カンストプレイヤーベル・クラネル最後の回帰   作:寝心地

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第14話

「断る」

 

グランの言葉が広がりやがて数秒で沈黙は嘲笑に変わる。

 

「そうか、なら仕方無い。さっきの提案は忘れてくれ」

 

ベルはそう言うと死神の鎌を持ち集団から離れる。

 

間もなく第1波が押し寄せます。

 

モンスターから宝を守り抜いて下さい

 

30分後第1波が残っていても第2波が押し寄せます

 

(何処行くんだろう?)

 

間もなく第1波が来るとアナウンスが流れているにも関わらず扉から離れていくベルを見たアイズはこっそりとその後を追う。

 

ウィンドウが現れ壁の扉が開く。現れたのは文字通り波の様な数のゴブリン

 

第1波

 

プレイヤー4900人対

 

弱体化したゴブリン9800匹

 

このラウンドのモンスターは通常の3分の1程の力しかありません

 

健闘を祈ります

 

アイズがベルの姿を見付けた時、扉が解放されゴブリン達がベルに襲い掛かっていた。

 

(あの数は危ない!!助けなきゃ!!)

 

アイズも第1ラウンドの報酬で貰った剣を取り出し駆け出すがアイズの助けが入るより速くベルは扉を抜けたゴブリン達を狩り尽くす。

 

「え?」

 

「ん?」

 

新たに入ってこようとするゴブリン達の首を跳ねながらアイズの声に反応したベルはアイズを見る。

 

「……………………何してる?」

 

「えっと、助けた方が良いかと思って…………」

 

「此方の心配はいらない。助けるなら向こうだ」

 

「………………………………貴方はどうしてそんなに強いの?」

 

「話を聞いていなかったのか?助けるなら向こうを助けに行け」

 

「…………………………………………」

 

アイズは話を聞いてもらえないと判断し宝のある中央へ戻る。

 

(アイズ・ヴァレンシュタイン、逆行のルーンを手に入れる更に前、僕をミノタウロスから助けてくれた人、その姿に恋心すら抱き超えたいと思ったがこのデスゲームで思い知らされた。そんな想いは何の役にも立たないと。彼女の力を持ってしても僕の知識が無ければ第10ラウンドを超えるのでやっとで僕が幾ら手を差し伸べても第15ラウンドを超える事は無かった)

 

考えに耽る間にもベルはゴブリンを殺し続けた。

 

第1波から宝を守り抜きました

 

生存者3933人

死者967人

 

生存者全員に報酬500Gが支給されます

 

(死者が967人か、かなりの数だが、奴は無事だろうな?)

 

ベルは集団を見回し・ウーティスがいるのを見つける

 

(いた、命令権を使いプレイヤーに自分を守らせている様だがこのラウンドでは生き残れないだろうな)

 

第2波

 

プレイヤー3933人対

 

弱体化したゴブリン及びホブゴブリン7866匹

 

このラウンドのモンスターは3分の1程の力しかありません

 

健闘を祈ります

 

更に難易度が上がってもベルは変わらず門の1つを守り抜き経験値とゴールドを稼いでいく

 

レベルが20になりました

 

クラスが見習いからレギュラーに上がりました

 

組み合わせ機能が解放されました

 

ランクアップにより死の刻印スキルが強化されます

 

死の刻印スキルの追加ダメージが100%→120%にアップします

 

死神専用スキル【死の夜(ナイト・オブ・デス)】を身に着けました

 

死の夜(ナイト・オブ・デス)

効果:半径500mを闇で覆い夜をもたらす

 

次のスキルはレベル40で身に付けられます

 

(来た、【死の夜(ナイト・オブ・デス)】は夜になると強さが増す死神のルーンと相性が良い)

 

「ギエエエエエエエエエエ!!」

 

仲間の死体に足止めを食らっていたゴブリンとホブゴブリン達が奇声を上げ襲って来るのをベルはニヤリと笑い見る。

 

「丁度良かった。スキルの確認に付き合ってもらうぞ。【死の夜(ナイト・オブ・デス)】」

 

その瞬間、ゴブリン達の世界は闇に包まれた。

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