カンストプレイヤーベル・クラネル最後の回帰   作:寝心地

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第43話

「や、やりやがった〜!!」

 

「アポロンマジ草でも超見てぇwww」

 

「それな!!」

 

アポロンの宣言に他の神々は大いに盛り上がる。

 

「なっ!?アポロン、君とうとうおかしくなったのか!?」

 

ヘスティアはその宣言にアポロンの正気を疑う。

 

「いいや、私は至って正気だヘスティア、私が勝てばベル・クラネルを戴く、代わりに君が勝てば私に出来る事を全て叶えよう」

 

「…………………最後の警告だ、止めておけ」

 

勝利条件を伝えてくるアポロンにヘスティアは冷静にそう返す。

 

「フン、ランキング1位だか何だか知らないがその程度でこの私が退くと思うなよ?」

 

「ッ!アポ……」

 

ヘスティアがアポロンに何かを言い欠けた時、その肩にベルが手を置きヘスティアの前に出る。

 

「アポロン様、その【戦争遊戯】受けましょう。その代わり幾つか条件を付けさせて下さい」

 

「言ってみたまえ」

 

「1つ、ルールは攻城戦、そちらが守りで此方は攻め。

2つ、僕が勝った場合、貴方のファミリア所属のプレイヤーの持ち物の中で僕が欲しい物を全て譲る事。

3つ、【戦争遊戯】中にいかなる事態が起こってもその原因となった相手に責任を追及しない事。

以上です」

 

ベルの言葉に腕を組み暫く考えたアポロンだったが結局その全てを了承し代わりに「どちらも他のファミリアからの増援・援軍を認める」を付け加える事をベルは了承した。

 

「もう!!何で勝手に決めちゃうんだよ!!」

 

「大丈夫、勝ちますから」

 

【神の宴】の帰り道、ヘスティアはツインテールをウニョウニョさせ怒るがベルはそれを平然と流しそう言う。

 

後日、緊急の【神会】が開催され【戦争遊戯】の詳しいルールが決定された。

 

ルールはベルの要求通り攻城戦、【アポロン・ファミリア】が守りで【ヘスティア・ファミリア】が攻め。

 

期間は3日間、援軍は共にあり・上限無し。

 

勝敗はどちらかの大将が倒されるか戦闘員が全員居なくなる事。

 

参加条件はプレイヤー或いは神の恩恵を持つ事。

 

両者は今すぐにでも始めて構わないと言ったが、場所を確保する【ガネーシャ・ファミリア】から攻城戦の舞台にする城から盗賊を追い出す時間をくれと言われ諸々の準備の為に開始は1週間後と言う事になった。

 

それから数日後 【ヘファイストス・ファミリア】本拠

 

「噂じゃ【アポロン・ファミリア】は色んなファミリアから援軍を呼んでるみたい。貴女の眷属は?」

 

ヘファイストスは遊びに来たヘスティアに尋ねる。ヘスティアは本から顔を上げヘファイストスの顔を見ると直ぐに目を逸らす。

 

「ちょっと、何で目を逸らすのよ……………………まさか」

 

「……………………1人も声かける気無いみたい」

 

ヘスティアの言葉にヘファイストスは唖然を通り越して呆然とするばかりだった。

 


 

一方ベルはヴェルフの元を訪れ再び永眠の珠の耐久値を回復させてもらっていた。

 

「ほらよ」

 

「ありがとうございます」

 

「それで本当に手助けは必要ないのか?」

 

「うん、何人来ようが僕には勝てないよ」

 

自信満々にそう言うベルにヴェルフは唖然とした後突然大笑いする。

 

「ハッハッハッハッハッハッ!!そんだけ自信があるなら確かに俺は必要ねぇな、頑張れよ」

 

「はい、ありがとうございます」

 

ベルは軽く挨拶しヘスティアと共に本拠に帰った。

 

そうして【戦争遊戯】当日を迎えた。

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