ディーラーの首が落ち血が噴き出しテーブルを汚す。
| 別人になりすまし殺人を犯しました |
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| 条件を満たしました |
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| この場所に隠された隠しルーン【分身のルーン】を手に入れました |
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| ルーンが自動で刻まれます |
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(そう、僕がわざわざ変装し名前を偽って潜り込んだのはこれが理由。分身のルーンは別人になりすまし殺人を犯す必要がある。テリーもそこはクリアしていたが殺人は店の人間に任せていた為入手出来なかった。何もしなければ彼女達が起こす騒動のどさくさに紛れ奴が手に入れそのまま逃亡される所だった)
「キャアアアアアアアアアアアアア!?」
「な、コイツ!!」
「衛兵は何をしてるこいつを縛りあげろ!!」
「ばかめ」
迫り来る衛兵をベルは死神の鎌で斬り飛ばしそのまま近くにあった水の入ったコップを頭から被り変装を解く、髪を黒く染めていた染料が落ち本来の白い髪と瞳が姿を現すとテリーとその共犯者達の顔が青くなっていく
「白髪赤目の鎌使い…………」
「べ、ベル・クラネルだ…………」
「全区画1位…………」
ベルは鎌についた血を払い貴賓室の人間を威圧する。
「お、お助けください!!私はコイツに脅されてただけなんです!!」
「なっ!?貴様!!」
「私も!!」
「私もです!!」
次々に共犯者に見放されるテリーにベルは思わず笑ってしまう。
「助かりたかったら1つ条件を飲め、持ってるアイテム全部見せろ」
ベルがそう言うと共犯者達は次々と自身のアイテムを広げて行きベルはそれを見回す。
(ザコアイテムでもこれだけ揃うと壮観だな。おっ、良いの発見)
ベルはそれぞれが持っていた
「クラネルさん、それはあまり褒められた行動じゃないと思います」
「生き残る為には何でもしないと、次のラウンドは特に」
「そうですね………………………………ん?」
リューは言葉の最後に何かとんでもない事を聞いた気がして思わず尋ね返す。
「クラネルさん、私の聞き間違いでなければ貴方は今次のラウンドの情報を知っていると言う様な言い方をした気がしましたが…………」
「ええ、知ってますよ。次のラウンド」
その言葉に当然貴賓室内がざわめく。
「けどその前に」
ベルはそう言うとテリーに鎌を向ける。
「お前が拐った女の人を解放しろ」
「な、何の事だか…………」
(冗談じゃない、こんなクソガキに私のコレクションを奪われてたまるか)
「冗談じゃない、こんなクソガキに私のコレクションを奪われてたまるか、か」
「っ!!」
「ならば死ね」
「ま、待て!!」
しかしその言葉はベルに届くこと無くテリーの首が飛んだ。
「お前達もこうなりたくなければせいぜい真っ当なカジノ運営をするんだな」
「その必要は無いでしょう、クラネルさん」
振り返ると変装の為に付けていた眼帯を外し周りには逃げ出そうとしたのか何人か倒れていた。同時に部屋の中に突入する者達【ガネーシャ・ファミリア】が現れベルは鎌をインベントリに仕舞うとリューとシルを連れこっそり裏口から外に出た。
「これで美しい女性が攫われ借金の形にされる理由も無くなったでしょう」
「ええ、クラネルさん、本当に今回はありがとうございました」
「とっても楽しかったですね♪でも、どうして【ガネーシャ・ファミリア】の方達は私達に気付かなかったんでしょう?」
「現場と僕の姿に夢中だったからでしょうね」
「ベルさんの?」
「ええ」
分身のルーン 効果:「分身生成」と唱えると分身を1つ生成する。 使い手は10秒間透明になる事が出来る 分身は使い手と繋がっているため自由に操る事が出来る ただし攻撃を加えたりスキルやインベントリを使う事は出来ない クールタイム10分 |
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(あの時リューさん達と逃げる前分身を残し逃げる時も2人の後ろを歩いていたから2人が透明になった事に気付く事もない。分身は【ガネーシャ・ファミリア】に顔がバレない様に消したから僕だって事を証明する証拠も無い、奴らの狂言だと思われる筈だ)
「それじゃあ僕はこの辺で」
「待って下さいクラネルさん、出来れば次のラウンドの情報というのを教えて頂きたいのですが」
「ああ、お二人にはお話しましょうか」
ベルはそう言って2人に第5ラウンドの情報を渡した。