ベルは死神の鎌を取り出しアミッドを襲うゴブリン達を斬り殺す。しかし数が多く倒しても倒しても次々湧いてくる。
(大軍に当たったのか、確かにそれなら職がないプレイヤーは逃げるしかない。折角だしスキルを使ってみるか)
「
先頭に立っていたゴブリンの頭上に瞳の様なマークが浮かぶとその下体力ゲージが浮かぶ。ベルはそのゴブリンの首を跳ねると体力ゲージが0になり息絶える。
(
| ホブゴブリンを倒しました |
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2時間後
| 現在のキル数 256/100 |
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| 虐殺のルーンの効果で全能力値が100%アップします |
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| 経験値3倍アップバフが適応されます |
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| レベルアップしました |
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| レベルが16になりました |
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(やっぱり何匹殺してもホブゴブリン程度だとここが限界だな)
「大丈夫?」
「はい、助けて頂きありがとうございました」
「こんな所で何してたんだ?死ぬぞ?」
「こちらの世界の植物を調べていました。ポーションの材料や薬草になりそうな物は無いかと思って、残念ながらそういった植物は見つかりませんでしたが」
「取り敢えずここまでだ、もう時間もない」
アイズとアミッドが時間を確認すると2時間59分50秒経っていた、そのまま10秒待っていると3人を光の幕が包む
| 投票時間になりました |
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| 区域内のプレイヤーをスタート地点に呼び戻します |
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そんなウィンドウと共にベル達の姿が消える。
スタート地点に戻されたベル達の前に広がっているのは無数の死体と1人の血塗れのプレイヤーだった。
事の発端は2時間前、誰が区域代表になるか揉めに揉めた。その中で1人が取り敢えず自薦無しで5人に絞ろうと提案しベル、アイズ、シャクティと3人まで絞り込めたがそこに待ったをかけた男がいた。グランと名乗ったその男は自身が区域代表になると言い張りその力を誇示する為手当たり次第に殺し始めた。
内心グランは区域代表などどうでも良く自身よりランキングで上にいる3人を妬んだだけだったが他のプレイヤーは恐怖で完全に縮み上がっていた。
そんなタイミングで投票時間となりベルはその光景を冷たい目で見ていた。
(グラン・ウーティス、【イケロス・ファミリア】の実質的な副団長。殺しに躊躇いがなく傍若無人だから4位だった男。コイツは危険だから消しておきたいが、今じゃない)
「おい、ベル・クラネルどこ行ってたんだよ探したじゃねぇか」
グランはそう言うと親しげにベルに近付く
「探した?僕を?」
「単刀直入に言う、俺の子分になれ」
「子分?僕が?お前の?」
「ああ、逆らえば命はねぇ」
「フッ、笑わせるな。けど殺るって言うなら遠慮はしない」
ベルはそう言うと死神の鎌を取り出しその刃をグランに向ける。グランはしまったと顔面蒼白になるがそこに天使が現れる。
「運の良い奴だ。次から人に喧嘩を売る時は相手を良く見て選ぶんだな」
ベルはそう言うとその場を去り再び天使に注目が集まった。
『それじゃあこれから投票を始めるわよ?』
| ただいまより区域代表を選出する投票を始めます |
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| 投票は1人につき1票 |
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| 票が最も多いプレイヤーをこの区域の代表とします |
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| それでは区域代表に相応しいプレイヤーに視線をやり心の中で投票と唱えて下さい |
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| 制限時間5分以内に投票出来なかったプレイヤーは失格となり消滅します |
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「おい!!そこのお前!!今違う奴を見てただろ!!お前も!!お前もだ!!俺に投票しなかった奴はぶっ殺すぞ!!」
(はぁ、まぁ今回も無事あいつが区域代表になりそうで良かった。計画通りだ)
5分後
『投票終了よ。時間内に投票しなかった愚か者は居ないみたいね。それじゃあ開票しましょう』
天使がそう言い手を叩くと投票結果が表示される。
| 1位 グラン・ウーティス 2417票 2位 ベル・クラネル 2077票 3位 アーディ・ヴェルマ 249票 4位 アイズ・ヴァレンシュタイン 6票 5位 アミッド・テアサナーレ 5票 |
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『この区域の代表はグランね。事前に説明した通りグランに統率権を与えるわね』
「ハッハー!!見たかベル・クラネル!!今すぐ自害しやがれ!!」
統率権を手に入れた途端グランはそう宣言するがベルは微動だにしない。
「は?何だよ!!どうなってやがる!!おい天使!!さっさと統率権よこしやがれ!!」
『あらあら既に統率権なら貴方が持ってるわよ?ちゃんと確認しなさいお馬鹿さん』
「ああ!?」
| 臨時スキル 統率権 効果:プレイヤーに命令を下し服従させる事が出来る 尚命令されたプレイヤーは抵抗出来ない 仕様回数:10回(9/10) 1度服従させたプレイヤーには効果が無い 職業を持つプレイヤーには効果が無い |
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「あ…………か…………職業持ち?」
『取り敢えず皆帰りたいでしょうけどまだよ。このラウンドには隠しサブクエストがあったの』
「隠しサブクエスト?」
「そんなのあったんだ…………」
『Lv10になれば表示される様になっているのだけど、貴方達はレベルが低いから表示されなかったのね』
「ベル知ってた?」
「まぁ、Lv10になったら表示されたし。貴方は表示されなかったのか?」
「まだLv9…………」
「そうか」
『因みにこのクエストをクリア出来たのは全区域でたったの8万人、この区域にも1人いるわね。それじゃあサブクエストの結果を表示するわ』
| 全区域 1位 ベル・クラネル(Lv16死神)00:39:42 2位 オッタル(Lv10 3位 ナァーザ・エリスイス(Lv10バッファー)02:37:17 この区域 ESKS45-5 1位 ベル・クラネル(Lv16死神)00:39:42 2位 無し 3位 無し |
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『1位はまたしてもベル・クラネル…………全区域でも1位ね!!お祝いをあげないと』
| おめでとうございます。貴方はこの区域で1位です |
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| おめでとうございます。貴方は全区画1位です |
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| 区域内1位報酬下級レア鎧選択チケットを手に入れました |
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| 全区画1位報酬【特別報酬選択ボックス】を手に入れました |
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『それじゃあ元の世界に戻してあげる。また第3ラウンドで会いましょう』
天使がそう言い指を鳴らすと生き残った者達は元の世界で目を覚ました。