が描かれている。完全に不審者である。
であれば早急に正体を明かしてヴァルキューレに突き出すのが良いだろう。彼女には時間がないのだから。
「動くなと言っただろ!早く何者か答え、ろ……」
再度警告。そして男に近づいた拍子にベッドの上に寝かされているものが判明した。
それは彼女がこの2週間、ずっと探し求めていた大切な先輩、梔子ユメだった。
瞬間彼女の頭は真っ白になった。仮面を被った怪しい男、意識なくベッドの上で寝ている自分の先輩、彼女が少しでも大人を信じることができたのならこのような判断は下さなかっただろう。しかし彼女は大人はおろか一部の人間以外信じることが出来ない人間不信の真っ最中。だから彼女は目の前の男がユメに何かをしたのだろう、否したと断定し制圧する判断をしてしまった。
「ユメ先輩!!お前、ユメ先輩に何をした!」
そして彼女は引き金を引いた。
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”えーと、すみません。僕の目がおかしくなかったら今目の前に弾丸が迫って来てるんですけど……、目は正常となるほど……、どぉぉぉぉすればいいんだよぉぉぉぉぉ!!!ワイもう死ぬんか?!いやだぁぁぁぁぁぁ!!……いや待てよ、俺テレポート持ち=すぐ発動すれば助かる。……よし!テレポート!”*1
ヒュン
”よし何とか避けれたな。で、ここどこ?というかなんで俺はこんなに落ち着いてるんだよ!普通命狙われたら取り乱すもんだろ!……自分が怖くなってきたわ……。”
何とかテレポートで回避し薄暗闇の見知らぬ所に来た。しかし自らの身体だけでなく精神までも変わってしまったことに恐怖を覚えた。自分が自分じゃなくなっていくような感覚がしたのだ。しかし彼にはそんなこと嘆いている余裕はない。なぜならーー
「!? 待て!」
自分を
”後ろ!?ってここ校庭かよ!”
そう、ジェイソンがテレポートした先は校庭。振り返れば先ほどまでいた保健室から明かりが漏れ出していた。そしてホシノを視界にとらえたと思った刹那、腹部にパイプのようなものを押し付けられた感覚がした。視線を落とすと先ほどまで10mほど先にいたはずのホシノがおり、腹部に彼女の
”は!?え、ちょ、さっきまで奥にいたのに、う、撃たれる!間に合え!テレポート!”
ホシノの人間離れした俊足に一瞬混乱状態に陥ったが、サラッと強化されていた動体視力により現状を素早く把握し、何とか引き金が引かれる直前にテレポートすることに成功する。今度はホシノの左15mの場所にテレポートした。
すぐにホシノを視界にとらえると、ゼロ距離で発砲したはずなのに手ごたえがなかったことに目を見開いて驚く彼女が写るがそれも一瞬だった。すぐこちらに振る向き銃口を向けてきた。
ジェイソンには決断が迫られていた。現状、話すことが出来ずそれでいて相手は全くもって冷静ではない。つまり説得することはおろかコミュニケーションをとることすらかなわないだろう。
彼が取ることが出来る選択肢は、逃げる続けるか戦うか、少なくともこの瞬間に頭に過った選択肢はこれだけだった。
”弾切れまで逃げ回る方が確実だけど切れた後の動きが読めんからな……。殴り掛かられたら結局戦うしかなくなるしな……。しかも遠距離にテレポートできんくなったし。まじでこれの仕組みが分から。いや、今は目の前のことを考えんとな!時間が長引けば長引くほどこっちの癖とかばれてテレポート対策されるかもしれんし、でもなー、うーん、戦って勝つビジョンが、というかそれ以前に子供に手を上げたくないんだよマジで。”
仮にも前世で普通の日本人として生きてきたジェイソンにとって他人に暴力をふるう、ましてや子供相手に手を挙げるなど言語道断である。殺されかけている現状でもそんなことを考えてしまうのは彼のやさしさであるのと同時に甘さでもある。死にたくはないが、子供を傷つけたくもない、だから何とかどちらも傷つかない方法を模索しようとする。しかし現実は非情である。そんな方法は存在しないのだから。まあ、それ以前に勝つことはおろか彼女に触れることが出来るかも分からないが……。決断の時は刻一刻と迫っている。いつ終わるか分からない鬼ごっこを続けるか、一筋の希望にかけて戦いを挑むか。
ダァン ダァン
しかしそんな内心を全く知らないホシノは間髪入れずに引き金を引く。銃口から放たれた無数の散弾が再びこちらを捕らえる。
”くっ、おちおち悩んでもいられない……。テレポート!”
