TFO 〜transformer onlin〜 作:暁司令官
無限に広がる大宇宙…………
その中の惑星【セイバートロン】には『超ロボット生命体トランスフォーマー』が居た。
彼らは数百万年という長き年月の中で【サイバトロン】と【デストロン】の二つの派閥に分かれて争いを続けていた。
度重なる戦いで星の資源は枯渇し、新天地を求めた両軍は太陽系第3惑星【地球】へとやってきた。
400万年の長き眠りから覚めた両軍は再び戦端を開く。
リーダーの交代と同時の戦死、マトリクスの継承が続く中、倒されたはずの【ユニクロン】の復活により宇宙は滅亡の危機に瀕していた。
何処かの宇宙
「もう駄目だ!ユニクロンが復活する!」
一同の視線は目の前で使徒達が集合、ユニクロンの肉体を徐々に形成しつつあった。
「まだだ…まだ我々は負けていない!」
彼は胸部のパーツを開いて銀色に輝く物体を取り出した。
「このシルバーマトリクスを使えば…」
「ですが司令官、奴はマトリクスに対する抗体を……」
「そうだ。だからこそ君の持つそのゾディアックと彼の勇気を一つにするんだ!」
「そうか!叡智の結晶と宇宙創造のエネルギーを融合すれば!」
「どうなるか分からんが、今はそれに賭けるしかない…」
3人の戦士はユニクロンと対峙し、互いのエネルギーを集めて勝負をつけようとしていた。
「ゾーンモードアタック‼︎」
「ビッグバンキャノン!シュート‼︎」
「プラネタリー!インパルスソードッ‼︎」
3人の一撃が直撃し、一瞬耐えたかに見えたが光線と斬撃はユニクロンを貫通。そして次の瞬間には宇宙をも飲み込むような閃光と爆発が辺りを包みこんでいった。
「…またあの夢……か」
ベッドの上で目を覚ました少年はポツリと呟いた。
物心ついた時から度々夢に見る
何処か現実味があり、単なる夢ではないのではないかと思い始めていた。
時々剣を持ったロボットが自分の前に現れては剣の事を教えてくれるが、それが今のソードスキルの発見やここで生き残る術に繋がっていた。
ふと横に視線を向けると腕の中で小さな寝息を立てて眠る栗色の彼女の頬を優しく撫でる。
少女はそれで目を覚ますとゆっくり視線を上げ、少年の名前を呟いた。
「あ…おはよ、キリト君」
「おはよう。アスナ」
ここは現実ではない。
【VRMMO RPG:Sword Art Online】
そこに浮かぶ浮遊城アインクラッド第22層にある湖畔の小さなログハウス。
2人が目覚めたこの世界はゲーム……であってゲームでない。
デスゲームの世界であった。
しかしこの瞬間だけはそれを忘れさせるような静かな朝の日常。
キリトとアスナ……それを誰からも認識されない半透明の姿をした