クエストをクリアする為移動する一行、その中でベル以外の4人は能力値を確認していた。
「凄い………………レベルが20から34になりました」
「私もです」
「…………私も」
「私は21から35になった」
(全員14もアップしたのか、まぁ、かく言う僕もLv40から54になった。魔石19個にノーマル装備も9個、その他諸々にゴッドクラスのアイテムの材料まで)
艷やかな馬の尾 種類:所持品 説明:名前そのまま光沢のある艶やかな馬の尾 かすかに魔力を感じられる |
|---|
「ゴールドも凄い事になってます。一体何に使ったら…………」
「ショップで共通スキルを買った方が良い。【動体視力強化】【気配察知】【基礎抵抗力】は必須だ。本日のアイテムのコーナーに使えそうな物があったらそれも買うと良い」
「えっと…………」
「買い物は後だ。ボスを倒しに行くぞ」
ベルはそう言うと【追跡】でマークしたミノタウロスの元へ向かう。
ミノタウロスの元に辿り着くと何組かのパーティーがミノタウロスを前に作戦会議を開いていた。
「ベル・クラネル!!丁度良かった、我々のパーティーと協力しませんか!?」
「悪いけど貢献度を分けるつもりはない」
ベルはそう言うと話し掛けてきたプレイヤーを押し退け前に出る。その姿に他のプレイヤーも怖じ気付きベルに道を開ける。
ベルがミノタウロスに近付くとミノタウロスもベルに気付きその鈍足を懸命に動かし近付いてくる、その様子をベルは見ながらゆっくりと構えを取る。
その構えをみながらその場にいる全プレイヤーがベルに注目する。
(強さは見せ付けなければいけないけどまだ目に見えるスキルを見せる訳にはいかない。システムが測定を開始するのは敵が射程圏内に入った瞬間から、後3秒……2秒……1秒……今!!)
「
瞬間、周りは夜に包まれミノタウロスの足も自然と止まる。
「
同時にベルのスキルが発動しミノタウロスの首を一撃で跳ね飛ばした。
| ミノタウロスを倒しました |
|---|
| 牛革を手に入れました |
|---|
| レシピ【ミノタウロスの鎧】を手に入れました |
|---|
牛革 種類:所持品 説明:上等な牛革 丈夫な為防具作りにもってこい |
|---|
レシピ【ミノタウロスの鎧】 種類:消耗品 説明:ユニークアイテムであるミノタウロスの鎧を作るための6つの組み合わせが書いてある 使用前にメモを用意した方が良さそうだ |
|---|
(牛革とレシピか、後で高値で売れそうだ)
同時にベルの周りに光の膜が現れ幾分かして天使が現れた。
『ボス101体は倒せたかしら?では、脱落者にはさっさと消えてもらいましょう。クズは消えな』
天使がそう言うとクリア出来なかったプレイヤーの姿が消える。
『では、結果を発表しましょうか』
第6ラウンド結果発表 全区域 1位 ベル・クラネル 他4名 00:00:01 2位 オッタル 他4名 00:03:51 3位 フィン・ディムナ 他4名 00:04:59 この区域 C-ESKS007 1位 ベル・クラネル 他4名 00:00:01 2位 リヴェリア・リヨス・アールヴ 他4名 00:05:12 3位 シャクティ・ヴェルマ 他4名 00:06:18 |
|---|
「待て待て!!何でベル・クラネルが1位何だよ!?」
「そうよ!!制限時間ギリギリで倒したのに!!」
順位を確認したプレイヤー、その中でも最初にクリアしたプレイヤーから不満の声が上がるが天使はその様を嘲笑う。
『馬鹿ね、誰も早い者順なんて言ってないでしょ?順位の判定は見ての通りボスを倒すのに掛かった時間よ』
「時間?」
「あ、だから私達最下位なのか………………」
『逆にたかだか牛を倒すだけで11分もかかるの?人間って本当に情けない連中ね。それに比べベル・クラネルの記録は1分ね、まぁ、ベル・クラネルなら当然だけど』
「あの、天使さん、1分じゃないです」
天使の言葉にプレイヤーの1人がそう言い天使は記録を確認し直す。
『1秒?1秒ですって?』
天使はその結果に唖然とするが直ぐ様持ち直し言い訳の様にミノタウロスの弱さを語った後生き残ったプレイヤー達は元の世界へ返された。