今度は校庭の端の、椅子や机、扉などが捨てられている廃品置き場のような場所にテレポートした。
しかし目の前には先ほど避けたはずの弾丸達が目前に迫っていた。
”はあ!?さっき避けたはずだろ!なんで……”
困惑と疑問が頭を支配する。だが目の前に迫る弾丸は止まらない。
”まっず!テレポートが間に合わん!ん?これは……”
一瞬の隙が仇となり弾丸はテレポートしても間に合わない距離まで迫っていた。テレポートは万能に見えるが実は発動に少し時間が必要という弱点*2が存在する。絶体絶命、そう思った瞬間左手に何かが触れる。金属の様な感触の平べったい何か。ジェイソンは藁にも縋る思いでその物体を引き抜き自分の前に構え賭けに出た。
ガキン!!
金属同士がぶつかり合う音があたりに響く。ホシノは再び困惑する。今度こそ仕留めたと思っていたら今度は金属の塊、少し前に廃品置き場に置いた倒壊した倉庫の鋼鉄の扉を盾代わりにして防がれたのだから。ちなみにだがホシノはあくまで制圧したいのであってこの男を始末したいわけではない。彼女は現在冷静さを欠いており、目の前の大男がキヴォトス人じゃないことを忘れているのだ。
一方のジェイソンは賭けに勝ったことに安堵すると同時に決断を下した。
”た、助かったぁー。もうテレポート先が読まれ始めてるし……。これじゃあ逃げ回るのはもう無理だ。……さて俺よ、業を背負う覚悟はできたな。よし!!……ふう~~。
やってやろうじゃねえかよこの野郎!!!*3”
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”とは言ったけどさー、ここまで何もできないことある?”
あれからしばらく、ホシノと戦う覚悟を決め戦いに挑んだジェイソンだったがその実力差は天と地以上の差があった。いや、それ以前に銃持ち相手に素手で挑む時点で無謀であるといえるだろう。正確には盾代わりの鋼鉄の扉を持ってはいるが当然正規の防弾シールドじゃないので多くの回数を、しかも12ゲージ弾相手ならそう長くは持たないだろう。
そんな初期勇者もびっくりな装備でラスボスに挑んでいるわけだが、現状意外にも進展はない。何があったかといえばどっちもヒットアンドアウェイを繰り返しているのだ。片や散弾を乱射されている方へ盾を構えながら突っ込んで拳を振るい近づかれたり後ろに回られたらテレポートで避け、片や規格外の脚力で接近や裏どりをして正確な射撃で急所を狙い拳が迫れば何事もなかったかのように避けて離脱する、そんな泥沼化した戦いと呼べるかも怪しい何かが行われていた。
”盾も服もボロボロだしさー。幸い生身の方には傷一つないけど。というかこんな動き回ってるのに俺の息が全く上がらないのはなぜなーぜ?いやそれ言ったら過去おじもなんだけどさ。”
そう、片や無尽蔵な体力を持ち、片や体力という概念が存在するかすら怪しい奴。これが泥沼化の原因の一つとなっている。しかし徐々にではあるがこの戦い?も終焉に近づいていた。ホシノは多少砂埃を被った程度でそれ以外は特に問題はないが、対するジェイソンは見るからにボロボロである。もとからボロボロだった上着や仮面は弾丸がかすりまくった影響でさらにボロボロになり、唯一の生命線たる鋼鉄の扉も角が銃撃によって吹き飛んでおり中央部分にも大きな亀裂が走っている。持ってあと数発が限界だろう。
もちろんホシノもそのことは把握している。
”今までと同じ戦い方じゃ負けるのは確実。…………。うーん、少し卑怯かもしれないけど……この方法なら……!”
どうやら何か妙案を思いついたようだが、その反面雰囲気は良くない。もし見えているなら苦虫を嚙みつぶしたような顔をしていることだろう。しかしやらねばホシノは一生後悔することになってしまう。それだけは何としても避けなければならないのだ。こうしてジェイソンはまた大きな賭けに出た。
両者とも自分の得物を構える。この泥試合を終わらせるために。
”先手必勝!テレポート!”
先に動いたのはジェイソンだった。ホシノの背後にテレポートし、拳を振るう。しかし当然というべきか、その動きが読まれていたかのようにしゃがんで躱され、ノールックで腹部に銃口を突き付けられる。
”よし、予想通りだ!テレポート!”
対するジェイソンもホシノの動きを予測していたようで再びテレポートした。しかし何を血迷ったかホシノの正面すぐ近くにテレポートし、盾を構えた。
ホシノは内心予想と違う動きをされ少し驚くが対応可能な範囲だと判断し、後ろに構えたショットガンを素早く正面に構えなおし最後の砦を崩しにかかる。
”くっ、やっぱ異次元だな……この子は。だが!時間稼ぎは十分だ!この距離まで近づければ……!”
ジェイソンは盾を前方に突き出しながら再び突撃した。対するホシノはセミオートという愛銃の特性を遺憾なく発揮し盾に散弾を叩き込む。一発、一発と散弾を受け止めるたびに盾の亀裂は大きくなり、二人の距離が0.5mを切るか切らないかに差し掛かった時、遂に限界を迎えた。
ミシミシッ……バキャッ!!
