第5ラウンド翌日、ベルは昼食を取り終え組み合わせ機能を開いていた。
(良し、そろそろユニークアイテムを作ってみるか、メインの素材は死神の鎌、そこに第5ラウンドで手に入れたオークの心臓・神秘的な木製のトーテム・錆びた矢じりにハイオークの牙、このまま組み合わせれば僕のレベルにあったエピック装備になるけど、僕には天罰の執行人から手に入れた黒金剛石がある。これを組み合わせれば)
死神の鎌+オークの心臓+神秘的な木製のトーテム+錆びた矢じり+ハイオークの牙+黒金剛石
| 組み合わせ成功 |
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種類:武器 クラス:ユニーク 攻撃力300 効果:全能力値+10・スキルダメージ+10% 耐久値:3000/3000 使用条件:エキスパート以上 説明:死神が愛用していたとされる巨大な鎌 常に死の影がつきまとう |
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(やっと死神の鎌を卒業出来たぞ、後は有り余るゴールドで共通スキルを買ってしまおう【ショップ】)
ベルはそう考えショップを開く。
(まずはミニマップの様に周辺を可視化出来る【周辺探索】そして超人的な動体視力を得られる【動体視力強化】と抵抗力を15%引き上げてくれる【基礎抵抗力】にスキルの命中率を20%上げてくれる【器用な手先】これで共通スキルは全部手に入れられたぞ。それでも14万ゴールド残ってるが欲しいアイテムが出るまで使う理由もないし取っておこう)
大きく伸びをし周りを見回すと周囲は誰も居ない。
「神様…………無茶しないで下さいよ?」
一面白に包まれた場所に円机と椅子がズラリと並ぶ空間、その椅子の1つにヘスティアは座り頬杖を付いていた。
現在行われているのは【神会】本来は3ヶ月に1度行われる神の集いだが例のデスゲームの事件でオラリオ中がドタバタしていた為今日まで引き伸ばされたが本日開催する事になった。
「それじゃあ次の議題は、例のデスゲームについて。何か新しく分かったことがある奴は挙手してくれや」
司会を務めるロキがそう言うが誰も手を挙げない、現在デスゲームについて分かっている事は天使達が公の場と各ラウンドで言った事のみで神々も手を付けられない状況だった。
「ハイハ〜イ!!俺ん所は第5ラウンドで区域1位取った奴が出たぜ!!」
「んな情報何の役に立つんだよ!!」
「大体区域1位なんてあんまり珍しく無いじゃん」
ワイワイと神々が賑わう中ヘスティアの隣に座っていた神がヘスティアに耳打ちする
「ちょっと、アンタの子にも関わる話なのに真面目に聞かなくて良いの?」
「ヘファイストス、ちゃんと聞くだけ無駄ってもんだろ?ちゃんと真面目な話になったら聞くよ。はぁ、僕にも何かベル君の役に立つ事が出来れば良いんだけどなぁ〜」
「神の恩恵はあの生意気な天使達に封印されてるらしいし、使えるのはデスゲームのステータスと装備類だけ、私達は完全に蚊帳の外って感じよね」
「あ、そう言えばヘファイストスに一応言っておく事があった」
「何よ?お金なら貸さないわよ?ってアンタバベルに本拠構えられる位お金あるんだっけ?」
「うんまぁね〜。それで何だけどベル君が今度君の子に用事があるから会わせてほしいって」
「???それは良いけど名前は?」
「えっと…………ヴェ……ヴェ……ヴェルフ!!!!ヴェルフ・クロッゾ君だ!!」
「………………………………はぁ!?」
こうして神々の知らぬ間にベルはヘスティアを通しヴェルフ・クロッゾと会う許可を取り付けた。