カンストプレイヤーベル・クラネル最後の回帰   作:寝心地

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第42話

「諸君!!宴は楽しんでくれているか?あんな事の最中なのに宴とは何事かと思う者もいるだろう。しかし!!いや、だからこそ私は子供達と宴を楽しみ異世界で勇敢に戦った子供達を讃え弔いたい!!引き続き宴を楽しみ今日は英気を養ってくれ!!」

 

アポロンが壇上に上がりそう言うと再び音楽が流れ始める。

 

「へぇ、アポロンにしてはまともな事言うじゃないか」

 

アポロンの演説を聞いていたヘスティアはそんな事を呟く。

 

「ま、良いか。アポロンも子供達が居なくなって寂しいんだろう」

 

「そうですね」

 

ベルはヘスティアの言葉にそう返すと何やらヘスティアがソワソワしているのに気付く。周りを見れば流れる音楽に合わせて踊る神や人が何人かいた。それに気付いたベルはヘスティアの前で膝を付き手を差し出す。

 

「僕と踊っていただけますか?女神様」

 

「……………………喜んで」

 

ヘスティアがその手を取るとベルは立ち上がり2人は音楽に合わせて踊る。

 

「フフ、まさかベル君から誘ってくれるなんて思わなかったよ」

 

「僕の方こそ、神様がこういう催しに興味があるとは知りませんでした」

 

「まぁ僕も神だからね、そりゃあ祭りや宴何かには興味あるさ、ちょっとだけど」

 

そんな会話をしながら音楽が終わると同時に踊りを止めヘスティアはヘファイストスの元へ向かいベルは1人適当につまみを食べながら酒を飲んでいた。

 

「あの…………」

 

そこに声が掛かりそちらを見るとそこにはドレスを着たアイズが立っていた。

 

「何か?」

 

「前のラウンドのお礼を言おうと思って。その、ありがとう」

 

「どういたしまして、僕としても必要な物が手に入ったので気にしないで良いですよ」

 

ベルがそう言うとアイズは頷き底から会話は無くなる。

 

「お〜い、アイズた〜ん何してる〜ん?」

 

そこにアイズの主神ロキが現れアイズに抱き着く、アイズはうっとおしそうにロキを引き剥がすとロキはベルに目を向ける。

 

「自分がベル・クラネルか全ラウンド1位とはまたゴッツい奴やな、ぶっちゃけどうやってなったん?教えてや」

 

「最初に凄く良いルーンを貰ったとだけ言っておきます」

 

「何や、詳しい事は全部秘密かいな、まぁ、それが普通か」

 

その時、再びアポロンが壇上に上がり演説を始める。

 

「諸君!!宴は楽しんでくれているか?今回諸君に宴とは別にもう1つ、特別な催しを用意した、是非見ていってくれ」

 

アポロンはそう言うと壇上を降りヘスティアの元へ歩み寄る。

 

「やぁヘスティア、久しぶりだな」

 

「本当にね」

 

「今回、君の所の眷属のせいでうちの眷属数人が怪我をし1人が天界へ旅立った。その責任を取ってもらいたい」

 

「それは君の眷属がベル君を襲ったから返り討ちにしただけ、謂わば正当防衛だ」

 

「どう言っても謝らないつもりか?」

 

「くどいぞアポロン、全てはベル君に挑んだ君の眷属の自己責任だ」

 

「良いだろう。ならばヘスティア、君に【戦争遊戯】を申し込む!!」

 

アポロンの1言に会場中の神が湧きその様子をベルはニヤリと笑い見ていた。

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