大男を弾丸から守り続けた鋼鉄の扉、ここに散る。
そして中央で割れた盾の後ろから力強く握られた拳が突き出される。しかし、相手は一人で広大なアビドスの治安維持を行っている強者だ。たかが間合いをゼロ距離に詰められた程度、簡単に対応できてしまうのだ。
体の重心を後ろに移しつつ地面を蹴り、距離を取ろうと試みるが、以外にも拳の迫る勢いが強かった。そのため、勢いを殺すべく拳に照準を合わせ、引き金を引いてしまった。
グシャァ
紅い鮮血が飛び散り、肉片が宙を舞う。
「え?」
自分の頬に血が付着し、四方に飛び散る手だったものが目に入りホシノは理解した、そして思い出してしまった。己のしでかしたことの重大さを、目の前の人物が外の世界の人間であり銃弾一発で致命傷になってしまうことを。*4
か細い困惑の声とともに思考と動きが止まる。
”ごめん、ホシノ!”
同時に腹部に衝撃が走る。目を落とせばそこには大きな拳が人の弱点である鳩尾に突き刺さっていた。
ドーン!!!!
「カハッ……。」
拳をフルパワーで振りぬかれたホシノはその勢いのまま校舎まで吹き飛ばされ、壁に大きなクレーターを作り、ホシノの意識は暗転した。
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現在 アビドス高校 対策委員会教室
「とまあ、こんな感じだねー。」
さて、話せることは大体話したな。
「一体どこから突っ込んでいけばよいんですかね……。」
「突っ込みたいところからでいいんじゃないー。」
「結局のところ勝負はジェイソンさんの勝ちって認識でいいの?」
『これはあくまで俺とホシノが戦った唯一の事例というだけ勝負だとは思っていない。ましてや、ホシノにトラウマを植え付けるかもしれない行為をしてしまった。どこにも勝ちと思える要素なんてないさ。』
ほんと、惨いことしたよ……。年頃の女の子にグロシーンを見せつけちゃってさ。
「賭けっていうのはホシノがトラウマにならないかっていうことだったんだね。」
『そうだな。あれは動揺を誘うためとは言え、ひどいことしてしまったのは明確だ……。』
結果的にホシノのトラウマになることはなかったとはいえ、ほんま何を思ってあんな決断したんだよ俺。ホシノのなんとなくの性格とか知っておきながらあれは最悪の選択肢だっただろうに……。
「いやいや、元はといえば冷静さを失ってジェイソンを一方的に襲った私が悪いよ。ユメ先輩の命の恩人だったのにさ。私の思い込みで危うく命を奪うとこだっt……」
「えい!」
ぎゅっ!
「うべー」
「もう、ホシノちゃんもジェイソンさんもそこまで!過去は引きずらずに、未来に活かす!それを言ったのはジェイソンさんでしょ!」
『……そうだな。ったく、らしくないところを見せたな。すまなかった。ほかに聞きたいことはあるか?あとユメはホシノを離してやれよ。窒息しそうになってるぞ。』
ほんと、この子には何度も助けられちまって情けねえ限りだ全く。よし、気持ち切り替えてけぇ!うし、おk!みんなほかになんか質問ある?あ、あとユメさんや、ホシノが窒息しそうだから離したげて……。
「わわ!ごめんホシノちゃん!」
「ぷはっ!…………。ありがとうございます、ユメ先輩。また悪い癖が出ちゃうところでしたよ。」
「まあ、結果的にはどちらが強いかはわかりませんでしたね。」
「うーん、そんなに気になるなら今度模擬戦してみる?」
『まあ、俺は構わんが、場所を探さないとな……。』
ま?ま、まあ俺は大丈夫だけど場所とか探さないと、学校でやったらえらいことになっちゃう……。
「ま、一旦この件は置いといて何か聞きたいことはあるかな?」
「ん、聞きたいことがあるんだけどいい?」
お、何が聞きたいんだ?なんでもいいぞ!
『「いいよー(ぞ)」』
「その後にどうなったのかがすごく気になる。」
おう、続きをご所望かい?ワイはいいZOY!
「うへー、おじさんしばらく気絶してたからジェイソンにバトンタッチだねー。じゃ、よろしくー。」
よっしゃ、じゃお話をしよう。あれは、春真っ只中の真夜中のお話ーー
さてさて、何とかホシノを制圧した主人公君。しかし、盛大にやらかしてしまう。次回ホシノと和解することはできるのか!
これからですが、何話か番外編を投稿した後にアビドス編の続きを書いていく感じにしようと思います。
高評価やコメントお待ちしております!
皆さんにお聞きしたいのですが4000~5000字の短めと7000~8000字の長め、どちらの方が読みやすいですか?
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短めの方
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長めの方