女子力の低いアストレア・ファミリア&転生ラディッツ   作:色々残念

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思い付いたんで更新します


女神であっても女子力は低い

ヘグニのせいで俺は、腐ったかけ算が大好きな女神達から熱視線を向けられるようになり、女神達は「ラディヘグ、それはアリだ」と言いながら俺を見ていた。

 

「アストレア・ファミリアの面々と浮わついた話がなかったのは、やっぱり」

 

「疑惑が確信に変わったわ!」

 

「そうかそうか、つまりきみはそんなやつなんだな」

 

などと言っていた女神達は鼻息荒く此方を観察している。

 

「ラディッツは攻め、間違いない」

 

「ヘグニはヘタレ受けね。魔法使ったら強気受けよ」

 

「妄想が捗るぅ!高まるぅ!」

 

「素ん晴らしいわね、下界に降りてきて良かった!」

 

おおはしゃぎしている女神達からの凄まじい熱視線を避ける為に、移動していた俺に「ラディッツ、ちょっと頼みたいことが」と言いながら近寄ってきたヘグニへと「オラァッ!」と手加減したパンチを叩き込んだ。

 

結構理由がある俺の暴力がヘグニへと打ち込まれて、地面に倒れたヘグニ。

 

「いや、何で殴られたのおれ」

 

突然の暴力に戸惑って、殴られた頬を押さえていたヘグニは、殴られた理由が解っていない。

 

「ヘグニが口からでまかせ言ったせいで、俺とヘグニが付き合ってるという噂がメチャクチャ広まったからだが、自覚がないならもう1発ぶん殴っとくか?」

 

「ああっ、アレか!ごめんっ!ディース姉妹をどうにかしようと思っただけで、悪気はなかったんだよ!」

 

「悪気はなくても、ノリノリだっただろお前」

 

「ちょっと楽しくなっていたことは否定できない」

 

「正直もう何発かぶん殴っても許されそうだが、俺は優しいから1発で許してやろう。で、頼みたいことってのは?」

 

「フレイヤ様が最近料理にハマってるんだけど、作る料理の味がね」

 

「不味いのか」

 

「うん、メチャクチャ不味い。不味過ぎて食べたフレイヤ・ファミリアの眷族達が倒れるんだよ」

 

深刻そうな顔で言うヘグニの顔は、女神フレイヤの料理の味を思い出しているのか、青ざめていた。

 

「女神フレイヤを崇拝するのをやめろとは言わないが、料理作るの止めてくださいって言う奴は居ないのか?」

 

「うちのファミリアだと無理じゃないかな。だからラディッツには、フレイヤ様の料理の腕を改善できるか頼みたいんだ」

 

真剣に頼んできたヘグニは、女神フレイヤの飯マズを改善させたいと思っているのだろう。

 

女神フレイヤの完全なイエスマンではなくなったヘグニは、俺という友人を頼ることを覚えてからは、あまり遠慮することはない。

 

「上手くいくかは解らんが、試しにやってみるか。何も試さずに無理って言うのは良くないしな」

 

そう言ってヘグニからの頼みを引き受けた俺は、ヘグニに案内されてフレイヤ・ファミリアのホームへと向かい、女神フレイヤと対面した。

 

それから、女神フレイヤの料理の腕を改善させる為の修行の日々が始まり、アストレア・ファミリアの家事を終わらせてから、フレイヤ・ファミリアのホームへと移動し、女神フレイヤと一緒に料理を作って試食を繰り返す。

 

不味いものは不味いと素直に言いながら、何処が悪かったのかを指摘していき、なんとか女神フレイヤの料理の腕を改善させていこうと頑張った俺。

 

女子力が低いのはアストレア・ファミリアの専売特許じゃねぇぜ、って感じだった女神フレイヤの女子力は間違いなく低い。

 

女子力マイナス53万と言われても、違和感がないほどな女神フレイヤは、料理の腕が壊滅的だ。

 

そんな女神フレイヤのことを諦めずに、根気よく料理の作り方を教えていった毎日。

 

オレダークマターコンゴトモヨロシクとでも言い出しそうな女神フレイヤの料理を食べていき、悪いところを教えていく俺は、アストレア・ファミリアの面々が作った不味い料理を食べ慣れていたからこそ、女神フレイヤの壊滅的な料理もなんとか食べることができていた。

 

女神フレイヤの料理を全部食べても卒倒しない俺を見ていたフレイヤ・ファミリアの面々からは、救世主を見るような目で見られたりもしたが、そこまで嫌なら女神フレイヤに料理しないでくださいと頼めよ、と思わなくもない。

 

アストレア・ファミリアで家事を行ってから、飯マズな女神フレイヤの料理の腕を改善させる為に、女神フレイヤと一緒に料理をしていった俺の努力は、少しは報われたようで、なんとか普通に食べられる料理を作れるようになった女神フレイヤ。

 

その後、自分でもちゃんと味見をして、余計なものは入れないようにし、アレンジしたい時は、料理が作れる眷族や俺に聞いてからアレンジすることを女神フレイヤに約束させることに成功した。

 

これでヘグニからの頼み事を解決することができたと言えるだろう。

 

女神フレイヤの料理の腕がなんとか改善されたことで、友人のヘグニから物凄く感謝されたことは確かだ。

 

これで女神フレイヤの料理で卒倒するような存在が出るようなことは、ない筈だな。

 

今回の謝礼としてヘグニからヴァリスを渡される時に、何故か無言で他のフレイヤ・ファミリアの幹部達からも渡されて上乗せされた報酬は、かなりの額となった。

 

まあ、貰えるものは貰っておくとしよう。




冒頭の女神達に画力があったら、とんでもないことになってました
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